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不動産投資のゴールとは何か?お金より大切なもの。

大家対談/赤井誠×極東船長さん_画像


札幌を中心に物件を増やし、投資総額30億円を超える極東船長さんと赤井誠さんの対談の5回目です。今回のテーマは、「 不動産投資のゴール 」。すでに十分なお金を手にした二人は、何のために物件を増やすのか? 着地点や事業継承をどう考えている? 不動産投資をするすべての人が一度は考えたことのあるこの問題について、本気で語り合っていただきました。


■ 知り合いの自殺や過労死が会社を辞めるきっかけになった


不動産投資をやってきて、嬉しかったこと、よかったことを教えてください。


同好の士を得られたこと。赤ちゃんとも、大家になっていなければ会えなかった。


本当にそうだよね。会社員時代は、自分の生き方が一番正しいくらいに思っていたのに、今になれば、あの頃は狭い範囲の中で最適化していただけなんだ、とよくわかる。一昨年の夏に会社を辞めて、本当に世界が広がりました。


赤ちゃんは会社の仕事も好きだって言っていたけど、退職のきっかけは何かあったの?


あと2年いれば退職金が数千万円アップしたんだけど、それよりも自分の人生が大事だと思った。直接のきっかけは、同じ会社の人間が自殺をしたり、過労死のような死に方をしたこと。身近な人の死に触れて、元気なうちにやりたいことをやりたい、僕は海外が好きだからが、体力があるうちに行っておかなきゃと思いました。

実際、50才を超えてくると、体力が落ちますよ。10年前はペンキを持って朝6時の便で福岡に行って、23時何分かの便で帰ってきて、次の日は会社に行っていたけど、楽しくて仕方なかった。それが45才でガクッと来ましたね。

それと、会社を辞めたことで、子育ての価値観も変わりました。昔はいい大学に行っていい会社に入れと要求していたけど、今はそれだけじゃないとよくわかった。色々な生き方があるし、それでいいんだと。


■ 今は日本の歴史上一番幸せな時代。チャンスを生かさない手はない。


赤ちゃんのところは、男の子が二人だよね。もう成人したの?


二人とも成人しています。僕にはすべての事業を子供に譲るというひとつの理想があるんですよ。僕は資本家になって、相談役で残る。それでお金をもらって旅に行けたらいいなあって。年収が2,000万円以上あっても使いきれないとわかったし、家賃1億円くらいが終着点なのかな、その先は息子に譲るのかな、とうっすら思っています。


そうか。俺は今年57才。もういつ死んでもおかしくないと思っている。常に考えているのは、死ぬ間際にあの土地にあんなマンションを建てたかったなと後悔したくないということさ。だからこれからも、自分を認めてくれる人たちと面白い仕事をしたい。赤ちゃんも同じでしょう。だから今年、RCの新築をやったんじゃない?


確かに、それはある。でも、何かを悔やんでいるわけじゃなくて、僕は「突然、余命3カ月と言われても、今と同じことをする」という自信があるよ。


俺だってそうだよ。だけどさ、今の日本には戦争もない。資本主義の自由競争の中で、元気に好きなことができる。日本の歴史上、今が一番幸せな時代だって俺は思っている。その中にいて、チャレンジできるチャンスを生かさない手はないと思う。普通の人が融資を使って不動産投資ができるなんて、世界中でも日本だけ、歴史的に見たって今だけだよ。


僕はいつも、そこで悩む。男だからチャレンジしたい。でも、お金はもう十分ある。


お金が余っていたって、挑戦すればいい。人生80年なら、0〜20才は親に依存していて、20〜40才は仕事を覚える時期で、40〜60才は培ったものを円熟する時期、そして60才からは縮小に向かう時期だと思う。

今、体も動くし、賃貸業20年の知識もあって、人もついてきてくれる。だから止まるんじゃなくて、変化し続けたい。俺は、矛盾してるけど規模は追っていないんだ。規模は結果。いい立地で、事業として面白いものならやりたい。

俺、船に乗っていて死にかけた時、助けてくれた僚船がいて、本当に感謝しているんだ。その一方で、9,000万円の借金を苦に自殺した奴もいる。Q先生の本に、「 お金には死ぬほどの価値がない 」と書いてあってね。その言葉の意味をその男が知っていたら、と思うと悔しいよ。人生とか仕事ってさ、お金じゃないんだよ。お金よりずっと、大切なものさ。



■ 札幌の金融機関は貸し先がないから不動産への融資が出やすい


それにしても、30億円も借りられるのがすごいですよ。東京ではかなり難しいと思う。札幌はどんどん貸してくれますよね。


東京は大企業が多くて、貸し先がたくさんあるからね。札幌は金融機関は多いけど、貸すところがない。だから、担保をとれる不動産にみんな貸したがる。これも、日本の中のひずみのひとつだよね。


借金は怖くないですか? 


今は怖くない。俺が18才のとき、父親の会社の借金が7,000万〜8,000万円あったのさ。今の俺の価値観に換算したら、多分何百億円というレベル。金利8%だから、それだけでもすごい金額だよ。最初は借金はイヤだったけど、それを乗り越えてきたから、大きな金額に対して抵抗がないのかもしれない。

でも、これでもスピードは落としているんだよ。独身だったら100億円まで行っていたかもしれない。あれだよ、30代なら自己破産という選択肢もあるけど、50代じゃそうはいかない。家族が安全装置というか、ブレーキになるんだ。

ただ、仮に自己破産に近い状態になったとしても、家族を路頭に迷わせるようなことはしたくないし、そうならない体制を作っている。夫婦2人分で小規模事業共済とか年金や保険を使えば、1億は残るように計画してるんだ。こんな俺についてきてくれたから、絶対に幸せでいてほしいのさ。



