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末尾7の年は暴落が多い?ートランプ後の日本・世界はどうなるのか?を考えるー

たかおさん_画像 第39話

健美家不動産投資コラム

先日、毎年恒例となっている健美家新年会がありまして、今年は私がミニセミナーの講師を務める事になりました。

不動産のプロ達を前に私が何を話すのか? と思いましたがテーマを「 トランプ後の日本・世界はどうなるのか? を考える 」とし、今最もホットなネタで勝負することにしました。

今回はそのセミナーの内容を要約してお届けしたいと思います。


お題は以下の3つです。

1.2017年=1933年となるのか?
2.2017年の世界・日本を考える
3.不動産投資家のブラックスワン


1.2017年=1933年となるのか?

トランプ大統領の政策はレーガノミクスに近いのではないか、という見方が一般的なようですが、私は時代背景も含めて1933年に大統領に就任したルーズベルト時代と似ていると考えています。

@1929年世界大恐慌=2008年リーマンショック
A1930年米国ホーリースム―ト関税法=2017年米国国境税?
B1931年高橋是清登場リフレ政策へ=2013年アベノミクスによるリフレ政策
C1931年英国突然の金本位制離脱=2016年英国、EUより離脱
D1933年ルーズベルト大統領就任=2017年トランプ大統領就任
E1933年ヒトラー独首相に=2017年ルペン仏大統領?メルケル独敗北?
F1936年二二六事件=2018年黒田日銀総裁退任


世界的な大恐慌があった後であり、保護主義が台頭してくる中、世界的にも金融緩和などのリフレ政策や通貨安を目的とした金本位制からの離脱が相次ぎました。そして、その結果として格差は拡大し、ポピュリズムの時代へと向かっていきます。

ルーズベルト大統領はこういう時代背景から誕生するのですが、ニューディール政策という膨大な公共工事を行ったことで有名になりました。
また、20世紀最大のポピュリズム大統領でもあり、米国第一主義を掲げその後の起こった第二次世界大戦の遠因になったと考えられています。

トランプ大統領誕生はポピュリズムからファシズムに進んでいく過程に思えてならないのですが。。。

2.2017年の世界・日本を考える

トランプ大統領の経済政策を整理すると以下のようになります。

〇減税−法人税35%→15%、所得税40%→33%
〇レパトリ減税−3兆ドルの海外資金の米国還流の可能性
〇インフラ投資−1兆ドル
〇規制緩和―ドットフランク法の廃止
×保護主義政策−国境税数十%の可能性
△オバマケアの廃止
→経済成長率は3.5〜4%、長期金利6%か?


就任前は期待先行でしたが、これからは実行力が問題となります。と同時に保護主義の権化である国境税の動向には注視する必要があります。

前述したA1930年のホーリースム―ト関税法により、米国は2万品目に対し平均40%の関税を課したとされています。その結果、世界の貿易額は1929年→1934年の5年間で三分の一になり、米国のそれも四分の一になりました。

リーマンショック当時のバーナンキFRB議長は世界大恐慌の研究家であったため、保護主義への傾斜を食い止めるため、強烈な金融緩和を行ったとされています。それがここにきて、「 国境税 」という形で復活すると思うと、歴史は繰り返すということになるのでしょうか?

ちなみに、末尾7の年は暴落が多いとされています。

1987年 ブラックマンデー
1997年 アジア通貨危機
2007年 パリバショック
2017年 ???


いずれにせよ、2017年はトランプノミクス期待による強気派と期待は失望に終わるという弱気派が完全に分かれていて、コンセンサスが作れない状況です。私自身も未だに決めかねているわけですが、金利が上がる事だけは間違いないと考えています。

3.不動産投資家のブラックスワン

ブラックスワンとは、投資の世界において発生確率は低いが起こると多大な影響の出るリスクです。こういう時代背景において認識しておくべきものを3つ提示しています。

@住宅家賃に対する消費課税の再実行

消費税導入から1991年までは課税対象であった住宅家賃がバブルで財政が好転した事と貸家を増やす政策から課税が免除されました。ところが時代が一転し財政がひっ迫し、貸家バブルと言われるほど乱立する現状においては、再実行は遠くないと思いますが。。。

A銀行による債務返済圧力の高まり

金融危機が起こったらという前提にはなりますが、融資姿勢は一変します。現状の日本経済は比較的問題も少なく堅調とされていますが、唯一であり最大の弱点は財政悪化が止まらない事です。

更にその多くを日銀が抱える事によってより複雑化しています。前述 F二二六事件で高橋是清大蔵大臣は暗殺されました。結果、日本国債市場は大混乱に陥ります。2018年は黒田日銀総裁が退任予定です。

B財産税の導入

戦争直後のドサクサに紛れて< 預金封鎖・新円・財産税 >の3点セットが導入されました。その時の財産税の最高税率は何と90%、多くの不動産が物納されたと言われています。

国の債務水準は当時のレベルを既に超えています。あとはキッカケだけかと。。。

こんな感じで約一時間お話させて頂きました。あまり明るくない話を皆さん真剣に聞いて下さり、今年は不動産の話に限らずこういうテーマを追っかけようと思っているなどのご意見も多数頂き、嬉しく思いました。

2017年=1933年とならない事を期待しますが、歴史認識からはそういう事にも備えておく必要があるということだと思います。

                            自宅にて
                           たかおさん

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プロフィール

■ たかおさん

たかお

投資家(生涯一投資家)

東京都在住
妻と長男、長女の4人家族

不動産投資を始めたきっかけなどが詳しく載っています↓
大家列伝【前編】
大家列伝【後編】

■ 経歴

□1966年
大阪生まれ

青年時代に父親の会社が倒産し、商売には浮き沈みがあることを実感する

□1984年
ウォール街をテーマにした映画を観て、マーケットの世界に入ることを決意

□1990年
「30歳で辞める」と宣言して信託銀行に入社

□1997年 
ヘッドハンティングで外資系金融に転職。ハードな毎日を過ごす

□2002年
人生最悪の出来事が起き、仕事ばかりでない人生を模索しはじめる。一度きりの人生の大切な時間をきちんと生きていきたいと強く思うようになる

□2009年
リーマンショックを現場で体感して、外資系金融を退社

□2010年
世田谷区内に8戸の木造アパートを新築、完成

中野区内に店舗物件を購入

□2011年
整体サロンオープン。それ以外にもオーナーとして複数のビジネスの経営にかかわる

□2012年
朝活にはまり、初参加から3カ月で役員になる

□2014年
生涯一投資家宣言

■ 保有資格 

宅地建物取引主任者、競売不動産取扱主任者、ファイナンシャルプランナーなど

■ 今いちばんの幸せ

娘に駒沢公園で遊んでもらう時

■ 夢

世界中の電車を制覇すること

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