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家賃収入1億円は目指さない。不動産投資で得たお金を何に使うのが幸せか?【江古田島平八さん×張田満さんの対談最終回】

大家対談/江古田島平八×張田満さん_画像 大家対談/江古田島平八×張田満さん

2021/5/14 掲載


最終回となる第4回では、お二人の今後の目標やご家族との関係、セミリタイアを目指す人へのメッセージ等について話し合っていただきました。


■ 一流になるために人間関係を変えなるなら、「ワシは二流でいい!」

張田ミツルさん
お子さんが幾つになるまでマレーシアにいらっしゃる予定ですか?

江古田島平八さん
子どもたちは中学生と小学生ですが、特に何歳までというのは考えていません。ただ、数年で上の子が高校生になるので、その際、カナダやオーストラリアに留学させることを考えています。勉強したいことが海外の大学にあるのであれば望むところに行かせたいですね。

子どもだけで留学できる年になったら一人暮らしをしてもらい、私と妻は日本を拠点にして、子どものいるところに遊びに行く生活を夢見ています。そこにお金を使うことに関しては、抵抗がありません。ハリーさんのところはどうお考えですか?



張田ミツルさん
うーん、私のところも特に何歳までとは決めていません。上の子が高校に進学するタイミングで、マレーシアに留まるか、日本に戻るかを選ぶタイミングが来ると思います。

8年前にマレーシアに来たときは海外で暮らしてみること自体が、マイノリティーな経験値を積む上で最適だと思っていましたが、今となっては子供たちは日本よりマレーシアでの生活の方が長くなっていますので、日本に帰って色々と経験することも価値があることだと思っています。

あとは、親たちが高齢になっていますので、孫である娘たちと頻繁に遊んだりしながら近くで見守りたい気持ちもあります。

江古田島平八さん
そうなんですね。

張田ミツルさん
不動産投資については今後、どんな方針ですか?

江古田島平八さん
サラリーマンをしていた時よりも今の方が手残りがあるので、さらに借入をして、家賃収入を増やすつもりはありません。いい物件があったら買おうかなというくらいですね。お金のかかる目標があれば稼ぐためにがんばりますが、今のところ不足はないので、このレベルを維持しながら、やりたいことをやろうと思っています。

もし何かあったら、自分の所有するBBQ場を自分で運営するとか、知り合いのところで雇ってもらうとかして、また働きます。今は社会人としてつぶしが効くような状態を保ちながら、得られたものを大事にして生活していきたいです。

張田ミツルさん
私も明確な金額目標は持っておらず、家賃収入を増やすことをゴールには考えていません。ゲーム的なチャレンジとしてやるのは面白いと思いますが、今はお金を積み上げることよりも、娘たちのこれからや人との繋がりの広げ方などに関心がありますね。

人それぞれですが、時間とお金のバランス感覚が人生を左右すると思っています。もちろんお金は大事ですが、限られた人生の時間、その時々で大切に感じることを尊重しながら「 自分らしく生きて行きたいなぁ 」と思っています。今のテーマは、ビジネスを楽しみながら魅力的な方々との関わりを深めて行くことですね。

そもそも不動産投資は自分の意思で始めましたので、気が変わった時「 いつでも辞められるシンプルな状態 」でありたいと思っています。そう考えると、私は何にも縛られない旅人の様な感じでありたいんでしょうね。

サラリーマン時代はキャパオーバーで余裕がなかったのに、今はこうして現状も未来の事も俯瞰しながら考えられるのは、時間をプレゼントしてくれたアパート達のおかげです。不動産投資のノウハウを伝えてくれた先輩大家さん達には感謝の想いでいっぱいです。


張田さん家族の住むペナン島の景色

江古田島平八さん
私も自由であることを重視しているので、今年再開する芝居も一年中やることはないと思います。声がかかった時に数カ月やって、あとは自分が好きなことをやれる環境が幸せです。

よく「 家賃年収1億円を目指す! 」と豪語する人がいますが、私には何故1億円を目指さなければいけないのかが疑問なんです。正直、生きていくのにそんなにいらないのでは? と思ってしまいます。

