1、2022年、年間総まとめ建築編
前回は、不動産市況ということでお話しさせていただき、今回は不動産建築編として建築業界に焦点を当ててのお話しですが、今回のほうがトラブル系のお話しは多いかと思います。今回もざっくばらんにお話しできればと思います。
参照:融資動向に変化に伴い、新築投資家が増加した2022年。増えたトラブルは?
2、建築業界動向は不安定?!
数年前から続いていたことですが、2015年頃からは特にオリンピック関連の公共工事が増えたことで、「 職人不足⇒人件費の高騰 」等により建築会社で利益率が低下、工事遅延などが発生しました。景気がよさそうに見えて、不安定だった記憶です。
その後、コロナショックを迎え、さらにはウクライナ・ロシアの紛争も発生し、海外を含めた流通の停滞、すなわち、建築資材が不足する状況に陥りました。その結果、建築費の高騰が生じています。
建築業界というのは、元請⇒下請け⇒職人さんというように、どうしても垂直構造になる業界ですので、一か所で工事遅延・支払い遅延トラブルなどが生じ、どこか一社が倒産すると、連鎖倒産などに陥りやすい業界構造をしています。
このよ
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