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所有者不明の空き家・空き地問題に対する従来の対応法。実例からみる民法令和5年民法改正(3)その1

山村暢彦さん_画像 山村暢彦さん 第40話 著者のプロフィールを見る

2022/11/10 掲載

1、令和5年( 2023年 )4月の民法改正

前回に続いて、令和5年の民放改正の話題です。

参照:「 所有者不明土地の利用の円滑化 」で予想されるトラブルとは? 実例からみる民法令和5年民法改正(2)>

この改正により、空き家・空き地の解決方法が一つ加わり、「 所有者不明土地管理制度 」という制度ができました。これは、従来の解決方法に+αとして加わるような形の制度です。ここで、従来の解決方法を一度整理してみたいと思います。

やや難しく、特殊な対応例に感じるかもしれませんが、業者さんでもまだまだこの辺の知識をしっかりと抑えられていないケースがあります。知っていれば「訳あり土地」を正常化する強い味方にもなる知識だと思います。

令和5年改正のテーマは、「 所有者不明土地の利用の円滑化 」ですので、不動産界隈に与える影響は大きいと思います。私も他の民法改正セミナー等の準備をしながら、令和5年改正の条文とにらめっこする日々が続いています。



2、空き家・空き地の問題状況

まず、具体的に空き地の問題が生じると、どのような不動産取引への悪影響があるのかをみていきましょう。

イメージしやすいのは、ゴミ屋敷のまま「 空き...

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プロフィール

山村暢彦さん

山村暢彦さんやまむらのぶひこ

弁護士
不動産投資家

不動産・相続の法務に精通した、スペシャリスト弁護士。不動産投資・空き家活用・相続対策などのセミナーで講師経験も多数有している。不動産・相続をテーマとしたFMラジオにも出演。

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • 祖父母の代からの大家の家系に生まれる。
    古い借家で家賃滞納などのトラブルを経験し「不動産・相続」の悩みを解決したいという思いから弁護士を志す。
    自身でも築古戸建を購入し、大家業の経験を積むなど、弁護士の枠内に収まらない不動産の知識と経験を有する。

    多数の不動産会社の顧問弁護士を務めており、また、そのネットワークから建築・リフォーム会社、運送会社等の顧問先企業の数も増加している。
    昨今、「働き方改革」の反面、労働トラブルが増える中で、企業側の労働者問題の対応が増加しており、企業研修などでは「副業」について話す機会も増えている。

    趣味はウイスキー、読書、靴磨き。
    大勢でお酒を飲むのも好きだが、一人の時間を作り、頭の整理をする時間も好き。
    好きな言葉は、「運と縁」。

    山村法律事務所
    神奈川県横浜市中区本町3丁目24-2 ニュー本町ビル6階

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