今回はいわゆる不動産投資本ではないが、不動産投資家や、これから大家を志す人にも面白く読めそうな一冊を紹介する。その名も、「あやしい投資話に乗ってみた」。
著者の藤原 久敏氏は元信用金庫勤務で投資好きのファイナンシャルプランナー。趣味と実益、そして本のネタとして、様々なあやしい投資に挑戦し、各投資の特徴、出会った営業マンの容姿や具体的な営業トーク、店舗の様子、そして投資の成果などを包み隠さず紹介している。
①未公開株を買ってみた
②新規公開株を買ってみた
③和牛オーナーになってみた
④海外ファンドを買ってみた
⑤超高金利の銀行に預金してみた
⑥FXで新興国通貨に投資してみた
⑦先物取引をやってみた
挑戦したのは、上記の7つの投資。著者はこれらに自腹で投資しており、中には100万円、200万円という大金を投じたものもある。
「自腹」である以上、損をしたくないのは当然。そのため、マネー雑誌で見るような紹介や解説文とは異なり、その言葉には上っ面から何歩も踏み込んだ臨場感が漂う。
特に読み応えがあるのは、儲かったか、損をしたか、という部分よりもむしろ、「あやしい」と言われているものの「あやしさ」の正体の部分。
ホスト崩
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