しかし、どこも一緒だからこそ、照明を目立つものに変えるだけで、部屋の差別化が可能になります。というわけで、今日はダクトレール照明を使った部屋の差別化についてのお話です。
ダクトレール照明とは、レール状の配線に直接、照明器具を取り付けられる照明です。別名ライティングレールとも呼ばれていて、照明を自由な位置に取りつけられるのが特徴です。
おそらく皆さんも、ショッピングモールやスーパーなどの店舗で見たことがあると思います。それをアパートのお部屋に導入してしまうのです。
通常、どの部屋も丸いシーリング照明ですので、内見者はダクトレール照明の部屋に入ると、すぐに他の物件との違いがわかります。そのため、記憶に刻まれやすくなり、入居付けに有利に働くのです。
■ ダクトレール照明のメリットとデメリット
ダクトレール照明のメリットとデメリットをざっくりと紹介します。
《 メリット 》
・一目で差別化が認識できる
・レールを延長できるので自由度が高い
・レール上の好きな場所に照明を移動できる
・照明の数を簡単に増減できる
・様々な照明器具を選べる
・一目で差別化が認識できる
・レールを延長できるので自由度が高い
・レール上の好きな場所に照明を移動できる
・照明の数を簡単に増減できる
・様々な照明器具を選べる
一度レールを敷いてしまえば、入居者様のライフスタイルに合わせたライティングが楽しめます。統一システムですのでダクトレール用の照明は、ワンタッチで簡単に交換できます。
照明の光色や配光、シェードのデザイン、ペンダントランプ等、入居者様が自分好みの照明を選んで設置できるので、オリジナリティのあるお部屋作りを楽しんでいただけます。
《 デメリット 》
・レールの色が黒・白・銀の3種類しかない
・シーリングライトと比べコストが掛かる( 苦笑 )
・ファミリー層には不向きな場合がある
・レールの色が黒・白・銀の3種類しかない
・シーリングライトと比べコストが掛かる( 苦笑 )
・ファミリー層には不向きな場合がある
小さなお子さんのいる家庭の場合、視力低下を嫌います。その場合はシーリング+ダクトレールのW照明で回避できます。( 子供部屋になると予想できる部屋はシーリングライトにしておきましょう )
■ 実例紹介
では、実際に私がリフォームしたダクトレール照明を使ったお部屋をお見せします。
直天井の場合、配線は中央以外動かせないのでX字に配置。木目クロスの場合は黒のレールが映えますね。
シックな雰囲気なお部屋の場合も、直天井の中央配線を利用しX字に。レールや照明はホワイトを使用。
インダストリアルな部屋。ここも直天井。中央配線を利用しH型に。
ファミリー向け事例。天井裏にスペースがあればシーリング+ダクトレールもありです♪ 次に、ビフォー&アフターの実例も紹介します。
【ビフォー】意味のない2つのダウンライトがありましたので、この配線を分岐して、ダクトレール照明に変更します。
【アフター】レールを2本にして、中央のシーリングライトをレール式のペンダントに変更し、照明の統一感を出しました。
■ まとめ
いかがでしたでしょうか? ダクトレールって、賃貸物件にも意外と簡単に取り付られるのです。一度設置してしまえば、差別化となりますし、入居者は照明を自由に動かして光の演出を楽しむ事ができます。
もともと自由に室内照明を楽しみたいお客様ならドンピシャではまりますし、照明に無頓着な方でも、一度内見すれば照明の楽しさを理解してくれることでしょう。
案内してくださった仲介スタッフもダクトレール照明の優位性を感じて、これらの部屋を「 決め部屋 」にしてくれました。今では部屋が空くといち早く案内してくださいます。
そろそろ味気のないUFOのようなシーリングライトから、脱却しても良いのではないでしょうか? いつまでも、同じやり方で通用する時代ではありませんよ。次回もお楽しみに~(^_^)/