皆さんこんにちは、満室研究所の山岡清利です。今日は前々回のコラムに紹介した、空室対策に使える500番壁紙10選!2021年度版 の続編として、コラムで紹介した壁紙を実際に賃貸物件に施工した様子を紹介します。
■ おすすめ汎用壁紙( 500番 )のメーカーカタログ2種
まずは、コラムに登場した汎用壁紙( 500番 )のカタログの紹介です。メーカーHPから請求できますので、大家さんならぜひともお手元に用意する事をおすすめします。
< サンゲツ SP 2021~2023 >
空間デザインのポイントとなる、アクセントクロスにおすすめの商品が充実した見本帳。
こだわりのコーディネートを実現できる、多彩なアクセントクロス「 SP 」を掲載。カラーシリーズ17点、チェックやストライプなどのパターン柄7点、人気のレンガやタイル、木目などのマテリアル柄8点がラインアップされている。
< リリカラ XR 2021~2023 >
「 リリカラ XR クロス 2021-2023 」。収録点数は100点。「 きれいに仕上がる 」「 きれいに飾る 」「 きれいに保つ 」が揃った新しい壁紙見本帳。厚みがあり施工しやすい商品はもちろん、豊富なデザイン、カラー、機能性商品など多彩な要望に応える。
■ おすすめ壁紙を施工した実例紹介
1. サンゲツ編
< SP2880 >
単色抹茶色の壁紙を脱衣所に貼った事例です。和テイストを感じる壁紙です。壁1面だけの施工ですが、抹茶色がとても可愛らしく落ち着いた脱衣所になりました。薄くもなく、濃くもなく、どこかホッとする抹茶色は、女性なら年齢に関係なく好む色合いだと思います。凄く良い感じになりますよ。
< SP2894 >
恐らく子供部屋になるであろうお部屋にアクセントクロスとして施工した事例です。柔らかいチェック柄が可愛いですね。壁のでっぱり部分にはSP2903の薄い木目柄のクロスをチョイスし、同系色でまとめ温かみを感じるお部屋にしました。男の子女の子どちらでもOKな色合いです。
< SP2901 >
白レンガ柄の壁紙を使った事例です。閉鎖感のあるトイレのアクセントクロスとして、タンク裏面から洗面ボール部分へとL字面に施工し圧迫感を感じさせないように配慮してみました。白色ベースの壁紙ですので、照明の明かりを反射し明るくなるのも良いですね。
< SP2902 >
グレーレンガ柄の壁紙で、1つ1つのレンガの大きさが小さいのが特徴です。XR-564のエイジング板木目柄のクロスと比べても、レンガ個体のボリュームが小さいのがわかると思います。タイルのようにも見えますね。
今回は部屋の隅の厄介者のでっぱり部分に施工してみました。濃いレンガ柄を大きな壁面に貼ると圧迫感を感じ、部屋が狭く見えますので、このように一部分に使うと良いですよ。
キッチンシンク背面はL字で貼りました。食器棚や冷蔵庫が入りますので、大部分のレンガ柄が隠れる事を想定しています。見えても上部だけですので、圧迫感は感じないでしょう。ポイントはコンロ脇の壁まで壁紙を回す事です。これにより、調理汚れが目立たなくなる効果も狙っています。
< SP2903 >
薄い木目柄の壁紙を使った事例です。部屋の厄介者であるでっぱり部分に貼ってみました。木目( リピート )が目立たない( のっぺりしすぎ・笑 )ので、壁なら大きな壁面に貼るのは避けて、こうした少ない一部分にさっくりと貼った方が見栄えが良いです。
薄い木目がやさしい感じを出してくれますよ~。この壁紙は色の濃さが3種類あります。薄い同系色のSP2894のチェック柄と良く合います。
< SP2904 >
少し濃い目の木目柄です( この壁紙は色の濃さが3種類あります )。今回は天井の最深部だけに施工しました。意外と圧迫感を感じさせず、お部屋のナチュラル感を最大限盛り上げてくれます。
壁ではなく天井に貼ると、近くでマジマジ見ることが出来ないので、木目のリピート( のっぺり感 )が目立たず自然で良い感じです。この部屋の建具は元々ダークブランでしたので、建具との統一感も出て高級感の底上げもできました。
< SP2905 >
濃い木目柄です( この壁紙は色の濃さが3種類あります )。古民家の太い梁をイメージしてマンションの梁の部分だけに施工しました。手前と奥の2か所の梁部分にSP2905を貼ったのですが、ザラザラと凸凹した質感が良い感じです。
こうした天井部分の邪魔な梁部分に、濃い木目の壁紙を貼ると面白いですよ。和室や広い間取りの梁につかうと高級旅館のような感じに部屋を作り上げる事ができます。
2. リリカラ編
< XR-563 >
500番クロスでヘリンボーン柄とは、もう感動のレベル!リリカラさん凄いです。貼り合わせのリピートも簡単なので、DIY初心者でも簡単に柄合わせができます。薄目の木目柄なので部屋が暗くなりにくく、圧迫感が少ないのも良いですね。
上の画像はトイレのタンク背面に施工していますが、こうした狭い幅( 90cm以内 )は上から下に貼るだけですので、素人さんでも簡単に貼れますよ。リリカラさんには、次回は「 濃い木目の500番 」もラインナップに入れて欲しいです。皆さんリリカラさんに期待しましょう!
< XR-564 >
ペンキが剥がれ木目が浮き出てきたようなシャビー感溢れるエイジング壁紙です。カフェスタイル・ナチュラルスタイル等、何にでも合いますね。白ベースの木目柄ですので、北向きのお部屋でも暗く感じさせません。確実にお部屋のお洒落度をアップしてくれる万能クロスといえます。
縦貼りするより、横貼りして木目( 板目 )を横にすると奥行が出て部屋が広く見えると思います。今回は玄関廊下に施工してみました。室内平米数を増やす事はできませんが、目の錯覚を利用して広く見せることはできます。空室対策にうまく活用してください。
< XR-597 >
グレーブラウンベースで細かいストライプが入っている柄のクロスです。今回は主寝室に横貼りしました( 横にストライプになるように )。私が撮影した画像だとグレーのように見えますが (^_^;) 、実際はグレーに近いブラウンです。
落ち着いた大人のお部屋に使いたいクロスですね。右側の邪魔なでっぱり柱部分には「 SP2902 」、床材にはサンゲツの「 HM-10048 」ナチュラルオークを使っています♪
■ おわりに
いかがでしたでしょうか? 今回は コラム第125話 で紹介した壁紙を実際に貼ったお部屋を紹介しました。メーカーのカタログで見るよりも、一般的な賃貸物件への施工事例の方がよりリアリティーを感じられると思います。
今回のコラムやコラム125話の壁紙を参考に、皆さんも空室対策リフォームを進めてくださいね。空室に悩む大家さんの参考になればとても嬉しいです。次回もお楽しみに ~(^O^)/