地方エリアにおける不動産投資は、過疎化などによる賃貸物件の供給過多によって、今後、より一層厳しさを増してゆくことが確実視されている。
成功するためには、既存の投資スタイルから徐々に脱却しつつ、競合の少ないジャンルや業態に注力していくことが、これまで以上に求められるだろう。
そんな地方の不動産投資に先月、一石を投じる新著が出版された。
当サイトの「不動産投資コラム」でおなじみの加藤ひろゆき氏が、新たな切り口で提案するのが、今回ご紹介する『激安!「空き地」投資』(ダイヤモンド社)である。
■高利回り物件が消えた
みなさんもご存知のとおり、加藤ひろゆき氏はこれまで、北海道内の物件を「鬼のような指値(商標登録申請予定)」で激安に購入し、超高利回りを実現するという、地方の中古物件向けに特化した投資スタイルを提唱してきた。
氏のブログやコラム、数多くの書籍においても、自らの労働力を投入したリアルな体験談やそのライフスタイル、型にはまらないユーモアに満ちた文章によって、多くのファンを獲得している。
その加藤氏がいま新たに展開しているのが、地方郊外の土地を「更地のまま貸す」という投資だ。
2004年に賃貸経営を始めた
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