前回のコラムでは、新築の家賃設定に関するジレンマについて書きました。今回は、「 設備と仕様 」のジレンマについて書くことにします。
入居者がどんな層であっても、借りる部屋に最新で最高級の設備があれば、文句を言う人は居ません。しかし、だからと言って最新最高の設備を揃えれば建築費は上がり、投資としては採算性が悪くなります。
そこで判断の基準となるのが、どの入居者をターゲットにするか、ということです。建築するエリアにどんな客層が多いのかを見極めながら、仕様を選び決めていくことになります。
建設するエリアに高級仕様のニーズがあるのにあまり供給されていないならば、ニッチがあるのですから、そこにはビジネスチャンスがあるととらえます。
ハイグレードな設備を導入して高家賃帯を狙うのか、逆に設備費を下げて低家賃で設定するのかの判断を間違えると、ニーズがない場所に部屋を供給することになり、結果的に空室が増えるか、家賃を下げるかすることになり、収益性が下がります。
ただし、前回も書いたように100%の完成形を目指しても事業としては難しくなりますので、目標は120%を目指し、出来上がり80%に落とし込むために、あれこれ...
入居者がどんな層であっても、借りる部屋に最新で最高級の設備があれば、文句を言う人は居ません。しかし、だからと言って最新最高の設備を揃えれば建築費は上がり、投資としては採算性が悪くなります。
そこで判断の基準となるのが、どの入居者をターゲットにするか、ということです。建築するエリアにどんな客層が多いのかを見極めながら、仕様を選び決めていくことになります。
建設するエリアに高級仕様のニーズがあるのにあまり供給されていないならば、ニッチがあるのですから、そこにはビジネスチャンスがあるととらえます。
ハイグレードな設備を導入して高家賃帯を狙うのか、逆に設備費を下げて低家賃で設定するのかの判断を間違えると、ニーズがない場所に部屋を供給することになり、結果的に空室が増えるか、家賃を下げるかすることになり、収益性が下がります。
ただし、前回も書いたように100%の完成形を目指しても事業としては難しくなりますので、目標は120%を目指し、出来上がり80%に落とし込むために、あれこれ...
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