• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

食い逃げと家賃滞納は何が違うのか?家賃滞納をしても警察に逮捕されない理不尽の理由

山村暢彦さん_画像 山村暢彦さん 第33話 著者のプロフィールを見る

2022/7/25 掲載

1、家賃滞納をしても警察に逮捕されないって、理不尽

今回は、Twitterでプチバズった話題、「 なぜ、万引きは捕まるのに、賃料未払いは警察に捕まらないのか? 」について、ご説明します。

このテーマでツイートしたのは、ある大家さんが「 家賃滞納しても警察に逮捕されないって理不尽!! 」と発信しているのを見たからです。

私個人の心情でも、この大家さんの気持ちに完全に同意します。祖母が借家経営をしていましたが、当たり前のように遅れて家賃を持ってくる店子がいることに、「 なんで? 」と思っていました。

家賃を払っていない入居者を追い出すことができないのも不思議でした。その不可解に疑問を感じ、法律を勉強したのが、弁護士を目指したきっかけでした。

2、刑事、警察の問題と、民事の問題

まず、法律上、民事事件と刑事事件は、完全に分かれて処理されます。刑事事件は、国家が治安を守る目的の法律なので、「 犯罪行為 」を罰します。

他方、民事事件は国民同士のトラブル、多いのはお金のトラブルを解決するものです。そのため、刑事事件であれば国が動きますが、金銭的回復の話は別問題で、民事で処理します。

この民事事件というのは、国が...

この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。

健美家会員のメリット

  1. 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
  2. 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

プロフィール

山村暢彦さん

山村暢彦さんやまむらのぶひこ

弁護士
不動産投資家

不動産・相続の法務に精通した、スペシャリスト弁護士。不動産投資・空き家活用・相続対策などのセミナーで講師経験も多数有している。不動産・相続をテーマとしたFMラジオにも出演。

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • 祖父母の代からの大家の家系に生まれる。
    古い借家で家賃滞納などのトラブルを経験し「不動産・相続」の悩みを解決したいという思いから弁護士を志す。
    自身でも築古戸建を購入し、大家業の経験を積むなど、弁護士の枠内に収まらない不動産の知識と経験を有する。

    多数の不動産会社の顧問弁護士を務めており、また、そのネットワークから建築・リフォーム会社、運送会社等の顧問先企業の数も増加している。
    昨今、「働き方改革」の反面、労働トラブルが増える中で、企業側の労働者問題の対応が増加しており、企業研修などでは「副業」について話す機会も増えている。

    趣味はウイスキー、読書、靴磨き。
    大勢でお酒を飲むのも好きだが、一人の時間を作り、頭の整理をする時間も好き。
    好きな言葉は、「運と縁」。

    山村法律事務所
    神奈川県横浜市中区本町3丁目24-2 ニュー本町ビル6階

閉じる

ページの
トップへ