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借金をして今より儲からないなら、借金をする理由はない

不動産投資の投スポ/張田満×加藤ひろゆきさん_画像 第21話


忘れた頃にやってくる投スポ。今回は、マレーシアから日本に一時帰国中の張田ミツルさんが、加藤ひろゆきさんの物件を訪問しながら、様々な質問をぶつけるという企画をお届けします。2回目の今回は、借金への考え方や、お金を使わず人生を楽しむ極意がテーマです。



■ 借金をして今より儲からないなら、借金をする理由はない

張田ミツルさん
加藤さんは、ロバート・キヨサキ氏の本を読んで、不動産投資を始められたんですよね。キヨサキ氏は本の中で、お金を借りて不動産を買うことをすすめているのに、加藤さんは借金をしない。それはなぜですか?

加藤ひろゆきさん
都会の物件は借金をしなければ買えないけど、田舎の物件は現金で買えるからです。2007年くらいに借金をしてRC物件を買おうかなと思ったことがあるんですが、調べてみると、1億借りても最終的な手残りが200万円くらいときいて、やめました。

ワタクシは地元の小さい不動産を安く買い、高利回りで運営するという手法でやってきました。大きな修繕の必要がない物件を買っているので、手間もそうかかりません。借金をして今よりも儲かるならいいけど、そうでないなら、やる理由はないですよ。

張田ミツルさん
では、今は借金はないんですか?

加藤ひろゆきさん
抵当に入っている物件が一つあります。物件を現金で買ったあとで、日本政策金融公庫でリフォームローンを借りました。返そうと思えばすぐ返せる金額なので、プレッシャーはありません。


加藤さんの駐車場に掲示してある看板

張田ミツルさん
僕が加藤さんをすごいと思うのは、ブレないところなんです。人間は普通、うまくいったらもっと大きく、もっと早く稼ぎたい、と考える生き物だと思います。加藤さんは最初の頃とほとんど変わっていない。それはなぜですか?

加藤ひろゆきさん
生活費以外に月に30万円も小遣いがあれば十分じゃないですか。そんなにお金があっても、使わないですよ。

■ 無駄なお金を使わずに楽しく暮らす方法

張田ミツルさん
そういえば、加藤さんは無駄なお金を使わずに楽しむことが上手ですよね。

加藤ひろゆきさん
新しい中古車を買ったり、車に乗ったまま雪山に突っ込んだり、確かにお金がかからないですね。「 ベンツは20万円で買え 」にも書きましたが、日本は本当に高級中古車がお買い得だと思います。



オプションだけで100万円を超えるような車が本体を含めてその何分の一の値段で買えますから。新車でオプションをいっぱいつける人っていますよね。そういう人って、我々から見たら「 神 」なんです。そういう人がいるから、我々が安くていい中古車を買えます。

張田ミツルさん
私も車は好きですが、中古車ばかりです。日本人は、色々と敵のルールに乗せられちゃっていますよね。30才くらいで新築の家を買って、子供が幼稚園に入るとファミリーカーを買って、ローンで身動きが取れなくなっている人を多く見ました。

加藤ひろゆきさん
それはあるかもしれません。任意売却の家を買ったことがありますが、売主は2,800万円以上借金をして新築していました。1,500万円くらい返したところで行き詰まり、最後は他人、ワタクシですが、の手に渡ってしまった。

離婚した家だったのですが、部屋に家族写真が飾ってあって、複雑な気持ちになりましたよ。


任意売却で購入した家

張田ミツルさん
順番を変えればいいんですよね。2,000万円あったら、マイホームやフェラーリを買うのではなく、先にアパートを買う。そうすれば、後から家やフェラーリも買えますから。

加藤ひろゆきさん
そうですね。ワタクシも自分の事務所は200万で買った戸建です。国産車の新車よりも安い家ですが、非常に快適ですよ。

張田ミツルさん
あと、加藤さんって、誰にでも話しかけますよね。そういうコミュニケーション能力の高さもお金をかけずに人生を楽しむコツなのかなと思います。

以前、一緒に車に乗っているときに、路上で立ち話をしていた不動産屋さんに、「 不動産屋ですか? 」って声をかけて名刺交換をして、最終的に200万円で今事務所として使っている戸建を買ったじゃないですか。声かけひとつで何百万円も儲かっていると考えると、声かけのプロだなと尊敬します。

