4タイプの「セミリタイア後」の人生の使い方

本コラムもいよいよ後半戦に入りました。今回は表題にありますように、「 セミリタイヤとその後の人生 」についてふれてみたいと思います。

まず、「 セミリタイヤ 」とは和製英語で、しっかりとした言葉の定義はありません。その昔、大橋巨泉氏が芸能界を引退する時に初めて使われた言葉だと言われています。

一般的には、今まで所属した世界と完全に縁を切る「 リタイア 」とは違い、早くから蓄財に努め、仕事が好調のうちに辞めて悠々自適に過ごしながらも、余裕のあるときには仕事もすること、とされています。 （ Wikipedia「 大橋巨泉 」参照 ）

■ 欧米人と日本人の考え方の違い

「 セミリタイヤ 」に近い英語に「 アーリーリタイア（early retire） 」があります。欧米人に「 アーリーリタイアしたいか？ 」と聞くのは愚問、迷わず「 Ｙｅｓ 」です。

一方で、日本人に「 セミリタイヤしたいですか？ 」と聞くと、半分近くの人が迷います。セミリタイヤしたいと思わないとか、セミリタイヤは悪だとか、積極的に否定する人もいますが、そういう事を考えたことがない、という方も結構多いようです。

これは、価値観や文化的な背景...