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競売とDIYでコスト削減。趣味のサーフィンを生かした賃貸経営【第1回】

大家対談/菊地美佳×赤井誠さん_画像


今年夏に行われた健美家リフォームコンテストで大賞を受賞した菊地美佳( 家賃亭とる代 )さんが、コンテストで審査員長を務めた赤井誠さんと対談を行いました。大家歴1年の菊地さんが大家になったきっかけは? 競売で落札し、相場より2万円高い賃料で入居が決まったという受賞物件の特徴は? 全4回の初回です。


■ 欲しかった物件が競売にかかったのを機に競売の勉強を開始

赤井誠さん
このたびは健美家の第一回リフォームコンテストの大賞受賞、おめでとうございます。



菊地美佳さん
ありがとうございます。まさか私のような初心者が選ばれるとは思わず、とっても驚いています。


記念のトロフィーを渡す赤井誠さんと受賞者の菊地美佳( 家賃亭とる代 )さん

赤井誠さん
いえいえ、とてもいい作品でした。トータルのセンスが素敵でしたし、マネをしやすい工夫が随所に見られたところもよかったです。

ところで、まだ不動産投資を始めて1年ということですが、菊地さんが不動産投資を始めたきっかけは何ですか?


菊地美佳さん
サーフィンが好きなので海に近い場所に住みたいと思い、鎌倉の物件を見ていたら、気に入ったマンションがあったんです。ところがネットから消えてしまい、探したところ競売にかかっていたことがわかりました。

そこで値段を見たら驚くほど安くて、競売に興味を持ったのがきっかけです。競売について調べる中で、藤山勇司先生の勉強会に行きつき、そこで学びながら入札をしてみたところ、3回目で落札できたのが今回、賞をいただいた2DKの平屋です。

スタートが99万円で、落札価格は143万2100円。入札者は5人いて、2位とは8,000円差でした。ちなみに、欲しかった鎌倉の物件は期間中に入札できず、あきらめました。

赤井誠さん
では、もともとは自分たちで住むためにこの家を落札したんですか?

菊地美佳さん
いえ、競売について調べる中で、不動産投資自体に興味を持つようになり、この家は最初から貸家にするつもりで落札しました。この家があるのは千葉の白子という場所で、私と主人がときどきサーフィンに出かける海が近くにあります。

そこに、東京から通っているサーファーたちが沢山いるんです。彼らが現地に別荘を借りたりしているので、そういう人たちをターゲットにしたサーファーズハウスを作れば需要があるかな、と思いました。


大賞を受賞したサーファーズハウス外観(アフター)

■ 143万円の戸建をDIYでサーファー向けの貸家に

赤井誠さん
いいアイディアですね。正直、このあたりは土地が安いので、大手が目をつけてリゾート物件を建て始めると、湯沢や苗場のような供給過剰に陥るというリスクがあります。

でも、菊地さんはご自身がサーファーで、この地域に常に精通しているので、そのあたりの変化もすぐにわかるし、借りる人のニーズにあった物件を提供することができるのが強みですね。


菊地美佳さん
はい。この家も、自分ならこんな家に住みたいという視点でリフォームしました。地元の不動産業者さんに2DKの貸家の相場を訊いたら4.5万〜5万円と言われたのですが、オシャレな物件にして相場以上の家賃を目指しました。

サーファーの好きなウッドデッキを付けたり、海から戻ってすぐに温かいシャワーを浴びられる屋外シャワーを付けたり、プランは私が考えました。

うちの父がDIY愛好家で、私も昔から家中リフォームしていたので、工事は主人と二人でほぼ仕上げました。6.8万円で募集したところ、2週間で申し込みが入り、現在賃貸中です。

赤井誠さん
143万円で落札して、50万円で直して、6.8万円の賃料ですか。悪くないですね。キッチンはビフォーを見ると相当古いですが、取り換えず、DIYで直したんですね。

扉にモールを貼り付けて、ペンキで塗ってありますが、モールはカットするのが大変でしょう。私なら、カッティングシートを貼って終わりにするところです。



サーファーズハウスのキッチン(ビフォー)


サーファーズハウスのキッチン(アフター)

菊地美佳さん
交換も考えたのですが、節約のために再利用しました。10代の頃からカワイイものが好きで、普段からインスタグラムで海外の素敵な家の写真を集めているんです。

そういうものにヒントをもらいながら、わからないところはネットで調べて直しました。モールはカットして貼り、取っ手も100円ショップのものに取り替えました。

■ DIYを楽しめてお金までもらえるしあわせ

赤井誠さん
なるほど。お仕事はインテリア関係ですか?

