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家賃70億円の師匠に21才で弟子入りした話

大家対談/大黒天人×加藤ひろゆきさん_画像


今回の大家対談は、加藤ひろゆきさんと大黒天人さんのお二人に登場いただきます。37才にして家賃収入ウン億円を超える大黒天人さんの「 大家力 」は、加藤ひろゆきさんが前回のコラムで「 敗北宣言 」をした程。大黒さんはいかにして、その実力を身につけたのか? 北の大地にある加藤ひろゆきさんの事務所で、熱い対談は始まりました・・・。


■ 黄金ガールさんからの電話


今日は、遠くからありがとうございます。37才にしてウン億円を稼ぐ大黒天人さんとお会いできるのを楽しみにしていました。実は昨日、黄金ガール様から電話があって、「 たまごっちを無店舗販売で荒稼ぎするなんて、大黒天人さんは組織の息のかかった人に違いないわ。気を付けて! 」と忠告されたんです。


注:大黒天人さんは写真を公開していません。
対談内の写真は影武者を使ったイメージです。



アハハ。私がたまごっちを売っていたのは2週間だけなんですよ。当時ブームだった女子高生や、水商売のお姉さんが欲しがるような商品ならイケるという読みが当たり、パッと売ったあと、すぐに手を引きました。8,000万円が残ったので、それでアパートを買おうと思ったのが、不動産投資を始めたきっかけです。

※「 たまごっち 」の話の詳細は大黒天人さんに登場いただいた「 大家列伝 」に詳しく紹介されています。


短期決戦ですね。戦争でいうと一撃離脱ですよ。それにしても、仕入れのルートを開拓したり、売り子のバイトを5〜6人も雇ったり、岡山在住なのに大阪まで売りに行ったり、段取り力がすごいですよね。


昔から大きなお金を動かしてみたいと思っていたんです。アルバイト先の上司に「 お金を貸すから、何か商売をやってみたら ?」といわれたとき、やるからには大きく稼ごうと決めました。バイトは大学の仲間ですし、自分ではすごいと思わないのですが、金額をいうと驚かれますね。


最近ブームの「 妖怪ウォッチ 」はやらないんですか?


お客さんが子供なので、商売としては厳しいです。ヤフオクでも取引されていますが、高くても10個1万くらい。手を出そうとは思いません。

■ 最初に買ったアパートの売主が不動産投資の師匠


たまごっちのお金で買った最初のアパートの売主さんが、大黒様の師匠になってくれたんですよね。




そうです。何もわからないまま神戸近郊のアパートに買付を入れたら、面接に来るようにと売主様の自宅に呼ばれました。新神戸駅の駅前にセンチュリーが迎えに来て、坂の上のお屋敷に着くと、誰もいない。

「 もしかして、運転手さんがご主人ってパターン? 」と思ったのですが、それは違うというので、植木の手入れをしていた職人風の男性に、「 この家の旦那様はどちらにいらっしゃいますか? 」と聞いたら、その方がそうでした。

そのあと中に通されて、「 あなたにとって不動産とは? 」等の質問を数時間をされた後で、物件を買うことを許可してもらいました。この師匠に弟子入りしたことで、今の自分があります。一時期は寝る時間もないくらい勉強しました。当時、工学部の学生だったんですが、大学は中退しました。



ドラマみたいですね。ピンポンを押して誰もいないという段階から、面接が始まっていたのかもしれません。21才で8,000万円も持った人が現れたから、師匠も見込みがあると思ったのでしょう。そのお師匠様は、どのくらい物件を持っていたのですか?


家賃収入で年間約70億円です。戦中に、隠し持っていたドルを戦後に円に変えるなどして、莫大な資産を得た後、それを不動産に変えたと聞きました。よくできた息子さんたちが医者になったため、後継ぎをどうしようかと考えていたとき、私が現れたという話です。その後、師匠の会社の役員になってノウハウを蓄えながら、個人としても物件を増やしてきました。


70億円ですか? すごいな〜。驚きですよ。お師匠様はご健在ですか?


5年前に亡くなり、今でも2カ月に一回はお墓参りに行っています。師匠は法人を私に引き継がせたかったようですが、贈与税を考えるととてもムリなので、私は会社の株の何割かを購入し、同時に贈与税を支払うための資金を会社から借りました。

その会社の役員は今年退きました。今は筆頭株主として経営を監視していて、毎年、家賃収入を上回る額の配当金が入ってきます。ただ、贈与税用の借入がありましたから、去年までは入ってきたお金の大半をその返済に充てていました。




■ 究極の空室対策は退去させないこと


すごいなー。家賃収入と配当を合わせたら、数億円あるんじゃないですか? スケールが違いますよ。ところで大黒さんは、岡山に住みながら、名古屋、大阪、神戸、神奈川に物件を所有しているそうですね。


そうです。今は戸建て65棟、アパート120戸、駐車場80台、テナント18戸を個人で所有しています。遠隔地ですが現在は9割が自主管理なので、管理ではITをよく使いますね。新規の入居者さんとはスカイプで面談をしますし、入居者さんや業者さんへの連絡もメールがメインです。

ただ、物件には定期的に通い、年配の方を訪問したり、皆で焼き肉パーティをしたりして、実際の交流の場も作るようにしています。なぜ自主管理?と聞かれるのですが、管理会社を挟んだら、入居者さんの細かいニーズは拾えません。それに、顔見知りになると、入居期間が長くなるのです。



究極の空室対策は退去させないこと、ということですね。入居者さんの結婚式に招待されたり、お葬式に呼ばれたりするというウワサを聞いたのですが、本当ですか?


