1.残念な確定申告書
ご自身で作成された確定申告書や、他の税理士さんが作成した確定申告書を参考に、法人化した方がよいのか、来年以降の戦略をどのように考えたらよいか等の相談を受けることがあります。
その中で、残念だなと思う確定申告書が多く見受けられます。何が残念かというと、「 せっかく支出した経費が無駄になっている 」ことがあるのです。
経費に計上しても意味がないし、それ以上経費をかけても節税にもならない状態になっているということです。これは決算書が黒字でも赤字でも、ありえる話です。
2.黒字の場合( 青色申告特別控除 )
不動産所得が黒字の場合は、青色申告をすることで、青色申告特別控除が受けられます。1室の賃貸からでも10万円の特別控除が受けられます。
事業的規模( おおむね5棟10室以上 )の賃貸経営をしている方は、複式簿記による帳簿をつければ、10万円に代えて、65万円の控除が認められます。
10万円や65万円の支出がなく、経費として使ったのと同じ効果があるので、非常に大きな特典になります。
しかし、赤字の場合には、これらの特別控除が適用できません。10万円控除もしくは65万円の控除は、黒字の範囲...
ご自身で作成された確定申告書や、他の税理士さんが作成した確定申告書を参考に、法人化した方がよいのか、来年以降の戦略をどのように考えたらよいか等の相談を受けることがあります。
その中で、残念だなと思う確定申告書が多く見受けられます。何が残念かというと、「 せっかく支出した経費が無駄になっている 」ことがあるのです。
経費に計上しても意味がないし、それ以上経費をかけても節税にもならない状態になっているということです。これは決算書が黒字でも赤字でも、ありえる話です。
2.黒字の場合( 青色申告特別控除 )
不動産所得が黒字の場合は、青色申告をすることで、青色申告特別控除が受けられます。1室の賃貸からでも10万円の特別控除が受けられます。
事業的規模( おおむね5棟10室以上 )の賃貸経営をしている方は、複式簿記による帳簿をつければ、10万円に代えて、65万円の控除が認められます。
10万円や65万円の支出がなく、経費として使ったのと同じ効果があるので、非常に大きな特典になります。
しかし、赤字の場合には、これらの特別控除が適用できません。10万円控除もしくは65万円の控除は、黒字の範囲...
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