本書「首都圏で資産を築く!王道の不動産投資」は、素人投資家が知識を身につけることで「セミプロ」となり、敵だらけの不動産投資市場で勝ち抜くための方法を、様々な事例や実践的なノウハウと共に紹介する内容である。
長年、不動産業界に身を置いてきた著者は、「不動産業者の99%は、購入者のその後のことなど考えていない」と言い切る。それは仲介業者も管理会社も、リフォーム会社も同じ。甘くない現実は本書の随所で紹介され、読み進めるうちに身が引き締まる思いになる投資家も多いかもしれない。
例えば、冒頭に紹介されるサラリーマン投資家Aさんの事例。Aさんは不勉強のままセミナーに参加し、提携業社から3棟の地方大型物件を購入。ところが、スタートから半年で収支がマイナスになり、売却しようにも1億円の借金が残ることに。マジメに人生を歩んできたAさんが迎えたのは、「自己破産」という結末・・・。
Aさんのように、「デッドクロスの意味を知らない」、「所得税の仕組みを理解していない」、「長期的な戦略を持たない」という不勉強な状態で、業者にいわれるままに年収の何倍もの借金をしようとする投資家たちに、著者は繰り返し警鐘を鳴らし、カモに
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