僕も家族のために、絶対に失敗できないという気持ちがある。それと、最初に福岡の物件で苦労したのがよかった。埋まらない地域の物件がどれだけ大変か、よくわかりましたから。どんなにがんばっても、ダメなものはダメですよ。

それと、うちは妻が慎重なんです。いつも、「 もういいんじゃないの? 」とブレーキをかけてくれる。何か提案があっても、「 僕は興味があるんだけど、妻が反対なんで 」といって、断ることがよくある。ただ、止まったらそこで終わりだから、少し売って、少し買うといったことは続けていくと話しています。


■ もともと貧乏性だから、お金が増えても使い切れない


断るときに「妻が反対している」という理由は、俺もよく使う。これは、妻帯者のいいところだよね。それにしても、赤ちゃんは借金のことだけでなく、リスクを排除することに関しては相当シビアに生きている感じがするね。


僕が子供の頃、父親が倒れて障害者になりました。お金には苦労したから、周りからは色々とシビアに見えるのかもしれませんね。今日も、もうちょっといいホテルに泊まったら? と周りから言われたんですが、国内は食事付きの温泉旅館でも一人2万円以内と決めているんです。そういう感覚って、後天的なものではなく、その人の器なのかもしれません。


価値観の問題だよね。赤ちゃんはハワイによく行くでしょう。俺は高齢の母と同居しているから、長期の旅行には行けないんだ。贅沢は夫婦で1泊7万円の温泉旅館に泊まるくらい。ただ、人にお金を出して何か仕事を頼んだり、時間を買うためにお金を使ったりするのは、もっとやっていこうと思っている。


僕も自分の時給を考えたら、労働集約的な仕事はもう人に出していった方がいいと思う。でも、体を動かすのが好きなんだよね。昨日も力いっぱいフローリングの清掃をしていたら、指紋が消えてしまって、スマホの指紋認証ができなかった( 笑 )。


でもさ、赤ちゃんは、女性専用のアパートを持っているでしょう。あれは楽しそうで、いいよね。俺もそんなアパートなら自分でリフォームでもなんでもやるよ。


旅行のお土産を持ってアパートに行くと、みんなが喜んでくれるから嬉しいんですよ。僕には娘がいないから、余計にかわいく思えます。


編集後記
船長の「もし自己破産に近い状態になったとしても、1億円残るように計画している」というお話には驚きました。お二人とも、家族への思いを、きれいごとではなくきっちりと具現化しているのはさすがです。投資家として一流の人は、家庭人としても一流なのだなと思いました。次回は最終回です。お楽しみに。

○ 全6回のテーマ
第1回、【 20年で30億円投資した極東船長の紆余曲折 】
第2回、【 大きく資産を増やす王道と新築RCに辿りついた理由 】
第3回、【 金利リスクを甘くみる危険性と海外投資での失敗】
第4回、【 月100万円のCFでリタイヤできると思っている人】
第5回、【 お金より大切なもの。不動産投資のゴールとは何か?】
最終回、【 資産100億の人たちが嘆く「事業継承」の難しさ 】


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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 極東船長さん(きょくとうせんちょう)

極東船長さん

船長のブログ
極東船長の子供たちに伝えたいこと徒然

北海道の東の町在住
10棟229室の大家

□ 経歴

1958年、北海道生まれ

高校卒業後、家業である漁業を継ぎ乗船、24歳から船長になる

1993年(35才)
船の転覆を機に陸の仕事に就く。
収入が激減し、投資の勉強を開始。

1995年(37才)
札幌市内に1棟目の中古APを購入。

1998年(40才)
札幌市内に2棟目の中古APを購入。

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他にも都内区分、中国区分、苫小牧の中古AP、新築AP等、様々な物件の売買を続けながら、徐々に規模を拡大。
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2009〜2014年(51〜56才)
札幌市中央区にRCマンション7棟を新築(内2棟売却済)

2015年(57才)
所有物件は個人と法人合わせて10棟229室

家賃年収は3億弱、諸経費控除後の税引き前CFは1億弱、税引き後CFで6千万円

■ 赤井誠さん(あかいまこと)

赤井誠
赤井誠さんのブログ

196X年 横浜生まれ
10棟65室、駐車場30台の大家

北海道大学大学院卒業後、某電機メーカーに就職。
2013年に退社し専業大家となる。

□ 所有物件一覧

2005年
福岡市アパート
1DK×10戸
2008年売却済み

2006年
仙台市アパート 利回り17%
1K+ロフト×10戸
2012年売却済み

横浜市マンション 利回り11%
1K×23戸
2014年売却済み

2008年
横浜市アパート 利回り11%
1K+ロフト×6戸

横浜市アパート 利回り11%
1K+ロフト×8戸

2009年
横浜市戸建て 利回り15%
4SLDK+サンルーム

2010年
横浜市アパート 利回り13%
1K×8戸

2010年
横浜市アパート 利回り20%
1K×4戸

2011年
横浜市マンション 利回り15% 
1K×10戸,1LDK×1戸

2011年
横浜市マンション 利回り15%
店舗,1LDK

2012年
杉並区区分マンション 利回り16%

2012年
柏市アパート 利回り20%
1K+ロフト×10戸
2013年売却済み

2013年
藤沢市パーキング 利回り25%
30台

2013年
横浜市戸建て 利回り14%
1LDK

2015年
10棟65室(常に変動アリ)

家賃年収約6,000万円くらい。税引き後の手残りは3,000万円強

さらに詳しいプロフィール
幼少期から現在までほか


□ 赤井さんの本

赤井誠
ゼロからの不動産投資(すばる舎)

赤井さん2冊目
本気ではじめる不動産投資(すばる舎)

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