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銀行員が融資を断る投資家には何が足りないのか?

星野陽子さん_画像 第44話

僭越ながら、不動産投資セミナーに登壇することが時々あります。実は講師として不動産投資の話をするのはミスリードしたら嫌だという思いがあり、あまり積極的に引き受けていません。

不動産投資で失敗した人たちも知っているので、「 簡単にできそうだ 」「 とりあえずひとつ買ってみよう 」などと安易に考えてもらいたくない、という気持ちがあるのです。

その一方で、「 不動産投資をしたおかげで人生が楽しい! 」という人たちも大勢いるわけで……。私の周りの不動産投資家たちはこちらのタイプなので、つい、「 不動産投資、サイコーー! 」と言いたくなってしまいます( 笑 )。

さて、失敗した人や悩んでいる人がいるといいましたが、実は皆さん、優秀な方が多いのです。「 なにかを改めたらうまくいくのでは? 」と悶々としつつ、でも、自分の中ではっきりと言語化できないでいました。

そんな中、金融機関で融資をされていた方( Aさんとします )とお話しする機会があり、Aさんの言葉に答えのひとつを見つけたので、ここでシェアしたいと思います。

会話の中で、Aさんは、「 サラリーマンで不動産投資を始めようと融資の相談に来る人の多くは、メンタル・タフネスに欠けるので、融資が難しかった 」とおっしゃいました。

その言葉にピンときた私は、「 メンタル・タフネスに欠けるというのは、どういう意味でしょうか? 」ときいてみました。すると、次のような答えが返ってきました。

「 融資の判断の基準としていろいろな項目があるのですが、そのうちの一つに経営者の資質があります。経営者へのインタビューをしながら、会話の中で、資質を見ていくのですが、成功している経営者の大半に共通する要素として『 覚悟がある 』ことがあげられます。

厳しいことがあっても、すべてを自分の問題と捉えて、逆境に負けずに、あらゆる知恵を絞り、行動をして、事業を維持発展させていこうとする姿勢です。『 折れない心 』とでもいうのでしょうか。

サラリーマンで不動産投資をしたいので融資を受けたいという方たちには、もちろん全員がそうというわけではないのですが、この覚悟が感じられない方が多かったのです。

借入ができて物件が手に入れば、それですべてがうまくいくと思っているような・・・。換言すれば、『 お金を借りて事業を始める 』ということを、甘く見ている感じです。

融資をする側としては、賃貸が順調にいっているときには、順調に借入返済も進むのはあたりまえで、そうでない時に『 この人はどうするか? 』がとても気になるわけです。

でも、残念ながら、『 自分( が選んだこの物件 )は失敗するわけない 』と妄信的になり、色々なデーターを使ってこちらを説得しようとする領域にとどまっている人が多い印象でした。

そして、そういう方は、いざ逆境に陥ると、不動産会社や建設会社に騙されたとか、賃料がこんなに下がるなんて想定外だとか、周りに競合ができたからだとか、他罰的になる傾向があるのです。

その反対に、俺はもうだめだとか、破産するしかない、生命保険を使って返すしかないなど、自虐的になる方もいました。

私たちは善後策の相談のために面談していえるのに、そのようなことを言われると、こちらまでどっと疲れて暗い気分にさせられました・・・」

Aさんの話を聞いて、「 なるほど 」と納得しました。なぜなら、私の知っている「 うまくいっていない 」とか「 失敗した 」という人たちも同じようなこと( 人のせいにしたり自虐的になったり )を言っていたからです。

反対に、私の周りにいる昼間から楽しそうに飲んだり、サンデー毎日だったりする不動産投資家たちは、何かあってもこういう発言はしません。それどころか、トラブルがあるたびに知恵を絞り、その山を乗り越えて、さらにパワーアップしていきます。

不動産投資は事業でもあるので、最終的な責任は自分でとらなくてはいけません。私は不動産投資を始める以上、次のような覚悟を持って取り組む必要があるのではないかと思います。

・なにがあっても人のせいにしない
・最悪のことをシミュレーションしておく
・悪いことが起こってしまった場合はあらゆる手を打つ


従業員と経営者( 不動産賃貸業 )の間には、考え方に大きな差がありますね。経営者は最終的な責任を取らなくてはならないので、覚悟が違ってくるのかと思います。

サラリーマン大家さんは、会社で過ごす時間が長いので、「 従業員 」という意識が強いのかもしれません。その部分を意識的に変えていくことで、不動産投資でも成果を上げていけるように感じました。


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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 星野陽子さん

Yokoさん

職業:特許翻訳者、不動産投資家
独身( 家族は子ども2人と犬2匹 )
夢は旅をしながら仕事や投資をする 旅行投資家&翻訳者&作家になること。

ブログ:不動産投資と大家業

大家列伝【前編】
大家列伝【後編】

■ 星野陽子さんの年表

□2002年
不動産投資の勉強をはじめる。
最初に行ったセミナーはエクシード。

□2003年
東京都板橋区にワンルーム( 区分 )を現金( 440万円 )で購入。

□2004年
JR立川駅から徒歩12分のところに一戸建て( 4LDK、自宅兼オフィスだけれどもキャピタルゲイン狙い )を分離発注で建築。

□2007年
子育てや自宅の建築などで2002年以降、少し休んでいた不動産投資の勉強を再開。藤山勇司さんのセミナー、大家さんの物件見学会、IZUMI塾OBのセミナーや飲み会等に参加。この年、競売物件にも数回、挑戦したが、落札できなかった。買付を入れても一番手になれなかったり、銀行から門前払いされたりという状態が続いた。

□2008年
IZUMI塾第5期を受講し、同期生やOBと話すうちに、借金に対する心理的なハードルが低くなる。

東京都小平市にRC5階建てのマンションを購入
1階と5階は店舗。2階から4階は事務所、2DK、3DKの20戸
約3億円

Yokoさん

□2009年
2003年に購入した板橋区のワンルームを売却。一度も入居者が入れ替わらず、まさに不労所得だった。

□2010年
東京都三鷹市にRC4階建てのマンションを購入
3LDK×21戸
約3億円

Yokoさん

これまでの投資総額は約6億円

■ 著書


陽子さん本
「ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金・銀・銅の法則50」(経済界)


陽子さん本
「ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣」(総合法令出版)


陽子さん本
「貧困OLから資産6億をつかんだ『金持ち母さん』の方法 」(祥伝社)

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