菊地美佳さん
いえ、今は専業主婦で、その前は化粧品業界です。ただ、インテリアは昔から大好きで、20代の頃から海外のインテリアショップ巡りツアーに参加したり、実家の内外装を変えたり、嫁ぎ先でもウッドデッキやアプローチを作ったり、国内のオシャレなお店を巡るのが趣味でした。

カフェを開業しようとしたこともあります。実家を売却した時に、購入者の方から私のリフォームした内装がよかったと言ってもらい、「 他の人にも通用するんだ 」と意外に思いました。DIYという趣味が商売につながるなんて考えていなかったので、今はとても嬉しいです。

赤井誠さん
趣味でやっていたDIYが仕事になったというパターンですね。僕も同じですよ。僕は自宅のリフォームをやり尽くして、次は田舎に土地を買ってログハウスを建てようかと考えていたんです。

でも、アパートを買いリフォームして貸している人の記事を読んで、「 え? こんな世界があるの? 」と興味がわき、翌日には不動産屋さんを訪ねていました。


菊地美佳さん
DIYを楽しめて、お金も増えるなんて、血液が逆流しちゃいますよね( 笑 )。

赤井誠さん
その通りです( 笑 )。ところで初めての競売はどうでしたか?



■ 1戸目を競落した後、3戸の戸建を一般市場で購入

菊地美佳さん
落札できた後、所有者にどちらが電話するかで主人ともめたくらいドキドキしました。でも、電話をしてみたらいい方で、すんなり引き渡しまで至りました。元の所有者は年配の男性だったんですが、ご病気で身辺整理をしようと破産宣告をしたそうです。

赤井誠さん
ああ、そうなんですね。僕も一時期、競売の物を買っていましたが、最近は一般市場で買う方が多いです。でも、そのくらいの価格で落札できるなら、初心者の方が挑戦するのもいいかもしれませんね。1戸目の家を競売で落札して貸家にした後、物件は増やしていますか?

菊地美佳さん
はい。このサーファーズハウスの後、3戸家を買いました。ただ、それは競売ではなく、一般の市場で買ったものです。最初に合計金額1,000万円の家を3戸、現金で買い、あとから日本政策金融公庫で1,300万円の融資を受けました。期間は15年で、金利は約1.2%です。

融資が通った大きな理由として、大家仲間に千葉支店のイケイケの担当者さんを紹介してもらったことがあります。残念ながらその方は異動になってしまったのですが、この融資があったおかげで、次の物件に進みやすくなりました。

赤井誠さん
公庫は最初の融資は出やすいんですよ。それと、菊地さんがいう通り、支店と担当者によって、結果がまったく変わるので、お友達の紹介で融資に積極的な担当者を訪ねたのは正解でしたね。

ところで最初に現金で家を買ったということですが、お金はどうしたんですか?


菊地美佳さん
主人の実家に同居していますし、お得に買い物をするのが好きなので、貯金は多少ありました。自宅をリフォームした際にも、ヤフオクや展示品を安く売っているサイトをよく使っていましたし、ヤフオクがまだない頃も、「 売ります、買います 」という個人売買の雑誌を見て掘り出し物を探すのが好きでした。あ、念のため付け加えると、ケチではないですよ( 笑 )。



赤井誠さん
ハハハ。ケチには見えませんよ。お得に買うのが好きということですよね。私も好きですよ。やはり出費を抑えないと、お金は貯まりませんから、大事なことだと思います。


編集後記
初めての物件でいきなり相場より高い家賃で賃貸に出すことに成功した菊地さんは、不動産投資を始めると決めてから、多くの勉強会やセミナーに参加し、知識と仲間を増やすことに努めたのだそうです。得意のDIYとサーフィンを軸にした不動産投資というぶれない姿勢が成功の秘訣のように感じました。DIYの魅力と限界をテーマとした2回目は明日の公開です。お楽しみに。


○ 全4回のテーマ
第1回【 競売とDIYでコスト削減。趣味のサーフィンを生かした賃貸経営 】
第2回【 DIYのメリットと限界。セミリタイアのタイミング。 】
第3回【 月200万円のキャッシュフローを達成する方法は? 】
最終回【 不動産の勝ち組になる方法。リフォームをプロに頼む時の注意点 】


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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 菊地美佳(家賃亭とる代)さん

toruyosan

東京都在住
インテリアとDIYが大好きな専業主婦。趣味はサーフィン

■ 経歴

□2017年
競売で2DKの平屋を落札し、大家になる



■ 赤井誠さん

赤井誠

神奈川県在住
DIYと旅を愛する不動産投資家
赤井誠さんのブログ

■ 経歴

□196X年
横浜で誕生

□198×年
北海道大学大学院卒業後、某電機メーカーに就職

□2005年
不動産投資をスタート

□2013年
退社し専業大家となる

□2017年
家賃収入は約1億円


■ 赤井さんの本

赤井誠
ゼロからの不動産投資(すばる舎)

赤井さん2冊目
本気ではじめる不動産投資(すばる舎)

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