アパート新築5年目の感想～稼働率、退去理由、想定外のことなど～

「 空き家問題 」という言葉がいつの間にか一般的になるくらい、不動産の稼働状況に注目が集まる時代になりました。大家にとっては「 空室問題 」と言い換えてもいいかもしれませんが、いずれも深刻な問題です。

一方で、相続対策と称して新築の賃貸マンションやアパートが乱立し、その施工者である建築会社の株価は上場来の高値を更新するような勢いになっています。

とても人口減少に悩む社会とは思えない現象ですが、この辺の難しい話はボロが出ないうちに他のコラムの方々に譲るとして、私の方は自分の物件の運営状況をお話したいと思います。

私が世田谷区桜新町に新築アパート建築の計画をスタートさせたのは今から６年前の２００９年３月、リーマンショックの影響がまだまだ強く残っている頃でした。ちなみにその期末の日経平均株価は８,１００円と今から思えばめちゃめちゃ安かったですね（笑）。

土地の売主である建築会社と融資している金融機関と交渉を重ね、６月には何とか契約が完了、その後右往左往しながらも翌年２０１０年３月には完成、現在まで順調に稼働しています。

ただし、自宅から徒歩圏にあるこの物件の建築現場を毎日のように見に行って、すっかり気...