はい。でも、結婚式やお葬式は、招待されても知らない方ばかりなので、呼ばれて嬉しいかというと、正直微妙です( 笑 )。ですが、ありがたいとも思います。亡くなった入居者さんの希望で、4億円の遺産を相続したことがあるんですが、このときはご家族から罵詈雑言を浴びせられ、心が折れそうになりました。


それもスゴイ話ですよね。その方は4億円も資産があるのに、なぜ賃貸アパートに住んでいたのでしょう。


不思議ですよね。私も「 そんなにお金があるなら、1年分を前払いでくれたらよかったのに 」と思いました( 笑 )。たぶん、お金があることを隠しておきたかったのでしょう。ご家族との関係もよくなかったようですし、お金が原因で悲しい思いをされたのかもしれません。

■ お金は十分にあったけど、人間としてそれだけではダメだと思った


それにしても大黒さんは、どんどん資産が増えて行く人生を歩んでいるように見えるのですが、投資で失敗したことはないんですか?




もちろん、ありますよ。昔、株で大きな損失を出したことがあって、そのとき、不動産一本で行こうと決めました。ここまで順調にこられたのは、不動産が好きだからだと思います。趣味は物件を買うことなので、他のことにお金を使いません。一応、付け加えておくと、女性のいるお店で飲んだり騒いだりということもしません( 笑 )


ストイックだなあ。それだけ若くてお金があったら、調子に乗りそうなのに、嬉しがらないのはさすがです。それにしても、家賃と配当を合わせたらすごい金額ですよね。そんなにお金があるのに、数年前までサラリーマンもやっていたのはなぜですか?


お金は十分にありましたが、人間としてそれだけではダメだと思ったんです。ただ、不動産がらみの電話が頻繁にかかってくるので、面接の際に事情を話して、「 勤務中に仕事以外の電話を受けてもOK 」というところに入りました。

家電量販店のパソコン売り場や、パソコンのカスタマーサポート業務等、IT系で人との交流がある仕事が多かったですね。

当時、収入の大部分は家賃でしたけど、会社勤めをしているときは、そちらが本業という気持ちでした。よくいわれることですが、不動産投資って孤独です。両立が難しくなりもう辞めてしまいましたが、皆で一緒に働くのは楽しかったですね。




初対面にもかかわらず、開始早々、大変な盛り上がりを見せた二人の対談は、息つく暇もなく深夜まで続きました。次回は、勝手にアパートを壊した入居者、爬虫類を300匹も飼っていた入居者など、大黒天人さんが遭遇した様々なトラブルとその対処法などを紹介します。お楽しみに。

○ 全5回のテーマ
第1回、【 家賃70億円の師匠に21才で弟子入りした話 】
第2回、【 勝手にアパートを壊して建替えていた入居者 】
第3回、【 8年目で売りに出して3年かけて売却する理由 】
第4回、【 大事なのは買う基準よりも買わない基準 】
最終回、【 儲かる物件とそうでない物件 〜加藤ひろゆきさんの物件ツアー編〜 】

対談に協力いただいた方々
撮影協力:張田満さん
影武者:特殊工作員Nさん


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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 加藤ひろゆきさん

加藤ひろゆきさん

激安不動産投資家
加藤さんのコラム
加藤さんのブログ

□ 経歴

1965年生まれ。北海道出身。北海道在住の随筆家兼激安不動産投資家。

大学卒業後、某大手外資系企業に勤務。その後、渡米しハリウッドで俳優を目指す。
マドンナやジャネット・ジャクソンのミュージック・ビデオ、ホンダやコカ・コーラのCM、映画などにも出演。出演本数、約50本。

約6年間、アメリカ合衆国の芸能界に挫折して1997年に帰国。
その時の所持金は、たった200ドル。

帰国後、3年間のフリーター生活。その後出版社のサラリーマンとして生活をはじめたが、 2006年1月に支店が閉鎖。

これを期に、専業大家にナル。

■ 大黒天人さん(だいこくてんじん)

daikokusan

岡山県在住の専業大家
ブログ「大黒天人の不動産投資通信」

□ 経歴

1977年生まれ

1996年
当時ブームだった「たまごっち」を売って大金を手にする

1998年
全額自己資金で神戸に2棟で8,000万円のアパートを買う
売主の大地主の会社を手伝いながら不動産投資の経験を積む

2005年
大家業だけでは寂しいと思い、地元の企業に就職する

2010年
ITエンジニアとして働いていた会社を退社

□ 所有物件

戸建て 65棟
集合住宅 120室
テナントビル18室
駐車場 80台
未計画用地 2筆

※2014年5月に愛知県刈谷市に2DKの物件4棟を一括購入(12月引渡し予定)

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