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会社ごと売る?不動産で売る?「不動産M&A」のメリットと落とし穴

渡邊浩滋さん_画像 渡邊浩滋さん 第79話 著者のプロフィールを見る

2021/8/17 掲載

最近、「 持っている不動産を売却したいのですが、不動産として売却するよりも、会社ごと売却した方がよいでしょうか? 」という質問をちらほら受けます。

会社ごと売却することは、「 不動産M&A 」と表現されることがあります。不動産を売るのではなく、会社ごと売ることで、何がメリットになるのか、本当にメリットになるのか? それについて解説します。

1、不動産M&Aとは?

不動産M&Aとは、会社が所有している不動産を売却する場合に、不動産自体を売却するのではなく、不動産を所有している会社ごと売却することです。会社を売却する時は、個人が所有する会社の株式( 出資 )を売却します。

2、不動産M&Aのメリット

なぜ会社ごと売るのかというと、そうすることで売主、買主ともにメリットが生じるケースがあるからです。

1)売主のメリット

会社が所有している不動産を売却し、売却利益が出た場合には、法人税等が課税されます。税率はざっくりと、利益800万円までが約24%、800万円を超えた部分については約36%になります。

これを会社ごと売却すると、個人の所有する株式の譲渡となります。株式の譲渡の税率は、所得税住民税あわせて20...

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プロフィール

渡邊浩滋さん

渡邊浩滋さんわたなべこうじ

Knees bee税理士法人 代表

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経歴
  • □大学在学中に司法書士試験に合格

    □大学卒業後総合商社に入社。法務部にて契約管理、担保管理、債権回収などを担当

    □商社を退職後、税理士試験に合格

    その頃、実家のアパート経営(5棟、全86室)が危機的状況であることが発覚。 経営を立て直すために自ら経営を引き継ぎ、危機的状況から脱出する

    □2011年
    「行動する大家さんの会」を設立

    □資産税専門の税理士法人に勤務した後、2011年12月、独立開業

    □2013年
    「一般社団法人 大家さんの道しるべ」代表理事就任

    □2017年
    日本全国の大家さんを救うべく、フランチャイズ展開を開始(同じ志を持つ仲間を求めている)

    □2022年10月法人化
    税理士の視点と大家の視点からアパート経営を支援するために活動し、税理士・司法書士のワンストップサービスを提供している

    資格専門学校の講師、賃貸住宅フェアでの講演、セミナー講師等、幅広い分野で活躍中

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