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漏水トラブルでホテルへ避難。代替住居は、どの程度補償される?ー損害賠償の「裁判所」の考え方ー

山村暢彦さん_画像 山村暢彦さん 第24話 著者のプロフィールを見る

2022/3/8 掲載

自ら大家としての経験も有する、不動産・相続トラブルに注力する弁護士の山村が、不動産トラブルを予防するために、実話を基にした解決事例をご紹介します。

1、補修工事期間中の代替賃料問題

前回に続いて「 損害賠償額 」についての裁判所の傾向をご説明していきます。損害賠償額の認定は、裁判ごとに個別要素に大きく左右されるのですが、大きな裁判例の傾向を知っておくことは大切だと思います。

以前のコラムでお話したように、裁判所は「 差額説 」という考え方を基本に、「 確たる資料がある実損ベースの賠償 」を認める傾向にある、といえます。今回は、補修工事中の代替賃料問題です。

2、大家は、代替住居費用を負担する必要がある!?

まず、「 漏水トラブルが生じてしまい、住居として利用できない程度の影響がある場合 」を仮定します。大家としては、賃借人のために、ホテル費用など代替住居費用を負担しなければならないのか、という問題です。

これについては基本的に負担する必要があると言えるでしょう。以下の条文は、一番基本の賃貸借の条文ですが、大家業での賃貸借とは、お金をもらって、部屋を貸す契約です。

そのため、住居として貸したにもかかわ...

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プロフィール

■ 山村暢彦さん

山村暢彦さん

弁護士
不動産投資家

不動産大家トラブル解決ドットコム
https://fudousan-ooya.com/

事務所 ホームページ
https://fudousan-lawyer.jp/

フェイスブックページ
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011023749150

不動産・相続の法務に精通した、スペシャリスト弁護士。
不動産投資・空き家活用・相続対策などのセミナーで講師経験も多数有している。
不動産・相続をテーマとしたFMラジオにも出演。


■ 主な経歴

祖父母の代からの大家の家系に生まれる。
古い借家で家賃滞納などのトラブルを経験し、「不動産・相続」の悩みを解決したいという思いから弁護士を志す。
自身でも築古戸建を購入し、大家業の経験を積むなど、弁護士の枠内に収まらない不動産の知識と経験を有する。

多数の不動産会社の顧問弁護士を務めており、また、そのネットワークから建築・リフォーム会社、運送会社等の顧問先企業の数も増加している。
昨今、「働き方改革」の反面、労働トラブルが増える中で、企業側の労働者問題の対応が増加しており、企業研修などでは「副業」について話す機会も増えている。

趣味はウイスキー、読書、靴磨き。
大勢でお酒を飲むのも好きだが、一人の時間を作り、頭の整理をする時間も好き。
好きな言葉は、「運と縁」。

山村法律事務所
神奈川県横浜市中区本町3丁目24−2 ニュー本町ビル5階C号室

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