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「虚偽の決算書」でオーバーローンを引こうとする投資家のリスクと責任

渡邊浩滋さん_画像 渡邊浩滋さん 第29話 著者のプロフィールを見る

2017/8/2 掲載

物件を購入する際、自己資金がないからといって、なんとしてもオーバーローンで借りたいという投資家さんが増えてきました。

融資をしてもらう銀行が積極的にオーバーローンで貸してくれるのであれば問題ないのですが、それが叶わず、銀行に虚偽の数字を提出し、オーバーローンを引く投資家さんもいるようです。

■ ウソの決算書でオーバーローンを引くことのリスク

私も、そのために「 銀行に提出する用の決算書を作成してくれないか? 」という相談を持ちかけられることがあります。私は、税理士としてキッパリと「 NO 」と答えます。

そのときに思うのが、「 銀行から融資を受ける立場としての責任をわかって欲しい 」ということです。軽く考えている方が多いようですが、虚偽のデータで融資を引くことは大きなリスクが伴うのです。

大前提として、銀行は税務署に提出した申告書と決算書を見比べて、決算書の数字が申告した数字と合っているかを確認します。そのため、虚偽の決算書であることは通常はすぐにバレます。

仮に、そこでバレなくても、翌年以後の決算書を作るときに、どこかで辻褄が合わなくなります。それだけではありません。

「 粉飾決算に一度手を染める...

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プロフィール

渡邊浩滋さん

渡邊浩滋さんわたなべこうじ

不動産投資家
Knees bee税理士法人 代表

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • □大学在学中に司法書士試験に合格

    □大学卒業後総合商社に入社。法務部にて契約管理、担保管理、債権回収などを担当

    □商社を退職後、税理士試験に合格

    その頃、実家のアパート経営(5棟、全86室)が危機的状況であることが発覚。 経営を立て直すために自ら経営を引き継ぎ、危機的状況から脱出する

    □2011年
    「行動する大家さんの会」を設立

    □資産税専門の税理士法人に勤務した後、2011年12月、独立開業

    □2013年
    「一般社団法人 大家さんの道しるべ」代表理事就任

    □2017年
    日本全国の大家さんを救うべく、フランチャイズ展開を開始(同じ志を持つ仲間を求めている)

    □2022年10月法人化
    税理士の視点と大家の視点からアパート経営を支援するために活動し、税理士・司法書士のワンストップサービスを提供している

    資格専門学校の講師、賃貸住宅フェアでの講演、セミナー講師等、幅広い分野で活躍中

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