2017年も夏が終わり「 波乱の秋 」が近づいてきました。大雨や雹に加えてミサイルまで降ってくる異常事態に対して「 異常が普通 」になる恐怖を感じています。
今年は年初に「 10年に一度 」のリスクシナリオを提示しましたが、残念ながら引き続きそういう方向に世の中が動いているように思います。ただ、リスクはリターンの裏返しでありチャンスでもあります。また、リスクなくしてリターンはありません。
今回はリスクとの向き合い方やリスクとリターンの関係性について、私なりの考えを述べたいと思います。
■ 今があるのはリスクをとってきたおかげ
まず初めに、私はリスクに対して敏感です。臆病と言ってもいいかもしれません。これは身近で破産を見たり、銀行員として融資の現場を経験したことによるものなのかもしれませんが、臆病であるくらいで丁度いいと考えています。
ただし、だからと言ってリスクを取らないというわけではありません。実際、昔から私をよく知る人たちはむしろ私のことを「 リスクテイカー( =リスクを取る人 )」だと呼んでいます。
例えば、20年前に日本の信託銀行から外資証券へ転職した時は、周囲の人達の大半が反対でした。英...
今年は年初に「 10年に一度 」のリスクシナリオを提示しましたが、残念ながら引き続きそういう方向に世の中が動いているように思います。ただ、リスクはリターンの裏返しでありチャンスでもあります。また、リスクなくしてリターンはありません。
今回はリスクとの向き合い方やリスクとリターンの関係性について、私なりの考えを述べたいと思います。
■ 今があるのはリスクをとってきたおかげ
まず初めに、私はリスクに対して敏感です。臆病と言ってもいいかもしれません。これは身近で破産を見たり、銀行員として融資の現場を経験したことによるものなのかもしれませんが、臆病であるくらいで丁度いいと考えています。
ただし、だからと言ってリスクを取らないというわけではありません。実際、昔から私をよく知る人たちはむしろ私のことを「 リスクテイカー( =リスクを取る人 )」だと呼んでいます。
例えば、20年前に日本の信託銀行から外資証券へ転職した時は、周囲の人達の大半が反対でした。英...
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