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アイディアは移動の距離に比例する。移住先での子育て

大家対談/張田満×山岡清利さん_画像


今年最後の大家対談は、サラリーマンを早期退職して、好きな場所に移住したという共通点を持つ、山岡清利さんと張田満さんに、セミリタイアまでの道のり、移住を決めた理由などを語り合っていただきます。3回目の今回は、移住を提案したときの奥様の反応、移住後の生活の優先順位、子育てなどについて話が弾みました。


■ 自分にとって一番大切なのは家族サービス


山岡さんは会社を辞めて家族で札幌に移住してきて、すぐに今の仕事を始めたんですよね。


そう。東京に住んでいるとき、札幌の管理会社の仕事に満足できなかったので、自分と同じように、物件は札幌で自宅は本州という人に向けたサービスを始めたら喜ばれるだろうと思っていたの。

東京にいた頃から、自分が札幌に行くたびに仲間の物件の写真をたくさん撮って、写真を送るような手伝いはしていたし。ただ、最初はお金にはならなかった。不動産投資家ってオフェンスは行くけど、ディフェンスにはお金を使わないからね。

でも、ここ数年で札幌の賃貸事情が厳しくなってきたから、お客さんも増えてきた。ただ、この仕事で大儲けしようとは思わないんだよ。自分の賃貸経営のスキルアップにもなるし、DIYという自分の好きなことを仕事を通じて学ばせてもらっている。それで十分。


そうなんですね。確かに、山岡さんは年中、キャンプをしたりツーリングをしたりして、そっちが中心という感じですよね。


そこはハッキリしている。自分にとって一番大切なのは、家族サービス。その次が趣味で、最後が仕事。今は仕事を手伝ってくれる人も増えたので、自由な時間ができてきた。

趣味はクレー射撃、ハンティング、キャンプ、カヌー、バイク、スキー、スモーク作り他にもアウトドア全般が好きで、広大な北海道のフィールドに年中出かけているよ。


この日はカモをゲット


お子さんたちも嬉しいでしょうね。男の子二人ですし。


うちの子たちはかなりワイルドに育っていると思う。「 もっと不動産の規模を増やさないの? 」と質問されることもあるけど、この生活に満足しているから、今はいいかな、という気持ち。物件価格が高いということもあるけどね。

子供たちと一緒に遊べるのは今しかない。子どもが大きくなってかまってくれなくなったら、仕事を増やすかもしれないけど、今は家族との触れ合いを優先したいんだよね。


すばらしいと思います。やりたいことを大切にしながら、ストレスなく働けるのが、一番いいですよね。お金を増やすことが目的じゃないのに、そのワナにはまってしまう人っているじゃないですか。消費をあおる構造に組み込まれているというか。

海外に住むようになって、日本人は特に、そういう傾向があるなあって思うようになったんですよ。



確かにそうかもしれないね。もっと大きい家に住みたいとか、クルマが欲しいとかね。無理なローンを組んで、家に帰ってきてぐったりするくらいなら、安い賃貸物件に住めばいいのにね。

自分も小さい時に超貧乏で欲しいものが買えなくて、大きくなったらお金が欲しいなあという気持ちがあったから、否定はできないけどさ。でも、人間の欲望は底なしだから、このくらいで十分という自分のサイズを知ることは大切かもしれないね。

■ アイディアは移動の距離に比例する


張田さんは札幌からマレーシアに行ってから、どのくらい経ったの?


早いものでもうすぐ4年目に入ります。うちの母はいまだに、「 いつ帰ってくるの? 」というんですが、帰るつもりはありません。合わなかったら戻ってこようと思って購入してあった家も、売ってしまいました。


そもそも、なぜマレーシアに住もうと思ったの? オレは札幌が大好きで移住してきたから、どうしてこんなにいいところから出て行くんだろうと思っちゃう。


僕も札幌はいい町だと思います。でも、ずっとこの町で育っているので、刺激がないんですよ。高城剛さんの「 アイディアは移動距離に比例する 」という名言には影響を受けました。

