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「資産倍々で会社バイバイ」を読んで会社を辞めた人たち

大家対談/吉川英一×張田満さん_画像


マレーシアから帰国中の張田満さんと、富山在住の個人投資家・吉川英一さんによる対談の2回目。「 転職5回の落ちこぼれサラリーマンだった 」という吉川さんが会社員時代に感じていた違和感とセミリタイアまでに実践したこと、そして、日本のサラリーマンが過酷な状況から抜け出すためのポイントなど、体験談を交えながら、「 今を変える 」ために必要なことを話し合いました。


■ 「 資産倍々で会社バイバイ 」を読んで会社を辞めた人たち

張田満さん
僕はサラリーマン時代に、吉川さんの「 資産倍々で会社バイバイ 」を読んで、焦りのような気持ちを感じたんです。このままじゃいけないという思いが強くなったというか。



吉川英一さん
そうですか。あの本にエクセルシートで作った「 こうやって買うと、このくらい儲かる 」というシミュレーションが載っているんですが、あれを見て不動産投資を始めたという人に何人も会いました。フェラーリに乗った大家さんに、「 吉川さんのおかげで今があります 」と言われたこともあります( 笑 )。

シミュレーションには建物7割設備3割の減価償却費や所得税の計算等、様々な指標を入れた上で、手残り額を示しています。経理や簿記に触れている人は、「 不動産投資って5年後にこんなに貯まるんだ、10年後にはこうなるのか! 」とかなり驚いたと思います。

張田満さん
会社を辞めるための設計図のようなものが、はっきり示されていましたよね。ああいう本は見たことがありませんでした。吉川さん自身は、不動産投資を始めてから、どのくらいで会社を辞めたんですか?

吉川英一さん
2001年に1棟目を取得して、4年7か月後に会社を辞めました。1棟でキャッシュフローが30万円だから、5棟建てると150万円。バッファーを考えて8掛けで月のキャッシュフローが100万円になったらやめると決めていたんです。

それ以外にも、返済比率を常に50%以下にすること、自分の子供が大学に上がる時期をピークに合わせることも計画に入れていました。

■ 世界で一番サラリーマンが苦しんでいる国日本

張田満さん
なるほど。計画を立ててその通りに実行したんですね。思い出したくないかもしれませんが、サラリーマン時代はつらかったですか?

吉川英一さん
当時はリストラが盛んな時代で、どんどん社員が減っていきました。残った人の仕事が増えるので、長時間労働は当たり前。

チャップリンの映画に、ベルトコンベアーに乗った機械を組み立てていると、ベルトコンベアーがどんどん早くなって慌てるというシーンがあるんですが、まさにあんな感じでした。精神的に病んで辞める人も多かったです。

張田満さん
身近にもそういう人はいましたか?

吉川英一さん
たくさんいましたよ。最後に勤めていた保険会社は本社ビルが42階建だったのですが、そこから飛び降りた人は一人や二人ではありません。40代、50代でガンになって死んでいく人もいました。真面目で、抱え込むタイプの人はガンになる人が多かった様に思います。



張田満さん
以前、サラリーマン時代に仲間や先輩で亡くなる人が多くて、セミリタイアを決めたと話していた先輩大家の方がいました。これが日本の大企業の現実なんですね

吉川英一さん
年間2万人も自殺するのは日本くらいです。自殺って平均3回でようやく死ねるらしいので、亡くなった人の3倍が自殺をしていることになります。遺書がないものも自殺にならないので、実際にはさらに多いでしょう。

皆、余裕がないので、様子がおかしい人がいても、人のことを気に掛ける余裕がないんです。私も次は自分かもしれないと思っていました。

張田満さん
そんなに大変だったんですか。実は私の父は36才のとき脳梗塞で亡くなったんですが、後日、母が父の元同僚から、父が裏帳簿を付けさせられていたようなことを聞いたそうです。

父は経理担当で、まじめな人でした。きっと、誰にも言えないで、ものすごいストレスだったんだと思います。なぜ、日本のサラリーマンはこんな風になってしまったんでしょう。


吉川英一さん
すべては「 会社を辞めたら、生活していけない 」「 サラリーマンは苦しくても続けるもの 」という洗脳から始まっていると思います。それに気づいていない人がほとんどですし、ギリギリの状態でも逃げようともしません。

せっかくひどい会社を辞めたのに、またひどい会社に就職してしまう人も多い。苦しい場所から離れて新しいことをやろうとしても、「 あなたにそんなことはできない。今までやってきたことしかできない 」と周囲から言われて、元の道に戻ってしまうんです。

■ サラリーマン以外では生きられないという洗脳

張田満さん
それを言うのは、同じ世界にいる人たちですよね。その世界を卒業した人にきいたら、「 会社を辞めたって生きていけるよ 」と言うはずです。でも、サラリーマンはサラリーマンとばかり一緒にいるのが普通なので、自由な世界の人に出会うチャンスがない…。

吉川英一さん
親も兄弟も親戚も、「 独立なんて危ない 」「 大きい会社に勤めて給料をもらうのが安心 」という思い込みがあって、ガッチガチに固めようとしますからね。学校教育から、そうなっていますよ。

私は何回も転職しているんです。地元の中小企業や工場労働者も経験しましたし、コンサル系もやりました。

最後は大手の保険会社に入って900万円くらいもらっていましたが、超長時間労働ですから、時給に直したら一緒です。はっきり言えるのは、どこにいってもサラリーマンをやっている限り同じ、奴隷だということです。

張田満さん
仕事って会社にいる時間だけじゃなくて、生活の多くに関わっているじゃないですか。飲み会の最中も会社のことを考えていたり、休日も付き合いのゴルフがあったり、人生のうちの相当の時間が仕事にとられるんですよね。