張田ミツルさん
よくわかります。

江古田島平八さん
少し話は変わりますが、不動産投資家界隈の中で、「 稼ぐためには付き合う人を変えなければいけない 」という話をよく聞きますね。私はその言葉が嫌いなんです。お金のために人間関係を切ることを声を大にして伝えるなんて、おかしなことだと思うんです。

お芝居をやっている人の中にはお金があまりなくてお店にお酒を飲みに行けない人もいるので、コンビニでビールを買って演劇論を交わすこともありますが、私にとってはそういった時間も楽しいです。

いつも一流のお店に行く必要はないのです。稼ぐために付き合う人を変えるなら、稼ぎすぎないで人を切らない人生を歩みたいですし、一流になるために人を切るなら「 ワシは二流でいい! 」と思いますね。

張田ミツルさん
塾長は若い時からやりたいことをやっていたから、そう思いますよね。好きなことを通じてできた人間関係はいつになっても大切ですよ。会社の人とは付き合いが切れて、趣味の仲間とはつながっているというのは、そういうことではないでしょうか。

■ 子ども達を世の中で戦える状態で送り出したい

張田ミツルさん
これからの人生の目標はありますか? 演劇を極めることでしょうか?

江古田島平八さん
いえ、演劇は目標ではなくて、芸術系の学校に行ったけじめだと思っています。芸術系の大学に行ったのに、結局サラリーマンをやっている。何のために芸術系の大学を出たのかわからないのが嫌なんです。

自分が死ぬときに、映像作品の中のクレジットに自分の名前が出てきて、子どもや孫たちに「 自分はこういうことをやってきたんだよ 」と言いたいがために役者をやるつもりです。

一番の目標は、子ども達を戦える状態にして社会に送り出すこと。その後で成功するかは子どもたち次第です。あとは奥さんと幸せな状態でずっと一緒にいたいと思います。私と結婚しなかった方が良かったと思われるのは嫌ですからね( 笑 )。

張田ミツルさん
自分の目標は特にないですね。以前のコラムでも「 目標を持たないことが目標 」と書いたことがありました( 笑 ) 。ビジョンとしては、娘たち3人がグローバルな視点でものを考えられること、国籍や世代を超えて色々な意見を汲めて、自分の考えを伝えられる状態で世に送り出すことができれば、社会貢献になるかなと思っています。

参照:「目標の奴隷」になった人々〜目標を持たないことを目標にする〜


張田さんのお子さんたち

■ セミリタイアを目指す人、海外移住を目指す人へ

江古田島平八さん
不動産投資を始める方や、セミリタイアを目指す人へ何かアドバイスはありますか?

張田ミツルさん
もしも迷ったら、「 5年後10年後に後悔しない道を選べ 」と伝えたいです。一般的に会社に属していることが安定で、自営業者が安定ではないと考えられていますが、私はどちらも経験した上で、正しくはその逆だと思います。会社にいる方が目標のために勉強したり行動したりする時間が制限されます。

私は勤務中に運転中に交通事故にあい、死にかけたことがあります。今思えば、事故にあわない方がおかしいようなハードスケジュールの中で毎日働いていました。もし死んでいたら、それで人生終わり。そう考えると、自分で何をするかを決められる自営業者の方がよっぽどリスクが低いと思いますね。

多くの人が生活を豊かにするために苦しい仕事をせざるを得ないルーティンに入っていると思います。例えばですが、お金がないなら田舎に行ってお年寄に頼まれたことを仕事にしていれば生活できますよ。みんな難しく考えすぎだと思いますね。

一度きりの自分の人生です。どこで何を努力するのか? 人生の時間を何に使うのか? は自分で決めるもの。というか自分で決めるべき最重要事項です。会社へ文句やグチを言う時間があるなら、そのエネルギーを次のステージへ向けるのをオススメします。塾長さんからはどうですか?