コンビニに行ってもホームセンターに行っても回転すし屋に行っても、店員さんたちがみんな、加藤さんのことを知っていて、嬉しそうにあいさつしますよね。最初はビックリしました。

加藤ひろゆきさん
これは昔からそうなんです。幼なじみのパンキー君は、「 加藤は誰にでも話しかけるから、一緒にいると恥ずかしい 」と言っていました。

そういえば、東京でタクシーに乗ったとき、運転手さんが「 ボロ物件でも高利回り 激安アパート経営 」( ダイヤモンド社 )の読者で「 あなたのおかげで600万円の家を400万円で買えました。握手してください 」と言われました。



張田ミツルさん
東京を走っているタクシーの台数を考えると、それはすごい確率ですね。加藤さんは、自分が得をしたくて相手に話しかけているわけではなくて、誰にでも声をかけて、相手に喜んでもらうために話しているんですね。その中で、情報が入ってくるわけか。勉強になります。

■ 買い物自慢の消耗戦には興味がない

張田ミツルさん
加藤さんは、収入が増えても生活コストが増えない珍しい例だと思います。収入が増えるにつれて支出も増えて、右肩上がりのサイクルがとまらなくなる投資家は少なくありません。

お金を増やしたいという部分と見栄の部分がごっちゃになっている人もいるように思います。

加藤ひろゆきさん
うーん、ワタクシは、買い物自慢の消耗戦には興味がないんです。見栄というより、若い時にやりたかったけどできなかったことを、今になってやっているという人が多いのかもしれませんね。

ワタクシはそういう意味では、やりたいことは全部やりました。アメリカに住んで、メルセデスに乗って、デルモのアイリーンちゃんを助手席に乗せて、夜中にハイウェイをぶっとばして、なかなか楽しかったですよ。

張田さんみたいな南国暮らしもいいなあと思いますけど、今は北海道がいいですね。ハリウッドから帰ってきたときは負けた気がしましたが、日本語も通じますし、やっぱり暮らしやすい。今は年老いた母の病院への搬送という重要な任務もありますし。


加藤さんの事務所に貼ってある地図。購入した土地を塗りつぶしてある

張田ミツルさん
若い時に色々な経験をして、自分のコンフォートゾーンを知っているので、今から自分探しをする必要がないんでしょうね。皆、人生でやりたいことを先延ばしにするのに、加藤さんは20代で会社を辞めてハリウッドに飛び立った。やりたいことをやり切ったから、「 何もしない 」ことを楽しめるんだと思います。

私はなんとなく何もしないことに罪悪感があるので、堂々とテレビを観たり、ぶらぶらと散歩したりすることを楽しめる加藤さんをどこかでうらやましく感じます。

加藤ひろゆきさん
ははは。照れるじゃないですか。あと、目立ちたいなら、本を書くといいですよ。それか、土地を開拓して砂利を敷いて、龍安寺の石庭みたいにすれば、みんな見に来るかもしれません。

ハリウッドで映画を撮るのは何億円もかかりますが、砂利で自分を表現するだけなら、お金がかかりませんよ。


加藤さんの事務所のカーテンボックスの上に並ぶ著書

張田ミツルさん
自分を表現する、ということですね。お金を使うことで自分を表現する人もいれば、加藤さんのように本を書くことで自分を表現する人もいる。みんな、何かの表現を通じて自分の存在をアピールしたいんですね。

加藤ひろゆきさん
SNSが流行っているのも、そういう背景があるんじゃないですかね。ワタクシはどちらかというと、大家と作家業では、作家業がメインだと思っています。

不動産投資でつとめ人を卒業できた時、全国のうだつの上がらないサラリーマンにこういう生き方もあると伝えたいと思いました。自分の使命だと思い、ブログもコラムもずっと続けています。



今回の投スポは全3回。明日は最終回をお届けします。お楽しみに。

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 投スポ取材班

日夜スクープを追い求めて不動産投資業界を駆け回るフリーのジャーナリスト軍団。

不動産投資業界でウワサされるあんなことやこんなことの真相を確かめるべく、全国の事件(?)現場を取材している。

ジャーナリストの中には兼業で大家をしているメンバーも含まれるらしいが、その正体は不明。

ミーティングでの合言葉は「事件は会議室で起きているんじゃない。アパートで起きているんだ!」

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