• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

物件売却で失ったCFを確保するには? 多法人スキームでの売買についての考察。

極東の船長さん_画像 極東の船長さん 第61話 著者のプロフィールを見る

2018/9/5 掲載

前回の続きです。法人で1億円の借入(フルローン)があり、300万のCF(キャッシュフロー)が出ている物件を、5年分のCFである1,500万の売却益が出る価格で売却した場合、失ったCFの300万円を、どのように確保したら良いでしょうか?

このケースはレアな話ではなく、3年~5年前に1億のフルローンで表面利回りが9%程度の物件を法人で購入した方が、仮に一昨年から今年の春にかけて売却をしていたら普通にあった話です。もしかしたら3,000万程度の売却益があったかもしれません。

しかし、売却益がそのまま残るわけではありません。3,000万の売却益には非課税事業者だったとしても35%~40%程度の税金が発生するため、手残りは60%の1,800万~2,000万程度になってしまいます。

うまく10年分のCF分である3,000万の売却益が出たとしても、税引き後の手残りだけでは6年分のCFにしかならないのです。ましてや、5年分のCF分で売却したなら、売却益の1,500万が税引後は800万~900万程度になります。

売却前のCF分で考えたら3年程度で、その手残りした資金は枯渇することになります。何か手を打たなければ...

この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。

健美家会員のメリット

  1. 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
  2. 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

プロフィール

極東の船長さん

極東の船長さんきょくとうのせんちょう

北海道の東の町出身、現在は札幌在住
専業大家

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • □1958年、北海道生まれ
    高校卒業後、家業である漁業を継ぎ乗船、24歳から船長になる

    □1993年(35才)
    船の転覆を機に陸の仕事に就く。
    収入が激減し、投資の勉強を開始。

    □1995年(37才)
    1棟目、札幌市内の中古APを購入(1DK×8戸、築5年)⇒売却

    □1998年(40才)
    2棟目、札幌市内の中古APを購入(1K×14戸、築10年)⇒売却

    □2004年(46才)
    3棟目、新築APを札幌市内に建てる(1DK×15戸、土地から取得して新築)⇒売却

    □2005年(47才)
    4棟目、苫小牧市内の中古APを購入(1DK×10戸、築7年)⇒売却
    5棟目、苫小牧市内の中古APを購入(1K2戸×2DK×4戸、築10年)⇒売却

    □2006年(48才)
    6棟目、札幌市内に新築APを建てる(1LDK×8室、新築)

    □2007年(49才)
    7棟目、道東某市内に中古APを購入(1DK×12室、築3年)

    □2007年(49才)
    8棟目、道東某市内に中古APを購入(1DK×20室、築4年)

    他にも都内区分、中国区分、苫小牧の中古AP等、様々な物件の売買を続けながら、徐々に規模を拡大。
    個人で借入3億を目の前にして拡大の壁に当たる

    □2010~2021年(51~62才)
    札幌に法人設立し個人物件をほぼ売却し法人として規模拡大

    □2022年(63才)
    所有物件
    木造AP10棟
    低層RCマンション22棟
    高層 RCマンション 4棟
    合計39棟836室

    □2023年9月(65才)
    総投資額130億超
    借入残100億 家賃9.5億 税引前CF3億 元利返済4.7億

    売却済み21棟352室
    売却益10億

閉じる

ページの
トップへ