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【不動産投資本】「あやしい投資話に乗ってみた」

不動産投資本/書評 ニュース

2017/02/10 配信

今回はいわゆる不動産投資本ではないが、不動産投資家や、これから大家を志す人にも面白く読めそうな一冊を紹介する。その名も、「あやしい投資話に乗ってみた」。

ayasibook

著者の藤原 久敏氏は元信用金庫勤務で投資好きのファイナンシャルプランナー。趣味と実益、そして本のネタとして、様々なあやしい投資に挑戦し、各投資の特徴、出会った営業マンの容姿や具体的な営業トーク、店舗の様子、そして投資の成果などを包み隠さず紹介している。

@未公開株を買ってみた
A新規公開株を買ってみた
B和牛オーナーになってみた
C海外ファンドを買ってみた
D超高金利の銀行に預金してみた
EFXで新興国通貨に投資してみた
F先物取引をやってみた

挑戦したのは、上記の7つの投資。著者はこれらに自腹で投資しており、中には100万円、200万円という大金を投じたものもある。

「自腹」である以上、損をしたくないのは当然。そのため、マネー雑誌で見るような紹介や解説文とは異なり、その言葉には上っ面から何歩も踏み込んだ臨場感が漂う。

特に読み応えがあるのは、儲かったか、損をしたか、という部分よりもむしろ、「あやしい」と言われているものの「あやしさ」の正体の部分。

ホスト崩れのような20代の男性が資料を届けに来た未公開株の販売会社。路地を入った雑居ビルの5階にあり、フロアのどこにもパソコンなどの機械類が見当たらない超高金利の銀行。購入の見返りの商品がどんどん豪華になる和牛投資。確信に迫る質問をすると、のらりくらりと受け流す営業マン・・・。

読みすすめるうちに、あやしさを醸し出す人や場所にはやはり「それなりの理由」があること、『君子危うきに近寄らず』(君子はいつも身を慎んでおり、危険なことはおかさないという意味)が良く出来た成句であることを感じる読者も多いだろう。

また、インターネットでウワサや業績を検索し、当該会社が破たんする直前に解約、難を逃れた和牛投資の章などからは、被害に遭わないための方法や対策も学ぶことができる。

さらに注目したいのは、著者が投資の実績を積み、お金に関する知識がつくほど、「リスク」がクリアに見えるようになり、迷いが減っていく点。このあたりは、不動産投資にも通ずるものがあるといえそうだ。

これまで「騙された」と感じたことがある人、どうせやるならリスクがあっても高いリターンが欲しいと考えがちな人には、特に得るものが多いかもしれない。

付け加えると、この本はあやしそうな会社の悪巧みを暴くことを目的に書かれたものではなく、「あわよくば、本当に儲かってほしい」という著者の気持ちが根底にある。

著者の予感どおり(?)、投資した後でなくなった会社もあるが、FXや先物取引のように、やり方次第では利益を上げられる商品もあり、著者がそれらの投資商品について情報収集をする過程や、商品のメリット・デメリットを整理するページは、わかりやすく、それぞれの特徴について学ぶことができる。

マジメで時に深刻な内容ながら、後味は軽い。連日の物件検索に疲れてパソコンから少し離れたいとき、金融機関から融資を断られて少し元気をなくした週末などに、手に取ってみてはいかがだろうか。

昔から、魑魅魍魎の住むといわれる不動産投資業界。本書を通じ、「あやしさ」に気付けるアンテナの感度を上げられれば、それは必ず、投資家の強みになるはずである。

健美家編集部

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