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海外不動産の減価償却にメス! 今後の税制改正が予測される海外不動産の節税スキーム

渡邊浩滋さん_画像 渡邊浩滋さん 第25話 著者のプロフィールを見る

2017/4/3 掲載

1.会計検査院の指摘

平成28年11月7日に会計検査院が検査報告の中で、富裕層による海外中古不動産を利用した節税に対して指摘がありました。

具体的には、海外不動産を購入して、大きく減価償却を取って税金を抑える節税スキームについて、制度を見直す必要があるのではないかということです。

過去、会計検査院の指摘によって、税制改正に反映されたものは数多くあります。住宅用の賃貸建物を取得する際の消費税還付スキームが、税制改正によって厳しくなっているのも、会計検査院の指摘によるものです。

ですから、今後の税制改正で、海外不動産の減価償却については、何らかの変更が行われるのではないかと予想しています。

2.海外不動産の減価償却の取り扱い

海外不動産は、減価償却が大きく取れるのがメリットだと言われますが、海外不動産だから特別な税制を使うのでしょうか?

実は、海外不動産であっても、日本の税制を適用するのです。減価償却の耐用年数も日本のものを適用します。住宅用の場合、木造なら22年、鉄筋コンクリート造なら47年です。

しかし、海外の建物は、築年数が100年を超えるような建物がざらにありますし、価額も築年数が経っていても、あ...

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プロフィール

渡邊浩滋さん

渡邊浩滋さんわたなべこうじ

不動産投資家
Knees bee税理士法人 代表

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経歴
  • □大学在学中に司法書士試験に合格

    □大学卒業後総合商社に入社。法務部にて契約管理、担保管理、債権回収などを担当

    □商社を退職後、税理士試験に合格

    その頃、実家のアパート経営(5棟、全86室)が危機的状況であることが発覚。 経営を立て直すために自ら経営を引き継ぎ、危機的状況から脱出する

    □2011年
    「行動する大家さんの会」を設立

    □資産税専門の税理士法人に勤務した後、2011年12月、独立開業

    □2013年
    「一般社団法人 大家さんの道しるべ」代表理事就任

    □2017年
    日本全国の大家さんを救うべく、フランチャイズ展開を開始(同じ志を持つ仲間を求めている)

    □2022年10月法人化
    税理士の視点と大家の視点からアパート経営を支援するために活動し、税理士・司法書士のワンストップサービスを提供している

    資格専門学校の講師、賃貸住宅フェアでの講演、セミナー講師等、幅広い分野で活躍中

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