最近、不動産に対する融資が厳しくなってきたと漏れ聞こえてきますが、金融機関は相変わらず、低金利での借り換え合戦が続いております。
先日、私のところに、「 借り換え後にキャッシュフローが悪化しました。借り換えなければよかったのでしょうか? 」と、相談に来られた方がいらっしゃいました。
金利が3.5%から金利が1.5%と低くなっているにもかかわらずです。では、どうしてこのようなことになったのでしょうか?
1.借り換えに係る費用
まず、借り換えに係る費用を整理していきましょう。現在借り入れしている金融機関をA銀行、借り換え先の金融機関をB銀行とします。
(1)( 根 )抵当権の設定費用
借り換えをするということは、A銀行で設定していた( 根 )抵当権を抹消し、B銀行で新たに( 根 )抵当権を設定することになります。
( 根 )抵当権の抹消には、登記が必要で、登録免許税がかかります。抹消の登録免許税は、不動産の個数( 不動産の個数が20を超える場合には20 )×1,000円です。
B銀行での(根)抵当権設定についても、登記が必要で、登録免許税がかかります。設定の登録免許税は、登記する債権額( 極度額 )によっ...
先日、私のところに、「 借り換え後にキャッシュフローが悪化しました。借り換えなければよかったのでしょうか? 」と、相談に来られた方がいらっしゃいました。
金利が3.5%から金利が1.5%と低くなっているにもかかわらずです。では、どうしてこのようなことになったのでしょうか?
1.借り換えに係る費用
まず、借り換えに係る費用を整理していきましょう。現在借り入れしている金融機関をA銀行、借り換え先の金融機関をB銀行とします。
(1)( 根 )抵当権の設定費用
借り換えをするということは、A銀行で設定していた( 根 )抵当権を抹消し、B銀行で新たに( 根 )抵当権を設定することになります。
( 根 )抵当権の抹消には、登記が必要で、登録免許税がかかります。抹消の登録免許税は、不動産の個数( 不動産の個数が20を超える場合には20 )×1,000円です。
B銀行での(根)抵当権設定についても、登記が必要で、登録免許税がかかります。設定の登録免許税は、登記する債権額( 極度額 )によっ...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる