2011年。あけましておめでとうございます!
不動産投資家のワッキーこと脇田雄太です。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
■ 2011年1月5日 ( 水曜日 )
仕事はじめの今日。
大阪の事務所で、“とある物件たち”の写真を眺めながらこの原稿を書いている。
実は、ブログでは先に少しだけ紹介させてもらっていたのだが、
昨年末の長崎出張で一戸建て物件を2軒見学させてもらっていた。
■ 1軒目は、
「約40万円で売り出されていた一戸建物件」で、
■ 2軒目は、
「 人に言えない事情で2300万円→500万円になった一戸建て 」
だ。
実は、昨年末、
長崎在住の“ 勝てるチーム売買担当 ”さまから、
「 ちょうど今、売り出し物件の情報をチェックしていたら、
脇田さん好みの物件を発見しました。
明日一般公開予定の“とある媒体”に掲載される予定ですので、
もし購入希望なら、早めに押さえた方が良いですよ 」
と連絡をいただいていた。
教えてもらった物件の概要は下記の通りだ。
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■ 売り出し価格
約40万円
■ 想定賃料
2万9千円〜3万9千円
■ 場所
長崎県下
■ 立地
階段 ( 車不可 )
■ 築年
約25年
■種別
戸建
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これまで、
100万円程度の売主様希望価格に指値を入れて、
50万円程度で物件を購入したことはあるものの、
売り出し価格自体が40万円という物件は初めてだ。
「 これは、大幅な激安価格を実現できるかもしれない 」
と考え、すぐに元付けさんへ連絡し、
「 数日以内に見学に伺いますので物件の確保をお願いします。
正式には見てから決めようと思いますが、多分購入すると思います 」
とお伝えし、物件を確保していただいていた。
その後、急きょスケジュールを調整し、
神戸空港からスカイマーク便で長崎へ飛び、物件の見学をさせていただくことに。
まず、現地について驚いた。
旗竿敷地の物件 ( 再建築は可 ) なのだが、
2メートル幅の旗竿部分に植えられた植栽がジャングル状態で
玄関までたどり着くだけで数分は掛かってしまう ( >_< ) ような状態だ。
どうでもいい話だが、
着ていたダウンジャケットが何度も枝に引っかかって破れそうになり大変だった。
そんなこんなで、
何とか玄関までたどり着くと、やっと、建物の全景を見渡せるのだが、
木製の雨戸が全て朽ち果てて今にも崩れそうな状況だ。
■ 脇田:
「 雨戸が凄いことになっていますねー。どうしましょうか? 」
■ 仲介担当さま:
「 もし購入されたら、
美観上良くないので雨戸は外してしまった方が良いですね( 苦笑 ) 」
とのこと。
そんな愉快な会話をしながら、
建物内に入ると、何か違和感のあるニオイがするので、
事前の調査で知ってはいたのだが、
■脇田:
「 この物件は汲み取りですか? 」
とたずねてみたところ、
■仲介担当さま:
「 はい。役所に依頼すればいつでも汲み取り再開の手配はできますし、
ご希望でしたら下水道への接続も可能です 」
とのこと。
■脇田:
「 下水道へ接続する工事の費用はいくらくらいですか? 」
■仲介担当さま:
「 階段立地なので、だいたい30〜50万円くらいだと思います( 苦笑 ) 」
とのこと。
たかだか下水道に接続するだけで、
物件価格が倍増してしまうという恐ろしい物件だ。
その後、
電気が通っておらず、雨戸も老朽化のため開けられないので、
真っ暗闇の室内を懐中電灯を頼りに回っていくことに。
救いだったのは、
室内の状態と浴室や台所といった水回りの状態がそこまでヒドイ状態では無かったこ
とだ。
仲介担当さんと真っ暗闇の室内を回りながら、
■ 脇田:
「 20万円程度であれば購入しても良いと思い、
わざわざ大阪から長崎まで見学に伺いましたが、
この状態では20万円すら支払えません。正直困りました。 」
とお伝えさせてもらったところ、
■ 仲介担当さま:
「 やっぱりそうですよねー ( 笑 )
私も大阪からお越しいただくということで少し申し訳ない気分でした。
それでは、事務所に戻って、無償譲渡のご相談をさせていただきましょうか? 」
とのこと。
『 えっ。無償譲渡!? 』
少し裏返った声でそう叫びながら、一旦この物件を離れることに。
〜 長くなってしまったので、続きは次回に。お楽しみに 〜