資産を増やすことに熱心でも、遺すことについては手付かず…。不動産投資家にとって、「 事業継承 」は重要なテーマでありながらも、多くの方が先延ばしにしているのが現実ではないでしょうか?
今回の大家対談では、二人の息子さんへの事業継承を考えながらも、方法がわからないという赤井誠さんに、税理士で2代目大家の渡邊浩滋さんがアドバイス。初回は、何から始めればいいのか? について、失敗例を交えながら説明していただきました。
事業継承の準備をしている投資家はほとんどいない
赤井誠さん
去年の冬、ハワイで友人が急逝したのをきっかけに、事業継承について真剣に考えるようになりました。いつまでも元気でいるつもりですが、それができるとも限りません。
渡邊さんはそういう相談を受けることも多いと思うのですが、自分に何かあったときに備えて、どんな準備をしておけばいいでしょうか。
渡邊浩滋さん
私は税理士であると同時に2代目大家でもあり、顧客の大半が不動産オーナーです。そのため、多くの大家さんの相談に乗る立場にありますが、正直なところ、ご自身が元気なうちから、しっかりと事業継承の準備をしている方はほとんどいません。
赤井誠さん
そうで...
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