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不動産投資業界に潜むリスク。初心者を騙したい人も成功者を利用したい人もいる【第3回】

大家対談/ゆめ×佐藤元春さん_画像 大家対談/ゆめ×佐藤元春さん

2021/9/16 掲載

念願のRCマンションの新築工事でトラブルに巻き込まれてしまったサラリーマン大家のゆめさん、そこで感じたのは「 サラリーマンの世界 」と「 不動産の世界 」とで出会う人の違いだったそうです。いったい、どんなところが違うのでしょうか? また、どうすれば危険を避けることができるのでしょう?

■不動産の世界は騙そうとする人がいることが前提

佐藤元春さん
建設会社が倒産するまでに、様々な違和感を覚えていたとのことですが、どこかで引き返せるタイミングはあったと思いますか?

ゆめさん
おそらく、請負契約を締結する前までだったかなと思います。契約を結んで、着工金を払った後では損切の額が大きくなるので、引き返すのは難しかったです。

正直、請負契約を結ぶまでの間にたくさんの違和感がありました。今振り返ればそこで立ち止まる勇気が必要でしたね。コラムにも書きましたが、新築物件は「 誰が建てるのか 」が最も重要だと思いました。現実として、借金をしてお金を払っても「 建たない 」ことがあるわけですから。

佐藤元春さん
ゆめさんは大手企業にお勤めとのことで、そもそも詐欺に遭うということが、イメージできなかったのではないですか?

ゆめさん
はい。今回思ったのは、サラリーマンの世界で出会う人は皆、一定のふるいにかけられた人だったということです。取引相手の企業や担当者を信用するとかしないという前提で考えたことがありませんでした。

しかし、不動産の世界は違います。「 騙されることありき 」で考えておかないとダメだと学びました。佐藤さんは本業で不動産や車を取り扱っていますよね。やはり、騙そうとする人も多くいるのでしょうか?

佐藤元春さん
そうですね。不動産もそうですが、特に車に関して言えば詐欺系が非常に多い印象です。例えば、他人の車を勝手に販売してしまうなんてこともあるんです。

ゆめさん
恐ろしい世界ですね。私も多くを経験して、そういった「 騙そうとする人がいる世界 」に少しずつ慣れてきました( 笑 )。詐欺とか窃盗なんて、本当に遠い世界のことだと思っていました。でも、世の中には思っているよりずっと多く、この手の話があるんですね。

下請け会社に占有されたこともあった新築工事現場
下請け会社に占有されたこともあった新築工事現場

■初心者を騙そうとする人もいれば、成功者を利用しようとする人もいる

佐藤元春さん
基本的には疑いながら、時間をかけて信じていい相手かを見極めていくしかないと思います。不動産の業界も、車の業界も、動くお金が大きいこともあって、そういった人が入ってきやすい環境です。実際に騙す前提で近づいてくる人も結構います。

ゆめさん
やはり、そうなのですね。

佐藤元春さん
最近は、私の人脈を活用しようと近づいてくる人が多いです。不動産やレース業界には富裕層が多いので、「 佐藤を騙せばその人たちに近づけるのでは?」と考えるセールスマン等がトライしてくるんです。

ゆめさん
なるほど。初心者を騙そうとする人もいれば、成功者を利用しようとする人もいるんですね。

佐藤元春さん
SNSや電話、会社への訪問等、ルートは様々です。大手企業であれば、総務部や入口の受付でふるいにかけてくれますよね。うちの場合は最初にスタッフが対応して、客観的に私につないでもいい人かを見てくれています。そこでリスクを回避しています。

ゆめさん
佐藤さんに近づいてくる人はいくつかパターンがあるかと思います。例えばレーシング場で声をかけてくる人、飛び込み営業でくる人など、どういったパターンが多いですか?

佐藤元春さん
まず多いのが、友達のふりをして近づいてくるパターンです。会社に「 元春さんいます?」と私の下の名前で呼んで、電話をしてきます。一度名刺交換をしただけで記憶にないような人でもこういうケースは多いですね。親近感を出して、スタッフの目をかいくぐろうとするんです。

ゆめさん
なかなか厄介ですね(笑)。そういう人と話してみて、「 友達じゃない 」とわかったら、すべてお断りするんでしょうか?

佐藤元春さん
全てが悪い話とも限らないので、場合によっては会ってみることもあります。少し前にツイッターで好きなお菓子のことをつぶやいたら、私の好みの商品をもって訪ねてきてくれた人がいました。私の趣味や好きなものを覚えてくれている人には心を開くこともあります(笑)。

■成果を出し続けるのは孤独な世界

ゆめさん
佐藤さんのビジネスについて、質問させてください。佐藤さんはスポーツカーに乗りたいということが起点で不動産を始め、次は事業にチャレンジされていますが、賃貸業から事業に転換されるタイミングで何か価値観に変化はありましたか?

