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アパートは人生のシーアンカー〜家族の保険として役に立った1棟目〜

極東船長さん_画像 第5話

20年以上大家をやって、家賃年収3億円を超えたオイラですが、反省も一杯あります。もし、希望と不安の船出をした20年前に戻って、1棟目のアパートを買おうとしている自分にアドバイスするとしたら、

「 おい、極東! やめとけ! 儲からないぞ。オイラが保証するぞ 」

と言うと思います( 笑 )。でも、あの時の自分にとっては、それがベストでした。第一、時間は戻すことはできません。バック・トゥ・ザ・フューチャーは映画だけの世界です。( 競馬の当たり馬券のくだりは誰でも考えちゃいますよね )。

それに、この頃は規模の拡大は考えておらず、子供たちの教育費を稼ぐための「 家族の保険 」として、アパート経営を始めました。

借金をしても団体信用保険とセットであれば、万一のことがあっても家族に無借金で不動産を残せます。無借金の不動産には換金・担保としての力もあるわけですから、こんなに良い保障・贈り物はないと思ったのです。

とりあえず、月額で40万( 取得時当時の家賃で )あれば生活費になる。子供たちが成人するまでそれを担保できれば最低限の家長としての責任と安心は手に入る・・・とあの頃は考えていました。家庭人としては間違えのない考え方だったと思います( 笑 )。

このコラムでは何度も、「 これからの不動産投資は茨の道を進むのと同じ 」と書いていますが、現在のように利回りが低い中でも、当時のオイラのように、「 家族に対しての保険・保証 」という意味の不動産投資なら、やる意味はあると思っています。

今は仕事があるけれど、いつ働けなくなるかわからないので、その時の収入源として保険を掛けておきたいと思っている人は多いと思いますし、そのために、不動産投資をするのは「 正解 」だと思うのです。

不動産に限らず、家庭生活でも事業を営む場合にも、「 保険 」で備えることは大切です。保険は、なにも保険会社からだけ買うだけでなく、自分で組み立てて作ることもできるのです。

■ 大海で船乗りの命を守るシーアンカー

話は変わりますが、オイラが乗船していた漁船にも、万一のために、救命胴衣、救命筏、自動遭難信号発信機がありました。これらは、人命を守るための「 最後の砦 」ですから、沖に出る際には必須でした。

ちなみに一度だけ救命ボートを使ったことがありますが、二度と使いたくありません( 冷汗 )。

また、船も海難事故にあわないように、色々な装備をしています。レーダー・無線設備・GPS・ジャイロコンパスなどの設備もあれば、船が機関不良で航行不能になった際、潮流や風で流されて浅瀬に近づいても座礁しないための錨もあります( 台風などでは役に立ちませんが )。

すぐに港に入れないような大海で大時化( 荒天 )にあった時には、船の転覆を防ぐためのシーアンカーも船体の保険となります。

シーアンカーとは別名パラシュートアンカーとも言って、潮抜きの穴が頭に付いているパラシュート状の形をしたものです。オイラも船乗り時代には何度か使ったことがあります。



そのパラシュートロープの中心部に太い組網ロープを結び、波の衝撃緩衝のために長く( 80〜100mくらい )伸ばして、船の舳先にあるタチ( タツとも言いますがビットの事です )などへ結わえます。

そうすることで、風下に船が流されながら舳先が風上へ向くのですが、これを「 船を風に立てた状態 」などと言います。すると、波をほぼ船首で受けることができますので、大きな波や強風をやり過ごすことができるのです。

大時化の時に無理して航行すると、小さな船は横波を受けて転覆しかねません。オイラが乗っていた漁船は全長で20メーター足らずでしたが、太平洋では木っ端( こっぱ )のような物です。