実際、マレーシアに住むようになってから、日本にいた頃とは違う角度で物事が見れるようになりました。



同じところにいると刺激がなくなるというのは、わかる気がする。我が家は雪が降るとかまくらを作ろうってワクワクするけど、地元の人はうんざりしているものね( 笑 )。


冬になると山岡家の庭に現れる巨大かまくら。ここでお友達家族と鍋パーティーをする


僕は札幌育ちなのに寒いのが苦手なので、雪が降るとブルーになります。今回も、千歳空港に降り立ったらいきなり寒くて、12月にきたのは失敗だったと思いました( 笑 )。

■ 娘たちを日本の学校に通わせたくなかった


張田さんのお家は娘さんが3人だよね。学校はどうしてるの?


日本人学校なんですが、楽しそうに通っていますよ。語学の方も大人よりマスターするのが早いですね。実は、僕が移住したのは、娘たちを日本の学校に通わせたくないという理由もあったんです。

日本的な変なシステムの中に組み込まれたくないっていうか・・・。小学生の頃、足が遅い女の子が泣きながら走らされているのを見て、なんでこんな残酷なことをするんだろうと感じていました。

大人になったら理由がわかるのかな、と思ったらますますわからない。そういう場所に放り込みたくなかったんです。



言われてみればそうだよね。


あと、日本にいるときからテレビは見せていなかったんですが、日本のマスコミの情報も入れたくないと思いました。それで、長女の小学校入学のタイミングで移住したんです。


マレーシアの学校と保育園に通う張田3姉妹


海外にはよく行っていたの?


全然です。僕も妻も英語を話せませんし。でも、子連れ移住の本を読んだり、セミナーに出たりする中で、自分にもできそうな気がしました。それで、色々な国を見た中で、住んでいる人が明るいマレーシアがいいと思いました。

治安もいいですし、多民族国家で色々な人がいて、文化も様々なものが交じり合っていて、面白い国です。食べ物も美味しいし、色々な意味で選択肢の多いところだと思います。



ビザは10年のものを取ったんだよね?


はい。マレーシアにはMM2Hという10年住めるビザがあるんです。900万円かかりましたが、現地の銀行に入れておけば金利がつきますし、移住できる国の中では高い方ではないので、迷わず決めました。

このビザをとってから、子どもの学校を決めたり、家を探したりして、1年後くらいに家族で移住しました。


■ 妻は楽観的で「 面白そう 」と言ってくれた


奥さんは反対しなかったの?


それが、うちの妻は楽観的で、「 面白そう 」と言ってくれて、向こうに住んでからも、「 毎日が海外旅行みたい 」と喜んでいます。

妻は札幌にいるときは3人の娘を育てながらフルタイムで働いていたんですが、今は子育てに専念できて、楽しそうですよ。奥さんといえば、山岡さんの奥さんも本当にいい方ですよね。



そう? ありがとう( 笑 )。彼女とは東京に住んでいるときに知り合ったから、札幌に来るときは多少抵抗されたんだよ。でも、今は満足しているみたい。ただ、ココだけの話、オレはもっと山深い大自然の中に住みたいという願望があるんだけどね、それは難しそう( 笑 )。


本当のサバイバル生活になってしまいますからね( 笑 )。東京から札幌に来てくれただけで感謝した方がいいですよ( 笑 )。


山岡家では真冬もキャンプを楽しんでいる


ところで張田さんは、マレーシアでは仕事をしていないんだよね。何をしてるの?


僕はよく旅行に行きます。それと、予想以上に日本からお客さんが訪ねてきてくれるので、案内をすることが多いですね。何もない日は、英会話を習ったり、ゴルフにいったり、妻とランチを食べに出かけたり、子どもとプールに入ったりしています。

娘たちは昼間、保育園と小学校に行っているので、妻も意外と時間があるんです。



本当に奥さんと仲が良いよね。


ありがとうございます( 笑 )。妻は不動産投資を始めるときも、会社を辞める時も、いつも応援してくれました。本当に感謝しています。妻とは最初に勤めていた会社で出会ったんです。

東京勤務から戻ってきたら、中途入社で入った彼女がいて、「 神様からのプレゼントだ 」と思いました( 笑 )。これもあの会社に勤めいていたおかげですから、意味がないことなんてないですよね。



