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困った隣人の無茶な要求、そして和解

渡辺よしゆきさん_画像 第43話

こんにちは。出会ってすぐに「 ぶっ殺す 」を連発するBBAの住む物件のことを書いてから、お会いした人のほとんどに、「 あのBBAさんの件はどうなったんですか? 」と半笑いで聴かれているよしゆきです( 笑 )。

さて、今回もそんな巷で話題の「 BBA物件 」についての話題です。本人に遭遇し、かるーく恫喝を受けた前回までの話の内容は、コチラのコラムを参照ください。

前回のコラム⇒困った隣人「 ぶっ殺す! お婆さん 」との対面

まわりの人には「 信じられない 」と言われるのですが、この「 ぶっ殺す 」を連発するBBAが隣に住む物件、私的にはやる気満々で、融資付けを開始する気持ちでおりました。

すぐに人を脅してしまう困った隣人のいる物件を買うのか否か? については、時と場合、そして人にもよるとは思うのですが、私にとってはそんなもん「 積極的検討要因 」でしかありません。

そんなわけで、意気揚々と融資付けをスタート。土地に建つのは償却年数の切れた2棟の木造物件ですので、ここはセオリー通り( ? )に日本政策金融公庫さんに相談に伺いました。

すると、意外にもすんなりと融資OKの返事。その後、契約、決済を済ませた私は電話でアポイントを取り、私が所有することになった物件の隣地にある、BBAの自宅へと向かいました。

「 ピンポーン 」。呼び鈴を押すと、BBAがひょこひょこと現れました。あれ? 久々に出会ったBBAは初見に比べて小さく見えます。


え? この人、本当にあの恫喝おばさん?(´Д`;)


見る限りは年齢通り( ? )80過ぎの普通のお婆さんです。スタートは、まずはBBAの身の上話。BBAには二人の自慢の息子がいるようですが、どうやら二人の息子は最近すっかりと家に寄り付かない様子です。

BBAはその激しい性格からか( 笑 )、近隣住民はおろか、息子たちにも疎まれてしまったのでしょう・・・。同情の相槌を打ちつつ、私は話を聞き続けました。

意外にも、BBAは落ち着いた様子でした。しかし、1時間ほど経った頃、長きに渡り身の上話にお付き合いしていた私に、突如として意外な事を切り出したのです!


「 ところでね、渡辺さん。アナタは私に渡さなきゃイケナイものがあるでしょ? 」(´∀`)


「 えっ!? はっ!? 渡すもの??? 」(´Д`;)


菓子折りは「 いの一番 」でお渡ししております( 笑 )。それ以外に渡す物って、なになに???(´Д`;)


「 あんたね、この前の道を通る訳でしょ? この前の道を通りたければ、私にお金を出さなきゃいけないよ 」(´∀`)


・・・前の道?


BBAの家が接道している通路は幅1m程度で、そのうち敷地に沿って幅30cm程度がBBAの土地。残りの70cm程度が私の土地に沿っており、私の土地となっております。

別に私は普通に、自分の土地を通って家に入れますけど・・・(´Д`;)


「 あんたね、この前の道は、ウチが●○に騙し取られた土地なんだよ! 本当はコレはウチの土地なんだから、あんたは私にお金を払わなきゃいけないよ! 」(# ゚Д゚)


「 ・・・? ちょっと、仰っている意味が分かりませんが・・・? 」Σ(゚д゚lll)


「 私も鬼じゃないからね。50万も出せば何も言わないから、50万出しなさいよ! 」


まさか本気? 私は、スっと血の気が引いて行くのを感じました。私は努めて冷静に公図を持ち出し、しっかりとBBAの目を見つめて話しました。

まずは道路の持分( 本件の場合は土地がしっかり分かれているのですが )のこと。次に、BBAの家の庇が境界から越境していること。さらには、BBAの植木が完全に私の土地に並べられていること・・・。

私が言い終わると、BBAの態度は急変しました!


「 あんたね! そんな事言ったらあれだ! コレだよ! わたしゃモト金貸しだからね! ぶっころ○●#%*▲・・・ 」


机をバンバンと激しく叩きながら、叫びます。後半は何を言っているのかサッパリわかりません( 汗 )。最後には、こんなことまで言い出しました。


「 だったら! あんたが歩けないようにウチの土地に塀を立ててやるからね! 」


しめたっ!
私はコレを聞き逃しませんでした。


「 え! 本当ですか? BBAさんの土地は、通路上に30cmほどの幅しかありませんよ? 塀を立てるのは勝手ですが、BBAさんが家に入れなくなりませんか? 何なら、私も半分出しますから、一緒に塀を立てましょうか! 」


私はそう言ってすぐに、境界を確かめるべく、BBAに外に出るように促しました。


「 え、あ、そ、そうなの・・・ 」


うろたえたBBAに構わず外に出て、実際の境界を示しつつ、もう一度先ほどと同じ事を話しました。そして最後に、こう付け足しました。


「 ・・・こんな感じで境界がありますから、私は自分の土地を通って家に入れます。でね、BBAさん。今までコチラの所有者さんとどのようなやり取りがあったかは分かりかねますが、BBAさんがこちらの家に住んでいる間は、私は植木をどけろとか、土地を通るなとか言いませんから、安心して下さいね! 」(´▽`)