江古田島平八さん
会社を辞めたいと思って、すぐに辞められる人ってほとんどいません。周りと比べるのではなく、「 辞めたいと思った時の自分の収入 」と「 辞めた後で得られる収入 」を比べて、同じだけ確保できるならば辞めてもいいと思います。

その時の収入を不動産で担保できるのであれば、会社員を続けているのと同じです。私はセミリタイアした後にまた働くのだって、アリだと思うんです。1年なり2年なり思いきり自分の時間を使ってみると、人生は違ってくると思います。例えば私のように心を病んでしまった人は、無理をする必要はないですよ。


江古田島さんの家族が住むクアラルンプールの町並み

張田ミツルさん
私もストレスの代名詞といわれるメニエール病にかかったことがあるので、わかります。

私は塾長とは違ってそこまで綿密に考えていないですが、アドバイスするとしたら、「 マレーシアに住んでみれば? 」と伝えたいですね。マレーシアでなくても、人生に行き詰まっている人は、とりあえずどこかに引越したらいいんじゃないですかね。

私は札幌から東京に引越す方が、マレーシアに行くよりハードルが高いと思うんです。東京に住むということは全てにおいてレベルが高い超都会に住むということです。お金もかかります。それを考えれば、マレーシアはすべてがゆるいですし、生活費もかからないのでハードルが低いですよ。

江古田島平八さん
マレーシアや海外移住を目指している人へのアドバイスはありますか?

張田ミツルさん
やはり、後悔しない方を選んでと言いたいですね( 笑 )。お金はいくらでも取り返せますが、時間は取り返せません。例えば、自分が英語をマスターしてから移住しようと綿密に準備していたら、7年経った今でも札幌に居たままだと思います。

良い/悪いではなく、その時にしかできないことに最も価値があります。日本の方がいいと持ったら日本、マレーシアがいいと思ったらマレーシア、他の国がいいと思ったら他の国、どこだって自分がいいと思うところを選べばいいんですよ。塾長みたいに母子だけで留学させるという選択肢もあります。

江古田島平八さん
私からお伝えしたいのは、移住は「 引越し感覚で気軽にやってみよう! 」ということです。向いている/向いていないは現地に行ってみないと分かりません。その為、最初のチャレンジに費やす金額は理想の6〜7割掛けのイメージがいいと思います。

引越し感覚で行って、上手く行ったら次はこっちに行ってみよう、とルートを残しておくことです。合わなかった時はボロ戸建て一戸の値段で経験を買うことができたと前向きに捉えればいいんです。

せっかく不動産投資でうまくいってお金があるのなら、それを有意義に使うことを考えて欲しいです。お金は棺桶に入れて持っていけません。生きている間に自分や子どもたちの経験にお金を使うのはとてもよい使い道だと思います。

そして、自分自身の幸せも追求していきたいですね。久しぶりの舞台も必ず成功させたいと思います。夏( 7/22〜26 )に出演予定ですので、張田さんも日本にいたらぜひ、観にきてくださいね。


江古田島さんが出演する舞台の公演チラシ

張田ミツルさん
はい、ありがとうございます。またお話ししましょう!


編集後記
お金を稼ぐためではなく、やりたいことや家族の幸せを実現するための手段として不動産投資を捉えているお二人の考え方に共感する方も多いのではないでしょうか。張田さん、塾長、ありがとうございました!

プロフィール

■ 江古田島平八(えこだじまへいはち)さん

江古田島平八さん

不動産『闘志』家
東京都在住
家族は妻と子供二人
妻と子供たちはマレーシアへ留学中

ブログ:ワシが『富導算塾』塾長、江古田島平八である
ツイッター:江古田島平八


■ 経歴

□1979年
福島県に生まれる

□1998年
日本大学芸術学部演劇学科演技コース入学

□1999年
劇団立ち上げ

□2000年
練馬のピアノバーの店長に就任

□2001年
劇団解散

□2002年
個別指導塾に就職

□2003年
営業成績全国1位を獲得

□2004年
社長と大喧嘩して辞職
人事コンサルティング会社に転職

□2005年
起業(弁当屋)

