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700万円を奪った元請会社の担当者を告訴。度重なるトラブルと私の決断。

サラリーマン大家ゆめさん_画像 サラリーマン大家ゆめさん 第7話

2021/4/10 掲載

私のマンション建築失敗に関する連載コラムへようこそ。

私は2018年2月に2億4,000万円のマンションを建設するため、工事請負契約を締結しました。これまでのコラムでは、スケジュール通りに進まないトラブルや、元請会社から下請会社への支払いが止まり、工事が中断するトラブルなどをお伝えしてきました。

今回のコラムでは、元請会社との請負契約を解除したあとのさらなる事件とその時の私の感情についてお伝えしたいと思います。正直、辛い辛い日々でした。そんな中でいろんな人の支えがあり、前を向くことができました。

※過去のコラムを合わせて読んでいただけると理解が早まると思います。
参照:これまでのコラム

■ 元請会社の行為を詐欺と考え、警察に相談

請負契約を解除した後、私は工事再開に向けて行動するとともに、以下のようなことも行いました。

・元請会社の行為を詐欺と考え、警察に相談
・元請会社担当者の行為に対し、刑事告訴
・被害を受けたオーナーたちと被害者の会を設立し、請負会社の責任追及

元請会社は工事が中断する直前に、決済金の前払いを要求してきました。すでに元請への信頼を失っていた私はこれを受け入れず、下請業者に直接、自己資金を支払うことで工事を継続していこうとしました。

すると、元請会社は子会社や社員が経営している会社の請求書を下請業者の見積もりの中に紛れ込ませ、私に資金を振り込ませました。その後、工事はまったく進行することはなく、元請会社は破綻しました。

調べてみると、私以外にも同じように中間金や決済金の前払いを要求され、応じた施主が数名いることがわかりました。被害総額は数億円に上ると予測されます。資金を集めておきながら工事を完成させない元請会社のやり口は違法( 詐欺 )ではないかと考えた私は、警察に相談にいきました。

警察からは、「 詐欺と認定するには『 人を欺く行為 』が必要です。少しでも工事が着工しているなら、それは工事を行う意思があり、『 欺くつもりではなく、経営上の失敗 』という反論がなりたってしまうので立件することは困難です 」と回答されました。

■ 元請会社の担当者Aを刑事告訴

上記のような元請会社の行為には社員も関係していました。社員Aは自分の法人を使い、住宅設備を納品するという請求書を下請業者の見積に紛れ込ませて提出してきました。( 当時はその会社が元請会社社員の会社と認識していませんでした )

私はその会社に住宅設備代金として700万円を振り込みましたが、まったく納品されることはありませんでした。

後日、私はその社員Aになぜ納品されないのか確認したところ、「 社長から借りていたお金の返済にあてるため、振り込まれた700万円は即日、元請会社社長の個人口座に振り込んだ。そのため住宅設備を購入するお金はない 」という回答でした。

私が「 何とか納品ができないか 」と詰め寄ると「 騙されるほうが悪い 」と電話を切られてしまいました。さすがの私もこれには耐えられず、警察に社員Aを刑事告訴するために告訴状を提出しました。

これについては、警察も時間を掛けて親身に話をきいてくれました。社員Aの会社口座や元請会社社長の口座など、関係者を調査していただきました。お金の動きなどは裏付けが取れたようですが、警察から次の説明を受けました。

「 あなたのおっしゃる通り、いろいろと事実確認ができましたが、それでも社員Aを詐欺として立件するのは困難です。理由は口座に振り込まれたお金をどう使うのかは口座所有者の自由だからです。

まずは借金返済に使い、後から入金予定のお金で住宅設備を購入する予定だったという言い訳ができてしまいます。お金に色はついていないということです。それでも告訴しますか? 」

警察から説明を受けたとき、私は新たな元請会社と契約をする直前まで進んでいましたので、これ以上、過去の「 恨み 」に取りつかれていては前に進めないと思い「 告訴を取り下げます 」と伝えました。

■ 被害を受けた施主たちと被害者の会を設立し、元請会社の責任追及

上記のことを行いながら、被害を受けた施主たちと「 被害者の会 」の立ち上げを検討していました。私のほかにも、基礎工事しかできていないのに8割以上の工事代金を支払った施主などもおり、ひどい状況でした。

立ち上げの目的は3つありました。

・工事再開に向けた情報交換
・元請会社の責任追及
・私たちのような被害者を出さないための情報発信

私も当初は積極的に動いていこうと資料提供や取りまとめを行いましたが、私自身、元請会社への恨みの感情が強く出てきたため、これでは私の精神状態が持たないと感じ、次第に疎遠になりました。

今回お話しした内容は「 工事の再開 」とは直結しないものです。どちらかというと元請会社に対する恨みの感情から来る責任追及だと思います。こういった行為によって救われるものもあるのだと思いますが、私はこれら一連の経験をしてこう思いました。

「 恨みは何も生み出さない。勉強不足だった自分への高い授業料と考え、前に進もう 」

この考えに至るまでは妻にも「 元請会社に対する恨み 」を話していました。でもあるときを境に「 恨み 」を話さなくなったことで、家の中でも「笑い」が聞こえるようになり、子供たちとも楽しく遊べるようになりました。

あのまま「 恨み 」続けていたら、おそらく家族は離散し、私の精神は崩壊していたと思います。不動産投資を始めた目的である「 家族と一緒に夢の実現 」を不動産のせいで失うところでした。

【 今回の反省とまとめ 】

・詐欺の立証行為は簡単ではない
・恨みは何も生み出さない
・何があっても一番大切な自分の目的を忘れてはいけない

プロフィール

■ ユメさん



サラリーマン大家
関西在住

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不動産投資本当にあった怖い話

ユメさんのblog
夢が叶うか不動産投資

ユメさんのtwitter
@yumechoKM

■主な経歴

高卒で一部上場企業就職

組織の論理が優先される会社員に限界を感じ、不動産投資にチャレンジ

2棟購入後、2億4000万円のマンションの新築にチャレンジするも請負会社が倒産、必死で状況を立て直す

不動産投資の失敗談やサラリーマン大家の気持ちを中心とした情報発信を行う

不動産投資失敗王を目指す(逆境を乗り越えて復活へ)

家賃収入約1,600万円
キャッシュフロー約650万円

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