こう言うと、BBAの表情が急に変わりました。


「 え? 渡辺さん、本当に? 植木をどかさないで良いの?? 本当に??? 」(´Д`;)


BBAが人の敷地で大切に育てている立派な植木


「 いや、大丈夫ですよ。これ以上は増やさない事と、通行の邪魔にならない事を約束していただければ 」ヽ(´▽`)/


今振り返ると、この時のこの一言から、すっかりとBBAはその態度を軟化させたように思います。今では物件に行くたびに( 見つかると )上がって行くように言われ、お茶を飲んで話をする仲になりました。

話をするうちに、BBAが過去に信頼していた人に裏切られ、大金を失ったということも知りました。それを機に、人間不信になってしまったのでしょう・・・。こうして、BBA事件は一応の終りを見せました。

難アリ物件を前にしたときは、「 問題の本質が何なのかを見つめること 」そしてそれを「 自分が攻略できるのか否か? 」の二点が重要ですね。投資物件を選定する上での肝になる事を改めて勉強させていただいた出来事でした。


【 よしゆき 今回の格言 】
ケンカからは何も生まれない。相手の立場にたって、小さな事は譲歩をしてあげると、大きなリターンを得られることがある。


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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 渡辺よしゆきさん

よしゆきさん

「空室率75%のおんぼろアパートを満室にしたブログ!」
よしゆきさんのツイッター
よしゆきさんのメルマガ

■ 経歴

現在アラフォーの貧乏零細子沢山兼業大家さんです^^

1973年
東京生まれ

2004年
店舗兼住宅取得

2006年
不動産投資の勉強を始める。浦田健さんや藤山勇司さん、長嶋修さんの著作により多くの基礎知識を得る

2007年
競売により埼玉県越谷市に戸建を落札(表面利回り18%)

2010年
競売物件による賃料収入+鬼のような節制で資金を貯め、 埼玉の山奥にある空室率75%の廃墟寸前アパートを現金一括購入。 1R8戸(表面利回り28%)

しかしこのアパートで・・・7日目にして床下浸水の瑕疵が発覚、 40日目にして2人しか居なかった入居者様のお一人が居室内でお亡くなりになりΣ(゚д゚lll)、 90日目にしてアパート一帯が土砂災害警戒危険区域の選定検査を受ける。(;゚Д゚)!

が、数々の困難を乗り越え、 アパートを再生し8ヶ月で満室に導く。

2011年1月
「行動する大家さんの会(AOA)」を大家さん仲間と共に創立。(初回の勉強会で早くも会場費用自腹の危機を迎える・・・Orz)

2011年5月
全国大家ネットワークに参加
東日本大震災被災者の方を空室に受け入れる運動 「住まいりんぐ」及び「借り住まいの輪」に賛同。現在も被災者の方をアパートに受け入れている。

2011年12月
「FPコミュニケーションズ」主催 「金持ち大家さんアカデミー賞」にて最優秀賞MVPを授賞するというラッキーパンチが炸裂する(TへT

2012年3月
茨城県水戸市にRCマンションを取得。 店舗3戸、1DK×4戸、2DK×8戸(表面利回り24%)

2012年6月
新感覚の管理会社「みまもルーム」へ 外部アドバイザーとして参加

2012年7月
東京ビックサイトにて行われた「賃貸住宅フェア2012in東京」にて 講演

2012年9月
土地活用ドットコムのアドバイザーとなる

2012年12月
「FPコミュニケーションズ」主催 「金持ち大家さんアカデミー賞」にて最優秀賞MVPを2年連続授賞。史上初の二連覇を達成するというマサカのラッキーキックが炸裂!^^;

AOA勉強会やその他の勉強会にて 自身の経験を伝えるセミナーを多数開催。

「全国賃貸住宅新聞」「家主と地主」「日経新聞」などのメディアにも「汗をかく大家」として多数掲載されている。

■ 所有物件

2013年現在
3棟24室賃貸中

■ 著書

よしゆきさん本

「新米大家VSおんぼろアパート【赤鬼荘】-満室までの涙の240日」(ごま書房新社)

■ 投資に対する考え

「貧乏、暇なし、子沢山」と、元々の属性が低い(年収280万程度)為に 「地に足の付いた堅実な投資」をコンセプトとする。

「弱者の戦略」を練った結果、 実績を積むまでは現金購入を念頭に投資を展開。 競売戸建⇒築古地方アパートとじっくりと実績を積む。

次の段階として、資産の拡大へ。 状況が整った為に2012年に借入れにより物件を取得。しかし返済比率を30%未満に抑える事を重要視する事から地方都市での投資となった。

長期計画から、次の物件は「利回りが低くても近隣の物件」を取得する事を目標とし 年内を目処に購入予定。

また次のステージを目指し、法人による物件取得を模索中。 一方で大家業と言う狭義を飛び出した活動を模索。

様々なボランティア活動の他「この世界をどうやって楽しくしていくのか?」を 同じ目線で「今」を生きる多くの人達と一緒に考え、活動する。

NPO法人「みんなの森」へ賛同し、福島の子供達を東京都下の森への キャンプに招待する活動にも賛同、参加。

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