□2006年
日本橋でカフェをオープン
借金つきの雀荘を購入

□2007年
雀荘の社員寮として第1号物件を現金購入
自営業は住宅ローンがつかないと知り、大手企業に就職

□2008年〜20101年
物件を買い進める

□2011年
雀荘売却
東日本震災で実家が全焼

□2012年
江古田で立飲み屋を後輩と共同購入

□2013年
立ち飲み屋を売却

□2014年
西麻布でパフォーマンスパブを企画も頓挫

□2015年〜22017年
戸建てやアパートを買い進める

□2018年
家族がマレーシアに移住

□2019年
埼玉県飯能市にバーベキューハウスを購入

□2020年
アパートを3棟購入
サラリーマンを卒業する


■ 不動産投資の経歴

□2007年
板橋区小竹向原区分所有
720万、利回り10%(現金購入)

□2008年
石川県金沢市一棟AP(1R×8)
750万、利回り25%(現金購入)←2015年売却済

□2009年
富山県高岡市一棟MS重量鉄骨(1K×12)
2,000万、利回り30%(公庫融資10年)←2015年繰上げ返済済

□2010年
豊島区賃貸併用住宅(2LDK+1K×3)
3,850万(住宅ローン35年1.075%)

□2015年
茨城県行方市 戸建(2LDK+P10)
550万、利回り13%(現金購入)

千葉県千葉市中央区 重量鉄骨MS(1K×15+P1)
6,200万、利回り13%(三井住友トラスト30年2.9%)

□2016年
板橋区一棟AP(1R×6)
2,280万15%(三井住友トラスト30年2.9%)

□2017年
石川県小松市新築一棟アパート

□2019年
埼玉県飯能市にバーベキューハウスを購入

□2020年
第11−13号アパート(2DK×6戸×2棟、3DK×6戸)購入
サラリーマンを卒業する

□2021年
満室時家賃収入は年間約3,300万
年間CF約2,500万円、返済比率約25%



■ 張田ミツルさん

張田ミツルさん

□1972年、北海道生まれ
□5人家族(妻&三姉妹)、マレーシア在住

☆不動産投資を始めたきっかけは大家列伝に詳しく載っています
大家列伝【前編】
大家列伝【後編】

【 YouTube 3チャンネル OA中! 】

・インベスター Japan
不動産投資家の本音に迫る! 専門チャンネル

・Malaysia Penang diary326
MYマレーシア暮らしリポート

・ハリー326
Harry VLOG ハリーブログ

・ツイッター:@MH_Minority
・ブログ:harry326
・Facebook:張田ミツル
・Instagram:mh.mitsuru

□不動産賃貸業
□講演家
□文筆家
□映像クリエーター


■ 経歴

□1990年
地元の高校を卒業後、メーカーに営業職として入社

転勤で東京勤務になった初日、駅の人出を見て「今日は祭りか」と思ったら普通の日でショックを受ける。
田舎に比べて生活自体にお金がかかる東京暮らしに疲れていたため、数年で再び札幌勤務となりホッとする。

□2002年(30才)
映像制作会社に転職、アシスタントディレクターとなる

□2007年
結婚

□2008年
7月:メニエール病になるが、約3週間でまあまあ回復
8月:北海道の人気番組のディレクターとなる

□2009年
交通事故に遭ったのを機に不動産投資の勉強を開始

□2010年(37才)
8月:1棟目のアパート購入(2LDK×4)

□2011年
8月:2棟目のアパート購入(1LDK×1、2LDK×2、3LDK×2、テナント×1)
2棟目のアパート

9月:3棟目のアパート購入(1K×10)
3棟目のアパート

□2012年(39才)
2月:4棟目のアパート購入(1DK×8)
5月:5棟目の戸建て購入(6LDK)
6月:映像制作会社を退社
8月:自分の会社を立ち上げる
9月:6棟目の戸建て 購入(4LDK)

□2013年(40才)
2月:7棟目のアパート購入(2LDK×6)
7月:8棟目のアパート購入(2LDK×4)

□2014年(41才)
マレーシアへ移住

□2018年
札幌の大学(北海学園、札幌大学等)で講師を務める

□2021年(48才)
新築RC物件・海外物件など含め、計100室を所有する


(取材・執筆協力 アリ)

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