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証拠がなければ負けてしまう!主張立証責任とは?ーみんなが知らない司法の現実 その2ー

山村暢彦さん_画像 山村暢彦さん 第9話 著者のプロフィールを見る

2021/7/29 掲載

自ら大家としての経験も有する、不動産・相続トラブルに注力する弁護士の山村が、不動産トラブルを予防するために、実話を基にした解決事例をご紹介します。

1、大家業を営むなら、「 裁判 」についても勉強を!

前回に続き、大家業を営む上で知っておくべき「 裁判 」「 司法の現実 」について、数回にわたってお話ししていきたいと思います。トラブルが起きたときに最後の拠り所になるのは、「 裁判 」です。もっとも、「 裁判 」には限界もありますから、大家「 業 」を営む上では裁判についても勉強しておくべきかと思います。

2、なぜ、「 証拠 」「 証拠 」と言われるのか?!

1)「 真実 」が分からないときどうなるのか

裁判制度は、国家が国民のトラブルについて、最終的に解決する制度として設計されています。もっとも、裁判官が幾ら優秀だと言っても、後から、残った証拠によって事実の有無を判断する他ありません。そうすると、「 言ったのか言わないのか 」「 事実があったのか、なかったのか 」、結局、分からないということは良くあることなのです。

そして、「 真実 」が分からないとき、法律では、「 主張立証責任 」という考え方...

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※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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プロフィール

山村暢彦さん

山村暢彦さんやまむらのぶひこ

弁護士
不動産投資家

不動産・相続の法務に精通した、スペシャリスト弁護士。不動産投資・空き家活用・相続対策などのセミナーで講師経験も多数有している。不動産・相続をテーマとしたFMラジオにも出演。

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • 祖父母の代からの大家の家系に生まれる。
    古い借家で家賃滞納などのトラブルを経験し「不動産・相続」の悩みを解決したいという思いから弁護士を志す。
    自身でも築古戸建を購入し、大家業の経験を積むなど、弁護士の枠内に収まらない不動産の知識と経験を有する。

    多数の不動産会社の顧問弁護士を務めており、また、そのネットワークから建築・リフォーム会社、運送会社等の顧問先企業の数も増加している。
    昨今、「働き方改革」の反面、労働トラブルが増える中で、企業側の労働者問題の対応が増加しており、企業研修などでは「副業」について話す機会も増えている。

    趣味はウイスキー、読書、靴磨き。
    大勢でお酒を飲むのも好きだが、一人の時間を作り、頭の整理をする時間も好き。
    好きな言葉は、「運と縁」。

    山村法律事務所
    神奈川県横浜市中区本町3丁目24-2 ニュー本町ビル6階

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