私が【 アウトを減らすより、インを増やせ 】という話をすると、私が医者だからだろうとか、自由業だからとか反論されることは多い。
確かにサラリーマンと言われる人たち、とくに正社員の人たちは、時間の制約があるし、会社がうるさいから、そうそう金儲けに走れないところはあるだろう。
しかし、それでも、昔と比べると有利な条件はいくつもある。
一つは、会社のほうも社員に責任を取りたくなくなったということがある。
昔は、会社がある種の社員の家族のような共同体だった。
要するに会社は、社員の生活にまで干渉する代わりに、社員を一生( 定年後の年金も含めて )面倒を見るというところがあった。
そういう時代は、給料というのは今の働きに対する賃金というより、一生をトータルでみた場合の配当的な要素があった。若いうちは、たくさん働いてもあまりもらえないが、歳をとったら働きがハードでなくなるのに、給料はたくさんもらえた。
しかし、今は会社が一生面倒見ているようだと、数の多い中高年以上にたくさん払わないといけなくなる。現在の不況もあいまって、会社が社員の面倒を一生見ようという発想はなくなったようだ。
そう考えるとシビアな話だが、逆にベ...
確かにサラリーマンと言われる人たち、とくに正社員の人たちは、時間の制約があるし、会社がうるさいから、そうそう金儲けに走れないところはあるだろう。
しかし、それでも、昔と比べると有利な条件はいくつもある。
一つは、会社のほうも社員に責任を取りたくなくなったということがある。
昔は、会社がある種の社員の家族のような共同体だった。
要するに会社は、社員の生活にまで干渉する代わりに、社員を一生( 定年後の年金も含めて )面倒を見るというところがあった。
そういう時代は、給料というのは今の働きに対する賃金というより、一生をトータルでみた場合の配当的な要素があった。若いうちは、たくさん働いてもあまりもらえないが、歳をとったら働きがハードでなくなるのに、給料はたくさんもらえた。
しかし、今は会社が一生面倒見ているようだと、数の多い中高年以上にたくさん払わないといけなくなる。現在の不況もあいまって、会社が社員の面倒を一生見ようという発想はなくなったようだ。
そう考えるとシビアな話だが、逆にベ...
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