その小さな船で、時には400海里( およそ740キロ )も陸地から離れた海域までいくのですから、何があってもそう簡単に帰港できません。

大海での時化では波の高さがうねりを伴うと高さが10m以上にもなります。小学校の体育館のような大きさの波と言えば想像してもらえるでしょうか・・・。その大波をやり過ごすのにはこのシーアンカーが絶対に必要でした。

ある年には丸3日間も激しい風と波にさらされました。途中でタチに繋いだロープが摩耗で切れてしまい、シーアンカーを紛失し、船が横転しかけました。このときは、予備のシーアンカーを積んでいたので事なきを得ました。

オイラは、「 3 」という数字は自然の摂理に合っていると考えているのですが、それは、どんな時化でも3日我慢してやり過ごすと波風が収まった経験則からきています。

経済の流れでは3日・3か月・3か年でしょうか・・そんな節目がありますよね? そんなことから、短期では3カ月、長期では3年間をやり過ごすための経済的ストックとフローを持つことは心の安心に繋がると思っています。

■ 小さな船には小さい波がくる。大きな船には大きな波が来る。

船体の長さが波と波に跨るぐらいの長さだと、船首が波に刺さってしまい、デッキの上に波が打ち込んできます。オイラの乗っていたような小さな船だと、波の一波長に船ごと乗っていくので波が打ち込んできませんでした( その代わり航行することもできないのですが )。

オイラの船よりも大きな船に乗っていた先輩の船乗りが教えてくれました。

「 小さな船には小さい波がくるが、大きな船には大きな波が来るものだ 」

規模が大きくなると、その規模に合わせた大きな波( 障害 )があるということを、暗示した言葉だと思います。シャープや東芝が抱えている問題は、一個人とは比べ物になりません。

先輩の言葉は、資産を増やすときにも当てはまります。誰でも必ず「 人生航路 」に船出をするのですから、いつ座礁や海難事故にあうかわかりません。

大きな船には大きなシーアンカー、小さな船には小さなシーアンカーが必要です。それぞれの家庭環境や事業規模に対応するようなシーアンカー( 保険 )を用意しましょう。

なんだか船の話ばかりになってしまいましたが、オイラの話せる事って、やっぱり船の話なので、勘弁してください( 笑 )。

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 極東船長さん(きょくとうせんちょう)

極東船長さん

船長のブログ
極東船長の子供たちに伝えたいこと徒然

北海道の東の町在住
10棟300室の大家

■ 経歴

□1958年、北海道生まれ

高校卒業後、家業である漁業を継ぎ乗船、24歳から船長になる

□1993年(35才)
船の転覆を機に陸の仕事に就く。
収入が激減し、投資の勉強を開始。

□1995年(37才)
1棟目、札幌市内の中古APを購入(1DK×8戸、築5年)⇒売却

□1998年(40才)
2棟目、札幌市内の中古APを購入(1K×14戸、築10年)⇒売却

□2004年(46才)
3棟目、新築APを札幌市内に建てる(1DK×15戸、土地から取得して新築)⇒売却

□2005年(47才)
4棟目、苫小牧市内の中古APを購入(1DK×10戸、築7年)⇒売却

□2005年(47才)
5棟目、苫小牧市内の中古APを購入(1K2戸×2DK×4戸、築10年)⇒売却

□2006年(48才)
6棟目、札幌市内に新築APを建てる(1LDK×8室、新築)

□2007年(49才)
7棟目、道東某市内に中古APを購入(1DK×12室、築3年)

□2007年(49才)
8棟目、道東某市内に中古APを購入(1DK×20室、築4年)

他にも都内区分、中国区分、苫小牧の中古AP等、様々な物件の売買を続けながら、徐々に規模を拡大。

□2009〜2017年(51〜59才)
札幌市中央区にRCマンション11棟を新築(うち3棟売却済)

□2018年(60才)
所有物件は個人と法人合わせて20棟450室

家賃年収は4億強、諸経費控除後の税引き前CFは1億強、税引き後CFで8千万円

※物件は常に売買しているため、タイミングによって変わります。

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