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【不動産投資本】やってはいけない不動産投資

不動産投資本/書評 ニュース

衝撃的な本だ。一部の不動産業者とスルガ銀行が結託し、客(=不動産投資家)を置き去りにしたまま、自分たちの利益追求に走る“異常な商売”の内情が、著者である藤田知也氏(朝日新聞記者)の取材でつまびらかにされている。表紙題名は、「やってはいけない不動産投資」。確かに、不動産投資のことを知らない人が読めば、不動産投資なんて絶対に「やってはいけない」と感じるようなえげつない内容がいくつも並ぶ。

本書に登場する“あちら側”の行員や営業マンたちは、自分のノルマさえ達成できれば、客の人生を狂わせることなどどうなってもいいと考えている風に見える。しかも、手口が巧妙だ。

あるサラリーマン大家は、自分の知らないうちに書類が偽造され、決済の席で隣にいる営業マンから「数字が違いますけど、話を合わせてください」と告げられたという。戸惑いつつもそのまま決済を終えたというそのサラリーマン大家を「自己責任」と切り捨てるのは酷というものだろう。

すでに家賃収入を得ている不動産投資経験者たちも少なくない。「サブリースのリスクは知っていたが、10年目から借上金額が下がると書いてあったのが、かえって信用できると思った」「知り合いにすすめられて警戒心が緩んだ」といった声をきくと、「勉強不足の素人が欲を出し過ぎて騙された話」というイメージが覆る。

と同時に考えるのが、悪徳業者たちが物件を持ち込んでいたのはスルガ銀行だけでないという事実だ。本来の価値より何割も高い価格の物件を30年、40年といった長期ローンで買った「この本に出てこないオーナーたち」もまた、眠れぬ夜を過ごしているのだろうか。彼らは口々に、「おかしいと思ったところで引き返すべきだった」と口にするが、後の祭りだ。

「エビデンスを偽装してまで金儲けに走った銀行と不動産会社が悪い。こんな魑魅魍魎が跋扈する不動産投資の世界に近づくのはやめよう」。
ジャーナリストである著者は、読者にそう警告したかったのだろう。

だが、不動産投資家なら、このメッセージを丸ごと受け止めるわけにはいかない。エビデンス偽装は違法であり、それにかかわった金融機関と悪徳業者たちが責められるのは当然だ。しかし、昔から不動産の世界には、同じような話はいくらでもある。

「いい銀行も悪い銀行もない。いい不動産会社も悪い不動産会社もない。自分を儲けさせてくれる物件とそうでない物件があるだけ」。ベテラン投資家が語っていた言葉だ。

今回の件で、融資の門は閉まり、市場の風向きは大きく変わった。このフィールドで彼らと渡り合い、利益を上げていくためにはどうしたらいいのか。

トラブルに巻き込まれたオーナーたちを反面教師に、これからの投資に生かせることを探す。そんな風に本書を読み込む読者がいても、著者を裏切ることにはならないはずだ。

健美家編集部

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