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30室以上の規模拡大を目指さない理由

徳田文彦さん_画像 徳田文彦さん 第15話 著者のプロフィールを見る

2015/3/17 掲載

3月は入退去への対応で、大家さんはとても忙しい時期ですよね。かくいう私もついこの間、退去の連絡を受け、その対応に追われていました。しかし、他の大家さんに比べれば、たいした時間はかかっていないと思います。

なぜなら、私は保有戸数が30室程度と決して多くないからです。今年から来年にかけて物件を売却する可能性もあるので、売る以上に買わなければ、もっと減るかも知れません。しかし、それでいいと思っています。

それでも、今のセミリタイア生活に支障が出ることはないからです。それに、私はそもそも、所有物件が●●●室とか、年間家賃収入が●億円とかいう、「 投資規模拡大を目指すこと 」を、特に投資の目的として持っていないのです。

■ 戸数を追わなくてもセミリタイアできる理由

私が規模拡大を追求しないのにはいくつかの理由があります。一つ目の理由は、所有物件の戸数や棟数と、不動産投資の収支の間にはほとんど関係がないということです。

例えば、100室に投資していても、1室の賃料が3万円( 地方都市では普通にある家賃です )であれば、月間家賃収入は300万円。逆に、30室にしか投資していなくても、1室の平均賃料が10万円で...

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プロフィール

■ 徳田文彦さん

徳田文彦さん

東京在住

□不動産投資家
□企業向け戦略コンサルティング

■ 経歴

□1974年生まれ

□1999年
慶應義塾大学卒業後、同大学院修了

□2006年
大手広告会社に勤務しながら不動産投資を開始

多忙な合間を縫って効率的な不動産投資方法を追及した結果、エリアを厳選して高い入居率を見込める物件を購入し、 入居者募集や管理業務を徹底して効率化する投資手法に到達する

□2013年
サラリーマンをセミリタイア

□2014年
サラリーマン卒業後は、企業への戦略コンサルティング業務に従事

■ 著書

徳田さん本
5年で引退できるセオリー破りの不動産投資(ぱる出版)

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