最近、「 持っている不動産を売却したいのですが、不動産として売却するよりも、会社ごと売却した方がよいでしょうか? 」という質問をちらほら受けます。
会社ごと売却することは、「 不動産M&A 」と表現されることがあります。不動産を売るのではなく、会社ごと売ることで、何がメリットになるのか、本当にメリットになるのか? それについて解説します。
1、不動産M&Aとは?
不動産M&Aとは、会社が所有している不動産を売却する場合に、不動産自体を売却するのではなく、不動産を所有している会社ごと売却することです。会社を売却する時は、個人が所有する会社の株式( 出資 )を売却します。
2、不動産M&Aのメリット
なぜ会社ごと売るのかというと、そうすることで売主、買主ともにメリットが生じるケースがあるからです。
1)売主のメリット
会社が所有している不動産を売却し、売却利益が出た場合には、法人税等が課税されます。税率はざっくりと、利益800万円までが約24%、800万円を超えた部分については約36%になります。
これを会社ごと売却すると、個人の所有する株式の譲渡となります。株式の譲渡の税率は、所得税住民税あわせて20...
会社ごと売却することは、「 不動産M&A 」と表現されることがあります。不動産を売るのではなく、会社ごと売ることで、何がメリットになるのか、本当にメリットになるのか? それについて解説します。
1、不動産M&Aとは?
不動産M&Aとは、会社が所有している不動産を売却する場合に、不動産自体を売却するのではなく、不動産を所有している会社ごと売却することです。会社を売却する時は、個人が所有する会社の株式( 出資 )を売却します。
2、不動産M&Aのメリット
なぜ会社ごと売るのかというと、そうすることで売主、買主ともにメリットが生じるケースがあるからです。
1)売主のメリット
会社が所有している不動産を売却し、売却利益が出た場合には、法人税等が課税されます。税率はざっくりと、利益800万円までが約24%、800万円を超えた部分については約36%になります。
これを会社ごと売却すると、個人の所有する株式の譲渡となります。株式の譲渡の税率は、所得税住民税あわせて20...
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