皆さんこんにちは。満室研究所所長の山岡 清利です。
今回はDIY大家さんに大人気のイケアの全身鏡の取り付け方をお教えいたします。
クネクネミラーも同様にして取り付け可能です。このコラムを読めば初心者でも簡単にイケアの鏡が取り付けられるようになりますので、必読ですよっ!
《 用意する物 》
・イケアの鏡
・石膏ボートアンカー
・電動ドリル( 手動ドリルでも可 )
・プラスドライバー
・下地探し
・下地センサー
■ DIY大家を目指すなら必ず揃えて置きたい3アイテムの紹介
《 1:下地センサーEX 》
石膏ボード コンパネの裏にある下地を光と音で検知してくれる優れ物。
さらに、電線がどこに這わせてあるかをキャッチできる機能も嬉しい!
これがあれば、下地探しは誰でも簡単にできます♪
《 2:下地探し どこ太 LL 》
どこ太LLは最長35mmの厚さまで検知可能ですので、石膏ボード2重貼りでも下地を確実に探せます。この1本さえあればどんなDIYでも対応できます。
壁を手でたたいても、下地の位置はわかりにくいですよ~(^_^;)
《 3:マキタ 14.4V44モードインパクトドライバ 》
インパクト、電動、ドリル、ねじ締めがこの1台で作業できてしまう優れもの!
なんとインパクト機能があるので、コンクリートドリルの刃を装着すれば、コンクリートへの穴開けも簡単にできてしまいます。さらに、充電バッテリーパックを2個用意することで、機動力を活かしたDIYが可能に!
上記の3つのアイテムは内装リフォームになくてはならない道具といえます。DIY大家さんは、必ず用意するようにしましょう。
■ IKEAの鏡を取り付けてみよう!
では、3種の神器を用意したら工事スタートです!
イケアの全身鏡 激安です!
とってもステキなのに、1,000円以下のものもあるほど、 安いんです。
でも、きちんと梱包しないとすぐにパキンと割れてしまうので、宅配業者は取り扱いを拒否中。そのため、梱包&特別輸送費がかかり、通販だと割高になってしまうのが残念!(><)
※ 地方の大家さんがイケア商品を通販で買う方法は過去コラムをご参照ください
まずは、間柱探しです。下地センサーを頼りに、ある程度の下地の位置を探りましょう。おおよその見当がついたら「 下地探し どこ太 」を石膏ボードに突き刺して、壁の向こうの間柱や同縁を見つけます。
今回の物件はなぜか同縁がなく、間柱しかありません。そのため一番下の止め具の1個は間柱に固定、残り1個は石膏ボードにアンカー止めにします。2個ともアンカーでも設置はできますが、強固に取り付けるなら下地材に当てないとダメです。
このようなプラスチック用の石膏ボード用アンカーを用意し、まずこれを壁に埋め込みます。
埋め込む前に、必ず下穴を空けましょう。こうして穴を空けておくとスムーズにアンカーをねじ込むことができます。職人はそのまま直でアンカーをねじ込むそうですが、写真の物件は私の物件ではなく、他人の物件ですので、慎重に行きます。
下穴を開けたらプラスドライバーを利用して、ボードアンカーをねじ込み固定します。このアンカーはボードにねじ込んで行くとアンカーの先が自動的に広がり、ボードに食い込む事で固定する仕組みです。下穴だけは電動ドリルであけて、アンカーのねじ込みは普通のドライバーでねじ込むほうが失敗がありません。
電動ドリルだと力の配分が難しいため、気が付いたらトルクが掛りすぎてしまい、プラスチック製のアンカーが破損してしまうことがあります。素人は手加減しやすいよう、自分の手でねじ込むと割れを避けられますよ。
まずは、下に設置する2個の留め具を壁に取り付けます。2個のアンカーが水平でないと傾いてしまいますので、水平出しは確実に行いましょう!
留め具の下側に巻き込みがありますよね。これで鏡を支えるのです。
下の止め具を付けたら、一度、仮で鏡を取り付けます。理由は上部の金具を取り付ける場所を確認するためです。養生用テープなど、壁紙にダメージを与えないテープで軽く止めるといいでしょう。
仮止めして位置を確認したら、上部金具用のアンカーを壁に埋め込みます。
上部2点止めの金具を下の金具と同様に設置します。
あっと言う間に取り付け完了!
こんな感じでクローゼット近くに全身鏡があれば、毎日のコーディネートも楽ですので、入居者様も喜んでくれるでしょう。DIYでもできる簡単差別化リフォームの一例として、全国の大家さんの力になれば嬉しいです。
しかし、イケアは使えますね。ぜひ札幌進出をお願いしたいものです。
次回もお楽しみに!!