4月に入り、シリアやアフガニスタンでトランプ砲が炸裂、また空母が朝鮮半島に向かうなどワイドショーでも<地政学リスク>という言葉が連日飛び交うようになりました。
年初のセミナーやコラムでもお伝えしましたが、「 2017年=1933年になるのか? 」というリスクがますます現実味を帯びているわけですが、実は今回はそれほど懸念していません。
というのは、朝鮮半島情勢については、今回はキーになる中国が影響力を行使して事態収拾に動くと考えているからです。
理由は、今年の秋に5年に一度の人事改変を控えており、それまでは無難に乗り越えたいと考えていると想定しているわけですが、今のところ、その見方が当たっているように見えます。
しかしながら、習近平体制後半戦の5年が始まる今年の秋以降は、様相が一変するでしょう。彼らは今回のような現状体制の維持ではなく、むしろ積極的に世界的な勢力図を変える存在としてその力を発揮してくると想定しておく必要があるということです。
当時と現在の時代背景などを比較すると、以下のようになります。
1.直前( 1929年と2008年 )に大きな経済危機があり、世界的なデフレ時代に突入
2.過大な金...
年初のセミナーやコラムでもお伝えしましたが、「 2017年=1933年になるのか? 」というリスクがますます現実味を帯びているわけですが、実は今回はそれほど懸念していません。
というのは、朝鮮半島情勢については、今回はキーになる中国が影響力を行使して事態収拾に動くと考えているからです。
理由は、今年の秋に5年に一度の人事改変を控えており、それまでは無難に乗り越えたいと考えていると想定しているわけですが、今のところ、その見方が当たっているように見えます。
しかしながら、習近平体制後半戦の5年が始まる今年の秋以降は、様相が一変するでしょう。彼らは今回のような現状体制の維持ではなく、むしろ積極的に世界的な勢力図を変える存在としてその力を発揮してくると想定しておく必要があるということです。
当時と現在の時代背景などを比較すると、以下のようになります。
1.直前( 1929年と2008年 )に大きな経済危機があり、世界的なデフレ時代に突入
2.過大な金...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる