1、融資特約内に、拒絶も実行も回答なし
前回のコラムに続き、「 融資特約 」の注意点や裁判になった事例についてお伝えします。
参照:「 融資特約 」解除の方法を間違えて裁判で買主側が負けた事例
前回は、融資特約を解除するときに伝える相手の問題、すなわち、仲介会社に解除を述べるだけでは不十分で、「 期限内に、売主に直接、売主に到達するように 」融資特約解除通知を行う必要があるとご説明しました。
しかし、融資特約解除を行うときは通常、非常にスケジュールがタイトですので、なかなか難しい対応を迫られます。
例えば、「 2週間( 14日 )の期限 」があったとして、10日前後で、「 融資実行不可 」と金融機関の回答がくれば明確です。明らかに融資特約を解除することが可能です。
しかし、融資の諾否がなかなか決まらないという事態も頻繁に生じているのが実態です。それでも、遅くとも解除通知は、12日、遅くとも13日目には出さないと期限内に相手に届きません。
また、期限内に金融機関からの回答が来なかったけれど、その後で「 融資OK 」といの回答がくる、なんてことも少なくありません。
2、裁判例の結論は?!
このあたりの問題に...
前回のコラムに続き、「 融資特約 」の注意点や裁判になった事例についてお伝えします。
参照:「 融資特約 」解除の方法を間違えて裁判で買主側が負けた事例
前回は、融資特約を解除するときに伝える相手の問題、すなわち、仲介会社に解除を述べるだけでは不十分で、「 期限内に、売主に直接、売主に到達するように 」融資特約解除通知を行う必要があるとご説明しました。
しかし、融資特約解除を行うときは通常、非常にスケジュールがタイトですので、なかなか難しい対応を迫られます。
例えば、「 2週間( 14日 )の期限 」があったとして、10日前後で、「 融資実行不可 」と金融機関の回答がくれば明確です。明らかに融資特約を解除することが可能です。
しかし、融資の諾否がなかなか決まらないという事態も頻繁に生じているのが実態です。それでも、遅くとも解除通知は、12日、遅くとも13日目には出さないと期限内に相手に届きません。
また、期限内に金融機関からの回答が来なかったけれど、その後で「 融資OK 」といの回答がくる、なんてことも少なくありません。
2、裁判例の結論は?!
このあたりの問題に...
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