「勝ちに不思議の勝ちあり、 負けに不思議の負けなし」
まぐれで勝つことはあっても、まぐれで負けることはない。負けるときは必ず、その理由があるものだから、勝ちを追うよりも、「負けないこと」にフォーカスする方が、結果的に勝ちにつながりやすい、という意味の格言です。
本書 『失敗事例に学ぶ!不動産投資成功の教科書』は、不動産投資家サークル「ふどうさんぽ」のメンバーが実際に経験した数々の失敗談(一部は、失敗しそうになった話)を紹介しながら、「どうすればその失敗を防げたのか?」について、サークルの主宰者である著者が解説するもの。
「購入編」「管理編」「売却編」の3つに分類された失敗は、計50以上。無茶な条件を出して情報がもらえないといった初歩的な失敗から、融資で裏技を使おうとしたが金融機関にバレて大ピンチというマニアックなものまで、幅広い事例がとりあげられています。
不動産投資の失敗談がテーマの書籍はこれまでもあったものの、その多くは、「著者の失敗談を読者にシェアする」ことがメイン。原因の分析や具体的な対策には深く触れず、「気をつけましょう」と締められているケースが多い印象でした。
本書が類書と異なるのが
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる