1、2022年、年間総まとめ不動産編
前に紹介した令和5年民法改正の話題は、まだまだあるのですが、年末ということもあり、年間総まとめ、まずは不動産取引編から、今年の雑感をお話しできればと思います。
あくまで私としては、不動産・建築会社ではなく、弁護士目線からの雑感ですので、市況とはずれるかもしれませんが、逆に珍しいかもしれませんね。ざっくばらんに、お話しできればと思います。
2、不動産価格は上昇傾向が継続?!
私の活動エリアは都内近郊、1都3県がメインですが、やはり不動産価格は少なくとも現時点では上昇傾向が続いているのかなと思います。
不動産のトラブル処理に関わる中には、売却での解決を目指して出口を探すということがあります。その際、市況が過熱しているおかげで早期に決着したという案件がありました。
たとえば、「 共有物分割訴訟 」において、当初は裁判に移行するほどの対立があったにもかかわらず、市況が過熱しているおかげで、第三者への売却にて和解できたケースがありました。
また、「 使用貸借 」と評価できるか微妙な親族が占拠している不動産が絡む相続案件があったのですが、「 占拠者の処
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