本当にそうだよね。


それと、マレーシアにはものすごい決意の元で旅立ったわけではないんです。何か問題があったら向こうに住みながらなんとかすればいいし、もし合わなければ戻ればいいと思っていました。

マレーシアはビザを除けば、生活にかかるお金が安いんですよ。ダメなら戻ればいいという意味では、東京に移住するより、気楽だと思いますよ。



編集後記
お二人の奥様とお子さんへの愛情が伝わってくる内容ですね。父親として家族に尊敬されている二人だから、奥様やお子さんが移住という大きな決断を受け入れ、皆で楽しむことができたのだろうなと感じました。明日の最終回は自由になるために大切なことや今後の目標等についてお送りします。お楽しみに。


○ 全4回のテーマ
第1回【 僕らにも泥人形のように働いた会社員時代があった 】
第2回【 死にかけてわかった自分が本当に望む生き方 】
第3回【 アイディアは移動の距離に比例する。妻と子供の反応】
最終回【 自分の頭で考え、行動することが「自由」への道を拓く】


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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 山岡清利さん

山岡清利

□1971年、栃木生まれ、福島育ち
□4人家族(妻&2人の男の子)、札幌在住
ブログ:報告ネット業務日誌

□不動産賃貸業
□不動産管理状況巡回報告サービス業「報告ネット」代表

■ 経歴

□1990年
地元の高校を卒業後、東京の警備会社に就職

□1997年
警備会社を辞めて、WEB製作運営会社を起業

□2002年
北海道への移住を計画、移住後の収入源確保のために不動産投資の勉強を始める

長嶋修さんが主催する不動産投資の勉強会「 エクシード 」に入会

札幌市西区 新築木造AP 6戸

□2003年
札幌市中央区 新築木造AP 8戸

□2004年
札幌市豊平区 中古区分 1戸

□2005年
札幌市西区 新築木造AP 8戸

□2006年
札幌市中央区 中古木造AP 8戸+テナント

□2007年
当初の計画では5棟購入し札幌へ移住する予定だったが、市場の変化で遠方からの管理が難しくなり会社を売却、札幌に移住する。

移住後は大家業のかたわら、不動産管理状況巡回報告サービス業「報告ネット」の代表として、札幌に物件を持つ本州の大家さんたち等をサポートしている。


■ 張田満さん

horiuchisan

□1972年、北海道生まれ
□5人家族(妻&三姉妹)、マレーシア在住

☆不動産投資を始めたきっかけは大家列伝に詳しく載っています
大家列伝【前編】
大家列伝【後編】

□不動産賃貸業
□映像クリエーター

■ 経歴

□1990年
地元の高校を卒業後、メーカーに営業職として入社

転勤で東京勤務になった初日、駅の人出を見て「今日は祭りか」と思ったら普通の日でショックを受ける。
田舎に比べて生活自体にお金がかかる東京暮らしに疲れていたため、数年で再び札幌勤務となりホッとする。

□2002年(30才)
映像制作会社に転職、アシスタントディレクターとなる

□2007年
結婚

□2008年
7月:メニエール病になるが、約3週間でまあまあ回復  
8月:北海道の人気番組のディレクターとなる

□2009年
交通事故に遭ったのを機に不動産投資の勉強を開始

□2010年(37才)
8月:1棟目のアパート購入(2LDK×4)


□2011年
8月:2棟目のアパート購入(1LDK×1、2LDK×2、3LDK×2、テナント×1)


9月:3棟目のアパート購入(1K×10)


□2012年(39才)
2月:4棟目のアパート購入(1DK×8)
5月:5棟目の戸建て購入(6LDK)
6月:映像制作会社を退社
8月:自分の会社を立ち上げる
9月:6棟目の戸建て 購入(4LDK)

□2013年(40才)
2月:7棟目のアパート購入(2LDK×6)
7月:8棟目のアパート購入(2LDK×4)

□2014年(41才)
マレーシアへ移住

新築RC物件・海外コンドテル・海外コンドミニアムなど含め、計100室を所有する

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