ここ10年の不動産投資トレンドにおいては、それまでの新築木造アパートや区分マンション投資などに加え、投資スタイルの二極化がより際立って来ている。
フルローンやオーバーローンなど億単位の融資を引いて、大型RC一棟物件を保有するタイプと、少額の自己資金からスタートして、築古の戸建物件などを再生・保有するタイプの台頭だ。特に後者は参入ハードルも比較的低く、全国的に増えている空き家問題にもフォーカスすることから、近年、多くの注目を浴びていると言える。
そんな中、2015年の前著「空き家を買って、不動産投資で儲ける!」が2万部を超えるヒットを記録し、戸建賃貸経営における独自のライフプランニング論を高く評価されたのが、収益不動産経営コンサルタントの三木章裕氏である。
「全国古家再生推進協議会(全古協)」の顧問も務める三木氏が今回、理事長の大熊重之氏と共著で出版したのが、これから紹介する「儲かる!空き家・古家不動産投資入門」だ。
本書は、これまでの不動産投資の本にありがちな、著者が成功した過去の体験談やノウハウ提供ではない。二人が運営する全古協によって実際に行われている、空き家や古家を「見学」して「物件を購
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