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宅建の資格はあった方がいい?宅建にお得にスムーズに受かるために実践したこと

アカサカトモコさん_画像 アカサカトモコさん 第2話 著者のプロフィールを見る

2022/6/14 掲載

こんにちは。トモコです。最近、大家さんでも宅建を受ける人増えていますね。数ある国家資格の中でも受験資格が問われない珍しい資格の一つです。

宅建の正式名称は「 宅地建物取引士 」。不動産業を営む時は、ひとつの事務所において「業務に従事する者」5人につき1人以上の割合で、専任の宅地建物取引士を設置することが義務付けられています。

大家さんが実際の業務で使うかどうかは別として、法律を通して知識を学べるという面では勉強する価値はあると思います。

「 マイソク 」の内容も、宅建に出てくる知識を使うと理解しやすくなります。例えば「 建築基準法 」。建ぺい率や容積率の計算方法、道路の種別などが、宅建の試験上では「 法令上の制限 」に出てきます。

都市計画区域や市街化調整区域、非線引都市計画区域。これも良く目にしますね。これも「 法令上の制限 」の「 都市計画法 」に関係する法律です。具体的には「 建ぺい率50%・容積率100%・第一種低層住居専用地域・42条1項道路 」などと書かれている箇所です。

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そして一番大事な「 宅建業法 」も、実際の取引で使われる法律です。契約時に印鑑を押す売買契約書( 37条書面 )、不動産業者さんから説明を受ける重要事項説明書( 35条書面 )も最重要事項として出てきます。

また、専属専任媒介や専任媒介、一般媒介の違いなども学べます。どれも、大家業をする上で知っておいて損はない知識といえます。

■ 宅建の合格率が低い理由

私自身は会社の部署異動で営業になったことをきっかけに受験しました。同僚はみんな宅建の資格をもっており、全くの素人が同じ土俵で仕事をする為には知識の武装が重要だと感じたのです。あとは資格手当が宅建所有者には3万円出ることも大きかったです(笑)

そして1年目。見事に落ちました。理由は簡単。勉強しなかったからです!

ちなみに宅建の合格率は約15%~18%だそうです。不合格者が多い理由はおそらく受験者の半数以上が不動産業者で、会社に言われて嫌々申し込んだもののあまり勉強せず、試験当日も契約や接客を優先し、試験日に行かない人もけっこうな割合で含まれているためだと推測します。( トモコ調べ )

実際に社内にも同様の人がいました。不動産営業は土日がメインのため、受かる見込みの少ない試験を受けに行くより、目先の契約を優先したいのは営業マンの心理として当然かも知れません。

■ 宅建資格をお得に効率よく取得するには?

以下、私が試験合格に向けて実際に行った方法です。興味のある方は試してみて下さい。

1、教育制度給付金を使う

2年目は前年の反省から、勉強時間を確保するため資格試験のスクールに通いました。その際に「 教育制度給付金 」を使いました。これは雇用保険の一般被保険者、もしくは離職して1年以内であれば利用できる制度です。

教育制度給付金の概要はこちらから確認できます。

⇒ハローワークインターネットサービス「 教育訓練給付制度 」
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_education.html

要件はいくつかありますが、真面目に通っていればそこまでハードルが高くなく、受講料の20%( 上限10万 )まで支給されます。宅建以外も様々な資格試験が該当しますので興味のある分野があれば一度調べてみるといいかも知れません。

2、試験勉強は宅建業法からやる

これはスクールで言われたことですが、条文が分かりやすく多少馴染みのある宅建業法から勉強すると比較的問題も分かりやすく、モチベーションもあがります。

馴染みが薄く問題文も難しい民法から勉強すると玉砕必須です(笑)。ちなみに試験当日も業法から解くことをお勧めします。

3、スケジュールを逆算し、こまめにやる

だいたい8月くらいから模試が始まるので、そこに照準にあわせてスケジュールを組みます。私は過去問は最低でも5年分を5周解こうと決めました。45問あるので45問×5周×5年分=1125問。( 不動産会社勤務は事前に宅建登録講習を受けると5問免除になります )

これを残り日数で割って一日の最低問題数を決めました。週末の一日は予備日です。具体的な数字があると疲れている日も「 とりあえず〇問だけやろう 」と分かりやすくてお勧めです。( あまり後送りすると予備日がきつくなるのでこれも注意 )

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4、小さいノートに重要事項をまとめて書き、持ち歩く

問題を解いて良く出てくる箇所や重要なことろは自分でノートにまとめ、空き時間に繰り返し見て暗記しました。書くことで記憶にもとどまり、自分の言葉なので覚えやすかったです。

5、何度解いても間違えるところや難しい問題は捨てる

合格点はだいたい34~38点です。うっかり間違いをすることも考慮して、40点目標で合格ラインはクリアです。計算問題など時間のかかる問題は諦めるか最後に回し、ほぼ毎回出る重要箇所を確実に点が取れるようにしました。

また、50問中20問と割合が高くて点も取りやすい宅建業法を満点が取れるように重点を置きました。

6、言われた通り、決めた通りにやる

これも慣れている人は自分なりに進められると思いますが、資格試験に慣れていない人はもう言われた通り、決めた通りにやりましょう(笑)

スクールでも言われたのですが、大人の我々には意外とこれが難しいのです。余計なことは考えず、淡々とやることが必要なようです。

これらを実践した結果、2回目は合格点ギリギリで受かりました! 営業部に異動して2年目、年齢は39才の時でした。

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■ まだ間に合う!今年の宅建試験は10月16日

今年の試験は10月16日ですね。まだ試験日まで4か月近くあります。

必要な勉強時間は300時間とも言われています。計算上は一日2.5時間でクリア。今から時間管理を行い、スケジュールを立てて勉強すれば十分間に合うはずです。

少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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プロフィール

アカサカトモコさん

アカサカトモコさんあかさかともこ

専業大家
宅建士&建築士

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経歴
  • □197×年
    神奈川県で生まれる。

    □2008年
    リーマンショック後の世界的な不況を経験したことから「会社に頼っているのは危険」と危機感を感じる。

    手当たり次第本や雑誌を読み漁った結果、不動産投資に行き当たる。

    □2014年
    12月
    最初の投資物件として新築アパートを購入(売却済み)

    □2015年
    6月
    中古鉄骨造マンションを購入。

    □2016年
    3月
    中古RCマンションを購入。

    □2018年
    7月
    築古アパートを購入(売却済み)
    会社員を卒業

    □2019年
    2月
    中古アパ―ト購入(2棟一括)

    7月
    中古アパート購入(3棟一括)
    レンタルスペースを始める。

    12月
    初の戸建て購入

    □2021年
    戸建て購入。ベース賃貸として貸し出し中。

    □2022年現在
    8棟79戸を所有
    家賃年収約5,700万円
    返済比率は約50%

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