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波乱の2016年マーケットと個人的な資産運用成績

たかおさん_画像 第37話

■ 「 政高経低 」時代に入った日本

今年も残すところ1カ月となり、例年通り1年で一番頭を使う季節となりました。その年を振り返りながら翌年のシナリオとプランを立てる習慣は、外資金融の頃からですから20年にもなりますが、非常に有益な時間と手法だと考えています。

昨年のこの時期に立てたプランによって今年も乗り切ることが出来たわけですが、今回は色々あった2016年を振り返ることにしたいと思います。

年初のコラムで「 2016年は波乱の年 」としました。予想通り、いや予想以上に、年初より世界的に波乱の展開となり日経平均においても暴落と言っていいほどの大荒れの幕開けとなりました。

私は年末より既に警戒モードに入っていたため難を逃れることが出来、また同時にヘッジにと仕込んでいた日本株のPUTオプションが最大にワークしたのがこの時期でした。一時は当初元本の5倍以上の収益を上げ、波乱局面での有用性が証明される形となりました。

また4月のコラムで紹介していますが、今年は「 世界的に選挙の年 」であるとして、政治塾にも入塾し政治について肌感覚で学んできました。決して出馬するためではありません( 笑 )。

これまでの人生、経済・金融畑で大半の時間を過ごしているので、経済的視点からしか政治を見ることが出来ず、疑問に思うことが沢山ありました。

例えば、「 政治関係者はなぜ経済やマーケットを正しく理解しないのだろうか? 」など。

政治的視点から見ると、経済は憲法・外交や社会保障など諸課題の中の一つに過ぎません。さらに言うと、現状下においては、他の諸課題が多すぎて経済の問題は後回しになりやすく、また、経済の専門家は少なく内容的にも御しがたいので丸投げになりやすいということがよくわかりました。

これを「 政高経低時代に入った 」という人もいますが、残念ながらその通りだと思います。

ところが、実際の所一般の人々は本質的には経済問題を重視しています。「 英国のBrexit 」や「 米国大統領選挙 」において、政治の専門家と言われる人達がことごとく予想を外したのはまさにこのギャップだと実感を持って分析しています。

誤解覚悟であえて単純化して言うと、英国のBrexitも米国大統領選挙も、自分の財布と相談して投票した人が多かったわけです。

「 EU加入で移民が増えたせいで、賃金が下がり生活が苦しくなった 」
「 弁護士のヒラリーより経営者のトランプの方が景気が良くなって、給料も上がるはず 」。

このような声が政治に反映されたのです。これをポピュリズムと揶揄したりもしますが、それが現実です。このような傾向は日本国内にも見られます。

5月のコラムに書いていますが、アベノミクスを支えるために日本銀行のバランスシートは大膨張してしまいました。そして、当初は2年限定だったはずの大胆な金融緩和が、4年目に突入しようとしています。

さすがにこのままではマズイということで、今年の9月に方針を変更し、「 量から金利へ 」と主目標を変えると発表されました。しかしながら、既に日銀のBSには400兆円の国債を保有しており、マイナス金利の悪影響もあり、その評価損が10兆円にもなるとの報道もありました。

0%の金利で10兆円の含み損ですから、金利が上がったらどうなるのか? 想像しただけでもゾッとします。中央銀行の独立性、とはよく言ったものでここにも「 政高経低 」の兆候が表れています。

■ 2016年の投資を振り返って

さて、ここからは投資している不動産やヘッジ運用についての2016年のパフォーマンスについて整理していきます。まず、不動産については順調な運営でした。

アパートについては稼働率が96%。2015年の後半にやや苦戦したので多少テコ入れしましたがその後は順調に運営、更新率も上昇しました。

また、店舗については、運営主体が変わりましたが継続して営業しているので、引き続き稼働率は100%となっています。7年で経営者は二度替わりましたが、家賃収入も途切れたことはありません。結果として、今年も家賃収入にて家計支出全体を賄うことが出来ました。

次に、ヘッジ運用についてですが、1〜11月時点で+65%とまずまずの結果となりました。

ただ、今年最大のイベントである米国大統領のあった11月9日時点でヘッジ1の日本株PUTオプションは全て閉じました。ヘッジ2と3は現状維持です。



ヘッジ1 日本株PUTオプション買い +333%
→1〜3月の急落時に収益化したが、その後はじりじりとコストは払う展開になった。商品としての有用性と他方でその管理の難しさを認識。ポジションはゼロに。

ヘッジ2 日本国債ベア型ファンド -3%
→マイナス金利の影響で一時は大幅に収益がマイナス化。11月の米国大統領選後は世界的な債券安を受け回復方向に。来年以降も期待できるためポジションは維持。

ヘッジ3 金 +3%
→年初より好調であった金価格も11月以降は大幅下落。他方、為替が円安に振れたため大幅なマイナス化は逃れた。こちらも現状維持か、安くなれば積み増しも。



ヘッジ運用の目的は、不動産価格の下落に備えることでした。不動産価格については、基準地価やリート指数を見ても明確な下落は確認できませんが、外国人投資家が5,000億円単位の売り越しに転じたように需給環境は緩みつつあります。

また、トランプ政権誕生により、世界的な金利上昇圧力が強まる中、引き続き不動産価格の調整圧力には注意していきたいと考えています。
これから来年のシナリオ&プランを考えたいと思います。。。

では、良い年を!

2016年11月30日 事務所にて

                           たかおさん

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ たかおさん

たかお

投資家(生涯一投資家)

東京都在住
妻と長男、長女の4人家族

不動産投資を始めたきっかけなどが詳しく載っています↓
大家列伝【前編】
大家列伝【後編】

■ 経歴

□1966年
大阪生まれ

青年時代に父親の会社が倒産し、商売には浮き沈みがあることを実感する

□1984年
ウォール街をテーマにした映画を観て、マーケットの世界に入ることを決意

□1990年
「30歳で辞める」と宣言して信託銀行に入社

□1997年 
ヘッドハンティングで外資系金融に転職。ハードな毎日を過ごす

□2002年
人生最悪の出来事が起き、仕事ばかりでない人生を模索しはじめる。一度きりの人生の大切な時間をきちんと生きていきたいと強く思うようになる

□2009年
リーマンショックを現場で体感して、外資系金融を退社

□2010年
世田谷区内に8戸の木造アパートを新築、完成

中野区内に店舗物件を購入

□2011年
整体サロンオープン。それ以外にもオーナーとして複数のビジネスの経営にかかわる

□2012年
朝活にはまり、初参加から3カ月で役員になる

□2014年
生涯一投資家宣言

■ 保有資格 

宅地建物取引主任者、競売不動産取扱主任者、ファイナンシャルプランナーなど

■ 今いちばんの幸せ

娘に駒沢公園で遊んでもらう時

■ 夢

世界中の電車を制覇すること

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