こんにちは。トモコです。先日、ウチのスタジオがTBS「 王様のブランチ 」の書籍紹介コーナーで著者のインタビュー場所として使われました!全国デビュー!
単なる撮影場所としての使用でしたが、嬉しいもんですね。ちょっと感動してしまいました。
■ 会社員の属性を捨てたあとも融資は受けられるのか?
さて今回は、会社員卒業後に購入した6号アパートと購入に至った融資戦略のお話です。
5号物件までは会社員時代に購入しています。会社員の最大のメリットは「 属性 」と割り切って、思いっきり生かそうと会社員に融資の出やすい銀行を選び、物件を当てて購入していました。
しかし、会社員を続けても辞めても、いつか「 個人属性 」ではなく「 法人の社長 」として不動産投資を続けて行くことになるだろう、と思っていました。会社を辞めてそれまでの属性がなくなり、融資が出ないようでは「 不動産投資家失格 」です。
( 実際は失格ではないですが、その当時はそう思っていました )
そんな理由で、いつまでも属性に頼った投資は続けられないだろうとの思惑もあり、吹けば飛ぶような資産管理法人にも融資してくれる銀行も使って法人名義での物件も取得していました。
それでもまだまだ売上が小さい法人です。会社員を辞めたら融資がストップしてしまうことはなんとしても避けたい…。
では、どうするか?
悩みに悩んだ結果、結論が出る前に突発的に会社を辞めてしまったのでした(笑)。
■ 欲しいアパートを発見!信用金庫と信用組合に電話をかけまくる
もうこうなったら行動して融資が出ることを確認しなければなりません。いざ物件を購入する時になってまったく融資のアテがない、ということはレバレッジ派の不動産投資家としては下の下です。( 実際はそんなことはないのですが、当時はそう思っていました )
物件を探して、それまでお付き合いのなかった信金、信組さんにチャレンジしていこう、もしも全然ダメだったらレバレッジ派から現金派に転向しよう、そう決めてポータルサイトを眺めていると、見覚えのある会社が目に入ってきました。
そこは辞めた会社の元同僚が転職した会社だったのです!新築アパートの売買がメインの会社だと聞いていましたが、なぜか築古のアパートを掲載していました。エリアも利回りも値段もちょうど良く、条件があえば買ってもいい、と思えるアパートでした。
久しぶりに連絡を取った元同僚は会社を辞めたことや、不動産投資をしていることを話すと非常に驚いていましたが、快くアパートの資料を送ってくれました。ちなみにこれが縁で元同僚も不動産投資を始めることになりました。今でもいい友人としてお付き合いを続けています。
欲しいアパートの資料をもらったものの、前述のように融資のあてはありません。そこで、信用金庫と信用組合を片っ端からあたってみることにしました。下のサイトから法人の住所が近い支店をいくつか選び、ひたすら電話作戦を決行!
全国信用金庫協会HP https://www.shinkin.co.jp/
全国信用組合中央協会HP https://www.shinyokumiai.or.jp/list/
しかし、電話口ではほとんどが「 不動産には消極的 」「 土地を持っている方でないと… 」という塩対応でした。
■ 細いご縁をたぐりよせ、「 信用保証協会付き融資 」で融資付けに成功
基本的には信金、信組の取り扱い支店は法人住所の最寄りが基本です。なかなか結果が出なかったのですが、ふと以前に誰かが「 ○○信金の××支店は不動産に強い 」と言っていたことを思い出しました。××支店は最寄りではないですが、比較的近い支店です。
しかし信金、信組は何より「 地元密着 」。その支店内に法人登記がある、自宅がある、物件がある、強力な紹介があるなど、「 縁 」がないと相手にされにくいです。
何か良い理由はないだろうか。うーん、うーん、と知恵を絞って考えた結果、会社員時代にその銀行のまさにこの支店で、お客様の住宅ローンを斡旋したことを思い出しました。
もうこの時の話を持ち出すしかない、あとは自信を持って「 御社とお取引をしたいです!」とアピールするぞ、と意を決して電話してみたところ、なんと話を聞いてもらえることに!
うすーいご縁だったので「 大丈夫かな… 」と内心ドキドキでしたが、今までとは違う対応でしっかり話を聞いて下さいました。物件資料を渡すと、「 信用保証協会を使えば、こういう物件も取り扱い可能です 」との返答が!レバレッジ派の首がなんとか繋がりました。
結局この物件は購入できませんでしたが、この先、物件取得のための融資を受ける際にスムーズに進められるように、と「 実績作り 」のために100万円の運転資金を貸して頂けることとなりました。
信用金庫に電話することも初めてでしたし、担当者さんが自宅に来ることも、運転資金を貸して頂くことも初めてです。「 信用保証協会付き融資 」という制度もこの時初めて知りました。
その3か月後、初の横須賀エリアとなる6号となるアパートを見つけ、融資の申込みをしたところ、保証協会の制度を上手く使って築30年のアパートに融資期間20年、金利1.975%、物件価格+300万のオーバーローンの融資をつけて頂きました。
横須賀市は階段や坂の多いエリアですが、だからと言ってみんな坂を好んで住んでいるわけではありません。また、どちらかというと車社会です。駐車場があり、道幅も広めで近隣に買い物施設がある場所が好まれるのはどの町でも同じです。
この物件は横須賀の中でも南に位置し、駅からはやや離れていますが平坦な場所でスーパーも近く、道幅も普通にあり、駐車場も全部屋分あり、間取りも2DK〜3DKとやや広めでした。これなら駅から遠くても賃貸需要があると判断し、購入に至りました。
物件のスペック以外にも、信金の担当者さんにはどのエリアなら融資可能か、どのくらいの規模であれば取組みしやすいか、使うとしたらどんな融資制度かをヒアリングしまくり、近い物件を持ち込んだことが大きいです。
■ 専業大家への道が広がった
この担当者さんとの出会いと、サラリーマンを辞めた後で初めて融資を受けて買った6号物件の成功によって、私の専業大家の道が広がっていきました。
先輩大家さんからの紹介で行けばもっとすんなりいったのかも知れませんが、その当時、専業大家で信金さんで融資を受けている知り合いはいませんでした。
なにもかも初めてで手さぐりで進めてきましたが、とにかく会社員を辞めてもレバレッジ派として物件の融資が受けられること、不動産投資が続けられることに安心し、またそれから借金玉を増やす日々が始まったのでした(笑)。
少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!