不動産賃貸業はある程度、アウトソーシングが可能ですが、それ以外のビジネスは人を雇うことが必要ですよね。不動産業は人を雇わず大きな利益を狙えるのに、なぜあえてそちらの道に?と思う人も多いと思います。

佐藤元春さん
価値観の変化ははっきりしていて、「 突き進むと友達がいなくなる 」という現実を知ったことがきっかけです。例えば、私より不動産の規模も大きくステージも高い人と「 成功して一緒にレースをやろうよ 」という話をして、そのためにがむしゃらに行動して追いついたとします。

その後も私が同じペースで仕事を続けると、資金的にもスキル的にも私の方が前に行ってしまい、周りがついて来られなくなるんです。そして結局、レースには一人で出ることになります。

ゆめさん
目標を達成した先に孤独があるという状況を考えたこともありませんでした。

佐藤元春さん
そういった経験を経て、成果を出し続けた先にあるのは、孤独な世界だと知りました。約束を守ったのに友達がいなくなった。それなら、自分が何かをすることで喜んでくれる人の為に知識やお金を使った方がいいなと気付きました。

そこから、スーパーカーを子供たちに披露するイベントを開いたり、地元の花火大会のメインスポンサーをしたり、札幌市に寄付をしたり、多くのスタッフを雇って一緒に働くようになったりと、活動の幅を広げました。今はそこに生きがいを感じるようになりました。

会社のスタッフとドラクエのコスプレ
会社のスタッフとドラクエのコスプレ

ゆめさん
不動産賃貸業のステージでどんどん前に進んでいった結果、そこだけでがんばるよりも、社会に目を向けた方がいいという考えに至ったのですね。こうして話を聞いても、本当の意味では理解できていないのかなと思います。

佐藤元春さん
孤独を体感してから、「 社会に貢献できる人になろう!」「 社会に対してもっと目を向けなくてはならない 」と思いました。「 偽善 」と思われるかも知れませんが、それでも世の中に貢献することは社会全体でみれば意義があることだと思います。

同じ場所にとどまっていることもできます。でも、そっちを選ぶと足の引っ張り合いや、批判の仕合いに巻き込まれそうになるんです。私はそんなことに構っている時間はありません。社会に目を向けて行動している方がずっと面白いです。


編集後記
成果を出し続けるのは孤独な世界というお話は衝撃的でした。事業家としての苦労を経験され、社会に貢献しようと努力されている佐藤さんのお話は勇気を与えられたのではないでしょうか。次回、最終話お楽しみください。

プロフィール

■ ユメさん

ユメさん

サラリーマン大家
関西在住

note:不動産投資本当にあった怖い話
ブログ:夢が叶うか不動産投資
Twitter:@yumechoKM


■主な経歴

高卒で一部上場企業就職

組織の論理が優先される会社員に限界を感じ、不動産投資にチャレンジ

2棟購入後、2億4,000万円のマンションの新築にチャレンジするも請負会社が倒産、必死で状況を立て直す

不動産投資の失敗談やサラリーマン大家の気持ちを中心とした情報発信を行う

不動産投資失敗王を目指す(逆境を乗り越えて復活へ)

家賃収入約1,600万円
キャッシュフロー約650万円



■ 佐藤元春さん

佐藤元春さん

有限会社恒志堂 代表取締役
https://koshido.co.jp

オンラインサロン「佐藤元春共育塾」主宰
https://onsalo.co.jp/salons/12/

super car × cafe Ficata
https://ficata.jp

株式会社スペチアーレ 代表取締役
ヤマダ不動産札幌本店
https://yamada-realestate-sapporo.com

株式会社ロータス 代表取締役
https://lotus-sapporo.com

モデナスポーツカーズ株式会社 代表取締役
https://modenasports.com

◇運営ホテル
手稲ステーションホテル
https://station-hotel.co.jp

VILLA KOSHIDO
https://villa-koshido.jp


■ 経歴

□1975年
北海道札幌市生まれ
スーパーカーに憧れる少年時代を過ごす

□1998年
北星学園大学卒業

□1998年
株式会社札幌セミナー(現札幌練成会)入社

□2001年
競売で区分マンションを落札し、不動産投資を始める

□2004年
有限会社恒志堂を設立、取締役に就任

□2005年
株式会社札幌セミナー(現札幌練成会)退社

□2007年
有限会社恒志堂の代表取締役に就任
33才にして人生初のスーパーカーを購入する

□2008年
株式会社モトケンを設立、代表取締役に就任
アパート経営者とガス会社を繋ぐ仲介事業を展開

□2013年
スーパーカー&カフェ・フィカータをオープン

□2016年
投資総額が100億円を超える
サービス付高齢者向け住宅の事業をスタート

□2018年
モデナスポーツカーズをM&A
ホテル事業をスタート

□2020年
オンラインサロン「共育塾」をスタート

□2021年
esports事業へ本格参入
プロチーム結成、2次元キャラクターの制作及び販売、esportsプレイヤーとアーティストのコラボレーション動画制作などを行っている

スーパーカーとレーシングカーを合わせて40台以上を所有

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