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間違ったデッドクロス対策法3選。税理士目線で見た正しいデッドクロス対策とは?

渡邊浩滋さん_画像 渡邊浩滋さん 第94話 著者のプロフィールを見る

2022/7/4 掲載

賃貸経営は、デッドクロス対策が重要と言われています。しかし、デッドクロスばかり目がいくと、間違った対策をしてしまうこともあります。デッドクロスとは何か、正しいデッドクロスの対策は何かを解説していきます。

■ デッドクロスとは

デッドクロスとは、借金をして賃貸経営をしている場合に、1年間あたりの元本返済額が減価償却費よりも大きくなる時点をいいます。

「 年間の減価償却費 < 年間の元本返済額 」



減価償却費は、その年に支出がなく、経費になるもの。元本返済額は、その年に支出があるにもかかわらず、経費にならないもの。相反する性質のものです。

デッドクロスになる時点から、『 経費 < 支出 』となることから、税金が高くなって資金繰りが苦しくなるのです。

しかし、私はこのデッドクロスの算式だけを見るのはキケンと考えています。なぜなら、この算式に振り回されて間違った対策をしている方が多いからです。一般的にデッドクロス対策として紹介されている例を基に検証していきます。

■ デッドクロス対策を検証する

1、繰り上げ返済をする

繰上げ返済のうち、融資期間はそのままで、月々の返済額を下げる方法を取ることで、年間の元本返済額...

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プロフィール

渡邊浩滋さん

渡邊浩滋さんわたなべこうじ

不動産投資家
Knees bee税理士法人 代表

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経歴
  • □大学在学中に司法書士試験に合格

    □大学卒業後総合商社に入社。法務部にて契約管理、担保管理、債権回収などを担当

    □商社を退職後、税理士試験に合格

    その頃、実家のアパート経営(5棟、全86室)が危機的状況であることが発覚。 経営を立て直すために自ら経営を引き継ぎ、危機的状況から脱出する

    □2011年
    「行動する大家さんの会」を設立

    □資産税専門の税理士法人に勤務した後、2011年12月、独立開業

    □2013年
    「一般社団法人 大家さんの道しるべ」代表理事就任

    □2017年
    日本全国の大家さんを救うべく、フランチャイズ展開を開始(同じ志を持つ仲間を求めている)

    □2022年10月法人化
    税理士の視点と大家の視点からアパート経営を支援するために活動し、税理士・司法書士のワンストップサービスを提供している

    資格専門学校の講師、賃貸住宅フェアでの講演、セミナー講師等、幅広い分野で活躍中

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