• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

2,927アクセス

【不動産投資本】『儲かる! 空き家・古家不動産投資入門』

不動産投資本/書評 ニュース

2017/09/23 配信

ここ10年の不動産投資トレンドにおいては、それまでの新築木造アパートや区分マンション投資などに加え、投資スタイルの二極化がより際立って来ている。

フルローンやオーバーローンなど億単位の融資を引いて、大型RC一棟物件を保有するタイプと、少額の自己資金からスタートして、築古の戸建物件などを再生・保有するタイプの台頭だ。特に後者は参入ハードルも比較的低く、全国的に増えている空き家問題にもフォーカスすることから、近年、多くの注目を浴びていると言える。

そんな中、2015年の前著「空き家を買って、不動産投資で儲ける!」が2万部を超えるヒットを記録し、戸建賃貸経営における独自のライフプランニング論を高く評価されたのが、収益不動産経営コンサルタントの三木章裕氏である。

「全国古家再生推進協議会(全古協)」の顧問も務める三木氏が今回、理事長の大熊重之氏と共著で出版したのが、これから紹介する「儲かる!空き家・古家不動産投資入門」だ。

img_136515_1

本書は、これまでの不動産投資の本にありがちな、著者が成功した過去の体験談やノウハウ提供ではない。二人が運営する全古協によって実際に行われている、空き家や古家を「見学」して「物件を購入」し、「リフォーム」して「賃貸経営」する、という一連の実践的なフローをステップごとに分け、事例を交えながら平易にわかりやすく解説している。不動産や建築特有の用語については、ページ下に脚注で解説されているのも初心者にはありがたい。

空き家や古家とは文字どおり、「人が住まなくなったり、築年数が経った家」だ。立地や環境、劣化状況によって、物件の価値やリフォーム費用、想定家賃が大きく異なり、いわゆる物件が古くて汚い「ボロ家」など、不動産や建築の知識に乏しい投資家は、購入に不安を抱くケースが多いという。

そこで全古協では月に1度、物件を見て回る「空き家・古家物件見学ツアー」を主催している。リフォームの専門家として認定された「古家再生士」や、先輩大家などのリアルな助言を受けながら空き家物件やリフォーム中の現場を見学し、気に入れば物件を購入することも出来るという。実際に多くの会員が、このツアーによって物件を見る目を養い、多くの空き家・古家を購入しているそうだ。

また、これから大家になろうとする投資家向けに、オンライン講座によって必要な知識を身に付ける「古家再生投資プランナー」という認定制度を設け、大家の育成にも力を注いでいる。

後半では、格安リフォームの具体的な手法や、客付けのノウハウが、事例を交えてわかりやすく解説されている。最終章のステップ5では、物件数を増やすことで収入を上げ、数十年後のライフプランをどう描いていくか?というシミュレーションまで落とし込んだ内容となっている。特に、国の年金など「お上に頼らない」老後を目指すためには、今からどのように資産を増やすべきか、具体的な数字で示されていることが大きなポイントだ。

本書では、物件の探し方や交渉術、売却などの出口戦略といった、一般的なノウハウ本にありがちな内容にはあまり触れられていない。前半のステップでは、全古協の会員だからこそ成し得た体験談も多く、大家または大家を目指す全ての読者に当てはまらない部分もあるが、しかしそれは些細なことかも知れない。

小手先のテクニック論に終始するよりも、本書を参考に空き家や古家を購入、再生し、経済的に自由な老後に向けて大家業を楽しむ。そんなスタイルの投資家を1人でも多く増やすことが、本書、そして著者の大きな目的だと感じた。

築古の戸建賃貸をこれから目指すのであれば、大いに参考すべき1冊と言えるだろう。

健美家編集部(協力:五位野健一)

健美家サイト会員登録で最新コラムやニュースをチェック!

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

ページの
トップへ