人間は忙しすぎると、客観的に物事を考えれられなく思考停止してしまいます。これって、もしかしたら忙しくさせて洗脳に気づかせないという罠なのかもしれません。

仕事量と給料をギリギリまで追い込んで、生かさず殺さず走り続けさせることがあちら側の狙いですから。あとは、高い家を買って35年ローンを組んでしまったら、もう抜けられない。一丁上がり、ですよね。


吉川英一さん
私は、「 住宅展示場にフラッと行って、フラット35を組んだら終わりだぞ 」と若い友人たちに伝えています。奥様達の多くが、借金をして高い家を買うのが当たり前だと思っていることも疑問ですね。アパートの借金はダメだと反対するのに、おかしな話です。



張田満さん
邱先生の本に、「 多くの人が合理的な考えをしない 」というような事が書いてありました。高価なマイホームを買って支払いに追われているのを見ていると、本当にそうだなと思います。

みんな、自分の幸せのために働いているのではなく、ローンを払ったり、家賃を払ったりするために会社に行っていますよね。


■ 家賃を払う側から、家賃をもらう側に回ること

吉川英一さん
だから、家賃を払う側にいたらダメなんですよ。区分一戸でもいいから、家賃をいただく側になることが大事です。会社から給料という形でお金を受け取るしか生きる術がないと思い込んでいると、苦しくても逃げられなくなります。

張田満さん
最初から一棟と思うとハードルが上がりますが、小規模からなら始めやすいですよね。それでも、やらない人はやりませんが。

吉川英一さん
価格が高いとか、物件がないとか、できない理由を口に出す人はたくさんいますが、自分で考えて工夫すれば、できる道があるはずです。

サンデー毎日倶楽部のメンバーに、ポールさんという仲間がいるんですが、彼は50万円くらいで買った物件を少しだけリフォームして高利回り物件に仕上げてから転売する手法で儲けていますよ。やり方はいろいろあるんです。

張田満さん
サラリーマンで給料を上げるのは大変ですが、自分の仕事なら、自分のやり方ひとつで収入を上げることができます。そこが決定的に違いますよね。

吉川英一さん
不動産は自分の工夫で価値を上げられるのがいいところです。沖縄の三浦弘人さんが訪ねてこられたとき、坪120万円の土地にRC物件を建てているというので、なぜ儲かるのか不思議だったんですが、マンスリーやウィークリーで貸していると聞いて納得しました。

「 富山だからできる 」「 あの人だからできる 」と考えるのではなく、持っているカードでうまくやるにはどうしたらいいのかを考えることが大事ということです。


編集後記
日本のサラリーマンの全員が苦しんでいるわけではないと思います。それでも、「 何もしなければ逃げがばなくなる。家賃を払う側でなく、もらう側にならなければいけない 」という吉川さんの言葉には強い思いを感じました。次回は多くの人が変化を望みながらもなかなか変われない理由や、セミリタイアした仲間たちのその後などを紹介します。


○ 全4回のテーマ
第1回【 究極の商売はアパート経営だと思っていた 】
第2回【「資産倍々で会社バイバイ」を読んで会社を辞めた人たち 】
第3回【 会社を辞めて後悔したことは一度もない 】
最終回【 これからの日本の不動産投資はどうなる?】

写真撮影:横井賢一


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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 吉川英一さん

吉川さん

1957年生まれ
富山県在住の個人投資家

■ 経歴

□年収360万円から低位株投資で資金を貯めて、2001年にアパート経営を開始。

□新築アパートを中心に規模を拡大し、2006年にセミリタイア。

□株と不動産で増やした資産は2億円超

現在までに、13冊の著書を出版。
以下のような代表作がある。

『年収360万円から資産1億3000万円を築く法』



『低位株で株倍々!』



『不動産投資で資産倍々! 会社バイバイ♪』



『低位株必勝ガイド』



『億万長者より手取り1000万円が一番幸せ!!』



『一生お金に困らない個人投資家という生き方』





■ 張田満さん

horiuchisan

□1972年、北海道生まれ
□5人家族(妻&三姉妹)、マレーシア在住

□不動産賃貸業
□映像クリエーター

■ 経歴

□1990年
地元の高校を卒業後、メーカーに営業職として入社

転勤で東京勤務になった初日、駅の人出を見て「今日は祭りか」と思ったら普通の日でショックを受ける。
田舎に比べて生活自体にお金がかかる東京暮らしに疲れていたため、数年で再び札幌勤務となりホッとする。

□2002年(30才)
映像制作会社に転職、アシスタントディレクターとなる

□2007年
結婚

□2008年
7月:メニエール病になるが、約3週間でまあまあ回復  
8月:北海道の人気番組のディレクターとなる

□2009年
交通事故に遭ったのを機に不動産投資の勉強を開始

□2010年(37才)
8月:1棟目のアパート購入(2LDK×4)


□2011年
8月:2棟目のアパート購入(1LDK×1、2LDK×2、3LDK×2、テナント×1)


9月:3棟目のアパート購入(1K×10)


□2012年(39才)
2月:4棟目のアパート購入(1DK×8)
5月:5棟目の戸建て購入(6LDK)
6月:映像制作会社を退社
8月:自分の会社を立ち上げる
9月:6棟目の戸建て 購入(4LDK)

□2013年(40才)
2月:7棟目のアパート購入(2LDK×6)
7月:8棟目のアパート購入(2LDK×4)

□2014年(41才)
マレーシアへ移住

□2017年(44才)
新築RC物件・海外コンドテル・海外コンドミニアムなど含め、計100室を所有する

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