27年間勤めた会社を去年、セミリタイヤされたばかりの赤井誠さんと、5年前に銀行員を辞め、現在は大家兼コンサルタント業を行う岡元公夫さんの対談の3回目。「 積算評価より大切なこと 」「 怪しげなコンサルタントが多すぎる 」「 ●●式をそのままマネてもダメ 」など、辛口トークはさらにヒートアップ。業界に精通するお二人ならではの、教訓溢れる内容です。
■ ノウハウを知っていても、判断が間違っていればうまくいかない

赤井さんは普段、自分自身を成長させるために、どんな勉強をしていますか?

尊敬している人、自分から見て成功している人の生きざまを知ることですね。それが、一番の教材だと思っています。例えば、京セラの稲森和夫さんの本などはよく読みます。皆が苦しいとき、どうして前向きに考えて、解決策を見つけることができるのか。そういうことに興味があるんです。本を読むときに特に注目するのは、何を食べて、どんな車に乗っていて、子供が何人いてというようなバックグランドを知ることです。

何かのノウハウを知るというよりも、すべての基本となる物事の本質を学ぶということでしょうか。

その人の考え方を知りたいんです。世の中には、あ...