埋まらない物件を掴まないためのネットを使った事前調査法

前回のコラムでは、不動産投資を行う「 エリア 」の探し方について紹介しました。そして、大まかに投資エリアを絞り込んだ後は、実際に健美家などのサイトを使って投資物件情報を探し始めるのが通常でしょう。

その上で、良さそうな投資物件が見つかったら、ここからが肝心。次はその物件の周辺エリアの賃貸需要がどうなのかを、数字を使いながらチェックしていきましょう。

例え、「 特異性 」を備えた有望エリアでも、ミクロ立地としては、賃貸需給が優れているとは限らない場合があるからです。欲しい物件が見つかるとどうしても買いたくなるものですが、そこは冷静に数字で見極める必要があります。

今回は、そんな時に便利な、時間をかけずにネット上だけで、物件周辺エリアの賃貸需要を調べる方法についてお伝えしようと思います。

■ 現地に行く前にこのサイトをチェック！

物件周辺の賃貸需給の良し悪しを見分ける「 古典的な方法 」としては、実際に現地に赴いて、周辺物件の空室を一軒一軒確かめるという方法があります。

この場合、目当ての物件近くのマンションやアパートの電気メーターやガスの開栓状況などをチェックし、空室率を自分で算出する必要があります...